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SHANNON『LET THE MUSIC PLAY』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1984年に発表された彼女のデビュー・アルバムである。第二次ブリティッシュ・インヴェージョンの波も収まり、アメリカ勢が息を吹き返してきた中で、R&Bの流を受けたダンス系ミュージックで彗星の如く現れたのが彼女である。結果的にはデビュー曲『Let The Music Play』の一発屋ということになってしまったが、当時のダンス・ミュージックにシンセサイザーを導入したピコピコ・サウンドが氾濫していた時期であるだけに、ショックを与えるようなサウンドであった。本アルバムはアメリカでは最高位32位を記録して、1984年のBillboard年間アルバム・チャートでは61位にランクインしている。また、スイスで30位、イギリスでは52位を記録している。

収録曲は、オリジナル盤では全8曲であったが、2006年に再発されたときに7曲のボーナス・トラックが追加されて、全15曲となった。(ちなみに、オリジナル8曲は約37分半、ボーナス・トラックの7曲は約38分ということで、時間的にはオリジナル盤の倍を超えた。)収録曲は以下の通りである。『Let The Music Play』『Sweet Somebody』『Someone Waiting Home』『Give Me Tonight』『My Heart's Divided』『It's You』『One Man』『Let The Music Play (Re-mix)』。(以下、ボーナス・トラック)『Sweet Somebody (Special Extended Version)』『Give Me Tonight (7 Inch Version)』『Let The Music Play (12 Inch Version)』『My Heart's Divided (Remix)』『Sweet Somebody (Dub Version)』『Give Me Tonight (Dub Version)』『Let The Music Play (Dub Version)』。

この中からシングル・カットされたのは4曲である。デビュー・シングルである『Let The Music Play』がBillboardで最高位8位を記録し、1984年のBillboard年間シングル・チャートでも49位にランクインしている。また、イギリスでは最高位14位を記録している。2nd.シングルの『Give Me Tonight』はBillboardで最高位46位、イギリスで24位を記録、3rd.シングルの『My Heart's Divided』は特にチャートインせず、4th.シングルの『Sweet Somebody』はイギリスで25位を記録している。

お薦め曲は、彼女の代表曲である『Let The Music Play』、シングル曲である『Give Me Tonight』『My Heart's Divided』『Sweet Somebody』、更に『Someone Waiting Home』をピックアップしておく。

現在になって聴くと、やはり'80'sサウンドだと直ぐに分かるものであるのだが、発展途上中だったシンセサイザーを使った所謂エレポップとは一線を画したものであり、当時の流行のサウンドとは毛色の違うものである。結果的に一発屋のような形になってしまったということで、当時の音楽シーンのメインストリームしは違ったもので、タイミングがよかったということで片付けられてしまうのが残念な所である。

とは言っても、'80's中盤のアメリカ勢の復権に関係している一人であるだけに、'80'sサウンドを楽しむのであれば抑えておきたい一人であるのは言うまでもない所である。(ただ、現在では新鮮さを感じると言うことは無いですが...)

 

Let the Music Play

Let the Music Play

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Unidisc
  • 発売日: 2007/11/06
  • メディア: CD


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