ケータイ刑事銭形結7話[裏ネタ編]PART 1 [ケータイ刑事]
今回からの「銭形結」の「裏ネタ編」は、第7話の「初恋は死の香り! ~愛はかげろうのように殺人事件 事件編」に突入です。初回となる今回はサブタイトルにある言葉から、「初恋」について、「香り」について、「かげろう」について、そしてこういうタイトルの楽曲があることから「愛はかげろうのように」について記します。
また、BS-TBSの本放送時に記した記事(感想)は「ここをクリック」してご覧下さい。
「初恋」:文字通り、初めての恋のことを言う。(「恋」は誰もが抱く感情の一つであり、一度きりというものではないですし...)
誰にでも「初めて」のことはあるが、その代表的なもののでもある。そのため、これをテーマにした創作物は非常に多く、音楽(楽曲)をはじめ、小説、詩、映画などでは非常に多く作られているテーマでもある。
英語では「First Love」、ドイツ語では「Erste Liebe」、フランス語では「Premier Amour」、イタリア語では「Prima l'amore」、スペイン語では「Primero el Amor」、ポルトガル語では「Primeiro Amor」、中国語では「初戀」と言う。
「香り」:「薫り」という表記がされることもある。良い匂いのことを言う。匂いには良いものと悪いもの(好まれるものと嫌われるもの)とがあり、前者のことを「香り」、後者のことを「臭い」と言う。
尚、匂いに関しても人によって好き嫌いがあるが、「香り」と呼ばれるものと「臭い」と呼ばれるものはほぼ誰でも共通している。(特に「臭い」に入るものを「香り」と呼ぶ人は殆どいない。逆に「香り」と呼ばれるものでは「臭い」に含める人は結構いるものである。(例えば、香水でもその香りが強すぎると「臭い」となってしまう。))
「香り」はよい印象を与えるため、利用も色々あって、お香、アロマテラピーなどは「香り」を利用したものである。(天然のものを利用したものが基本である。)また、芳香剤もその仲間であるが、これは化学的に作り出して人工の匂いを使っていることもある。
英語では「Fragrance」、ドイツ語では「Duft」、フランス語では「Parfum」、イタリア語では「Fragranza」、スペイン語では「Fragancia」、ポルトガル語では「Fragrância」、中国語では「香味」と言う。
「かげろう」:ひらがな表記をした場合は、気象現象の「かげろう(陽炎)」と昆虫の「かげろう(蜻蛉)」とがある。(漢字表記をすると、それぞれ異なる漢字が使われるため、区別される。)普通は前後の文脈から区別することになるが、この音の語りのサブタイトルは例えとして使っていて、こういう場合は基本的に気象現象の「陽炎」のようなイメージとダブらせてたイメージでの使用ということになる。(意味としては、「はかないもの」「ほのかなもの」「あるかなきかに見えるもの」ということである。)
気象現象の「かげろう(陽炎)」は、(主に)春のうららかな日に、野原などに見られる立ち上る気のことである。
これは、日射によって温められた空気が周囲の空気と混ざる際、光を不規則に屈折させるため、ゆらゆらと立ち上っていくように見えるという現象である。(昔は)春先に見られることが多かったため、春の季語となっている。
しかし、現在では夏の日差しが強い時、アスファルトで舗装された道路ではよく見られる現象になっている。また、飛行場では、ジェット機のエンジン後部から熱風が噴射されるため、その部分で日常的に見ることが出来る。(季節に関係ないが、季語としての「陽炎」は変化が無く、春の季語のままである。)
英語では「Heat Waves」、ドイツ語では「Heize Wellen」、フランス語では「Vagues de la Chaleur」、イタリア語では「Onde di Calore」、スペイン語では「Olas de Calor」、ポルトガル語では「Ondas de Calor」、中国語では「變暗」と言う。
一方、昆虫の「かげろう(蜻蛉)」は、トンボの古名である。また、トンボは現在では昆虫綱トンボ目に分類されるが、トンボ目のことを「蜻蛉目」と言っていたこともあるため、蜻蛉目に分類される昆虫の総称でもある。(要するに、「トンボ」のことである。)
俳句の世界では「蜻蛉」は秋の季語であり、英語では「Dragonfly」、ドイツ語では「Libelle」、フランス語では「Libellule」、イタリア語では「Libellula」、スペイン語、ポルトガル語では「Libélula」、中国語では「蜻蛉」と言う。
「愛はかげろうのように」:アメリカのシンガーであるシャーリーン(CHARLENE)が歌った楽曲であって、原題『I've Never Been To Me』の邦題である。スローなテンポのバラード・ナンバーであって、メロディラインの美しい曲でもある。現在でも比較的耳にすることの多い曲の1つでもある。
1977年に彼女の2nd.シングルとして発表された時にはアメリカ・Billboardで最高位97位を記録しただけで、大きなヒットにならなかった。(1977年の彼女のアルバム「CHARLENE」に収録されている1曲である。)が、1982年にこの曲が再発されると、Billboardでは最高位3位を記録し、1982年のBillboard年間シングル・チャートでも38位にランクインする大ヒットになった。また、イギリスとオーストラリアでは1位の座を獲得する大ヒットになった。日本でも'82年に大ヒットして、日本語でのカヴァー曲もヒットしている。(1986年に椎名恵の『LOVE IS ALL ~愛を聴かせて~』のヒットによって、スタンダード・ナンバーとなって、以後、多くのシンガーがカヴァーしている。)また、CMソングとして使われていたこともある。(確か、松下電器(当時)のムービーのCMだったはず。)
1982年のヒットは、フロリダ州タンパのFM局がこの局を放送したところ、人気が出てON AIRが繰り返されたことでレコードが再発されることになった。そしてそれが全米中に広がり、更にアメリカ以外にも飛び火して世界的なヒットになった。
最初のリリース時に大ヒットした曲が再発された時にリバイバル・ヒットをすることは多いが、この曲のように、最初にリリースされたときには大きなヒットにならなかった曲が再発されて大ヒットを記録するというのは珍しいことである。(他のシンガーのカヴァーでヒットするということは結構あるが、同じ人のままでの大ヒットは珍しい。→最初のリリース時はタイミングが悪かったという言葉で片付けられることが多いのもまた事実である。)
CHARLENEは1950年生まれで、1974年に「CHARLENE DUNCAN」名義でシンガーとしてデビューした。3年間で2枚のアルバムを発表しているが、特に大きなヒットは生まれていない。1977年になって「CHARLENE」名義で発表したセルフ名義のアルバム「CHARLENE」に収録されていた『It Ain't Easy Comin' Down』と『I've Never Been To Me』がシングル・カットされて、共にBillboardで最高位97位を記録、また、別のアルバムの収録曲『Freddie』がBillboardで最高位96位を記録したものの、ヒットしたとは言えない状況であって、成功を掴めなかった。
そう言うこともあって、引退状態になっていたが、1982年に突如ヒットしたことで、シンガーとして復帰することになった。しかし、『I've Never Been To Me』は再発で大ヒットしたが、続いて『It Ain't Easy Comin' Down』も再発されたが、こちらは泣かず飛ばすであった。また、新曲で、STEVIE WONDERとのデュエット曲『Used to Be』を発表したが、Billboardで最高位46位に留まっている。そのため、再発での『I've Never Been To Me』のヒットによる一発屋というイメージが定着している。(尚、現在もシンガーとして活動は続けているが、ヒットは生まれていない。)
また、彼女は10代の時に血痕、妊娠、出産を経験し、更に離婚、麻薬中毒を経験しているということで、1982年の再発ヒットの時には「10代で人生の幸せとどん底を経験している」「人生の華と闇を知っている」などと語られ、「苦労人」として紹介されていた。
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