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ケータイ刑事銭形結6話[裏ネタ編]PART 7 [ケータイ刑事]

銭形結」の第6話「電気ウナギが明日を照らす ~大学教授殺人事件」の「裏ネタ編」は今回限りです。で、今回は事件解決後にあさみさんがこれを利用しようとしていたことから「静電気」について、そのため。これを手にしていたことから「下敷き」について、「鑑識メモ」で柴田さんがこれを使った芸をやっていたことから「」について、「手品」について記します。尚、「静電気」については「・2話[裏ネタ編]PART 8」で、「手品」については「・20話[裏ネタ編]PART 2」で「マジック(手品)」として記したものをベースとして、それぞれ加筆しました。

また、BS-TBSの本放送時に記した記事(感想)は「ここをクリック」してご覧下さい。

静電気」:物理学的に述べると、電荷が空間的に静止しているか、低速の電荷の移動の状態(発熱、磁気、電波放射が無視できる範囲)である時に、その電荷によって引き起こされる電気現象のことを言う。この時、電荷にはクーロン力と呼ばれる力が働いていることになる。

日常生活に於いて「静電気」と言われるものは、それらの中でも、摩擦帯電によって生じる電荷のことを特に指している。正確にいうと、「摩擦によって電荷が蓄積され、その電荷が放電された現象」である。→冬に静電気でビリッと来た時、「静電気だ」と言うが、これを正確に言うと「静電気による放電現象だ」と言うことになるのだが、この様に言うな人は、例え物理学者でもいないですね...

「静電気」は冬場ではこの放電によってピリピリとくることから、誰からも嫌われているものである。しかし、これを利用した品々は数多く、いくつかのものが製品化されている。現代に於いては、この利用が進んでいることもあって、静電気が無ければ存在しなくなるという道具もある。(その具体的な物としては「圧電素子」である。で、この圧電素子は点火装置(例えば、ガスコンロ、(一部の)ライターなど)やレーザープリンターなどに利用されている。それ以外でも、静電気があれば、その電荷の間にクーロン力が働くため、空気清浄機や集塵機に利用されている。また、掃除機でもブラシの部分にこれを利用しているものもある。

また、自然界には雷があり、雲に蓄えられた静電気が放電することで稲妻が生じる。(雷ちゃんも静電気を利用していると考えていいでしょうが、静電気が無いと、雷ちゃんの技も無いのかも...???)

静電気は上手に利用すると便利なものである。(だからこそ、これを利用した製品が数多く存在しているのである。)しかし欠点もあって、使い方によっては事故や災害の原因になることもある。特に、蓄えられた電荷が放電される時、その放電が火花放電となると、それを火種にして火災や爆発事故が起こる場合がある。石油などであれば液体として目に見えるものであるため、注意することは出来るが、問題はガスである。都市ガスは匂いが付けられているのでまだ気づくことが出来るが、可燃性ガスでは匂いを感じないものもある。そういう可燃性ガスが溜まっているところに火花放電が起こると、爆発する危険がある。(その一例がガソリンスタンドであり、気化したガソリンに引火して爆発する可能性がある。→そのため、ガソリンスタンドには「静電気注意」という注意喚起が行われている。特にセルフ方式のガソリンスタンドでは、このことを知らない人がいるだけに...)

また、ICなどの半導体も静電気の放電によって高電圧が素子に掛かり、そのため素子が破壊されることがある。IC破壊(見た目に破壊されていれば一目瞭然であるが、放電による素子内部の破壊の場合は、外見だけでは分からないのが普通である。)が起こると、その半導体素子を使った電子機器は動作しなくなる。半導体工場では、生産する半導体を静電気から守るための様々な工夫が行われているが、製造過程だけでなく、電気製品の中で使用されていている所でも、静電気に対しては注意が必要であるのは言うまでもない。

静電気が放電する場合は、カミナリは別として、電流値は特に大きいものではない。(電圧は結構高くなることもある。)そのため、電力と言うことではさほど大きくない。とは言っても、これを集めて電力として利用するという研究は結構行われている。(その過程で、静電気を利用した物が生まれているのである。)尚、カミナリの場合は電流も大きいため、電力としてもかなりの電力となる。しかし、カミナリは自然現象であるため、発生場所、発生時間を特定することが出来ない。(発生しやすい場所はけっこうありますが...)→これを逆手に取ったのが映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で、1955年から1985年に戻るための電力としての落雷利用である。

「静電気」は日常生活においては、便利に役立つ場合と、生命の危険が生じる事故に繋がる場合とがある。事故を防ぐには、危険が何処にあるのかを知り、そういう作業を行う場合は、アースされた放電プレートに触れるなどして、蓄えられた電荷を放電することを忘れずに行うことにしましょう。(そういう習慣が身についていると、ドアノブを触ってバチッとくることも少なくなるでしょうし...)

英語では「Static electricity」、ドイツ語では「Reibungselektrizität」、フランス語では「Électricité statique」、イタリア語では「Elettricità statica」、スペイン語では「Elettricità statica」、ポルトガル語では「Eletricidade estática」、中国語では「静電」と言う。

下敷き」:物の下に敷くものの総称である。特に、紙に文字を書く際、紙は比較的柔らかいものであるため、そのままでは書きにくいので、書きやすくするために、書くページの下に敷く薄いプラスチック系の素材の板のことを指す。(誰でも学校でノートを使う際に使っていますよね。)また、これは同時に、筆記具で書いた跡が下のページに残りにくくするためでもあって、次のページに文字を書く場合に書きにくくするものを残さないようにするためのものでもある。

また、毛筆の場合では、半紙の下に布製のものを敷くが、これも「下敷き」である。やはり書きやすくするという役割と、墨が半紙を透いて机を汚すのを防ぐという役割がある。尚、東洋では毛筆文化があるため、布製の下敷きも認識されているが、西洋のように毛筆文化のないところでは、基本的に「下敷き」と言うと、ノートに文字を書く時に利用される薄いプラスチック系素材の板のこととなる。(これは、英語をはじめとする各言語での名称に影響している。)

プラスチック系素材の薄板である「下敷き」は、特に帯電防止処理などが施されないため、人の頭や洋服などに接して擦ると、静電気を発生することで知られている。(誰でも経験がありますよね、静電気を発生させてのお遊びは...)

英語では「Plastic Sheet」、ドイツ語では「Laken der Plastik」、フランス語では「Drap de Plastique」、イタリア語では「Foglio di di Plastica」、スペイン語では「Hoja de Plástico」、ポルトガル語では「Folha de Plástico」、中国語では「敷板」と言う。

」:物を束ねたり結ぶ際に使用される繊維状になった太い糸のことである。特に細いものを「糸」、太いものを「縄」、「綱」、「ロープ」と言うが、その仲間である。(特に、これらを区別する基準になる太さなどは定まっていない。)

構造としては、糸などのような繊維状になったものを編んだものと、組んで作ったものとがある。(特に後者を「組紐」と言う。)素材としては、絹や木綿などの天然繊維を使ったものから、紙、ビニールなどを使ったもの、等がある。(針金などのような金属繊維を使ったものもあるが、ある程度の太さになるため、「紐」と呼ぶことは少なく、「ロープ」や「綱」に入ることが一般的である。)

英語では「String」、ドイツ語では「Schnur」、フランス語では「Ficelle」、イタリア語では「Sequenza」、スペイン語では「Cordón」、ポルトガル語では「Fio」、中国語では「帶子」と言う。

手品」:雑芸の一つであり、予め用意しておいた仕掛けを用いて、観客の錯覚や思い込みなどを利用し、時には注意を別の場所に集めさせることで、(観客の)目の前で実際には実現不可能な不思議な現象がその場で起こっているかのように見せる芸能のことである。「奇術」「魔法」「魔術」「魔力」「呪術」「マジック」などと呼ばれることもある。(また、上位概念となる言葉としては「奇術」が使われ、「奇術」で括られることもある。)現在では、より大がかりな仕掛けを用いたエンタテイメントになっているものを特に「イリュージョン」と呼ぶようになっている。また、日本では江戸時代には「手妻」または「品玉」と呼ばれていたこともあったが、現在ではこの言い方はされない。(「手妻」は「手品」の語源とされている。)

誰もが知っている手品の例としては、何もない箱やシルクハットの中から花や鳩を出す、ステッキが布に早変わりする、ステッキから花が出てくる、などがあり、これらは手品師(マジシャン)にとっては基本中の基本である。

歴史は古く、古代エジプトで行われていたものが起源とされている。それが世界各地に広がり、それぞれの地域の文化と融合し、独自の発展をしていった。(その地域独特のものが現在に受け継がれている。)日本には、中国を経て奈良時代に伝来した「散楽」が起源とされている。それが曲芸などと融合し、日本独自のものに発展していった。(当時は「幻戯」または「目くらまし」と呼ばれていた。)

江戸時代には「手妻」または「手品」と呼ばれるようになり、現在のものに近づいた。(これは日本独自の奇術として、世界に知られていくことになる。→例えば、松旭斎一門の水芸など。)明治になって西洋の奇術が日本に入って来ると、より大がかりな仕掛けを使ったものも行われるようになり、今日に至っている。

また、「手品」には仕掛け(「タネ」と言う。)があることから、それが転じて、様々な考えを巡らせて罠を仕掛けて他人を誑かしたり陥れたりすることを比喩的に「手品」と言うようになっている。この場合は、「目くらまし」「インチキ」「悪事」というような蔑んでみられるというニュアンスを含んでいる。

英語では「Magic」、ドイツ語では「Zaubern von Tricks」、フランス語では「Conjurant ruses」、イタリア語では「Trucchi che scongiurano」、スペイン語では「Trucos conjurando」、ポルトガル語では「Magia」、中国語では「奇技」または「戲法」などと言う。

 

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