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STEEL BREEZE『STEEL BREEZE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1984年に発表された彼らの3rd.アルバムである。「A.O.R.」というと日本では「アダルト・オリエンテッド・ロック」というイメージが定着していて、'70's後半から'80'sにはそのジャンルで数多くのヒット曲が生まれ、現在でも支持されているのはご存知の通りである。が、彼らは「A.O.R.」は「A.O.R.」でも「アルバム・オリエンテッド・ロック」の「A.O.R.」バンドである。(特に'80's中盤ではこのA.O.R.は独特の世界を作り出していましたね。)ただ、当時の音楽シーンでは、「産業ロック」が幅を利かせていたこともあって、アルバム・O・Rのものは評価されてもセールスでは苦戦していましたけど...(ということで、本アルバムは特にチャートにはランクインしていない。)

収録曲は以下の全10曲である。『You Don't Want Me Anymore』『Lost In The 80's』『I Think About You』『All I Ever Wanted To Do』『Dreamin' Is Easy』『Every Night』『I Can't Wait』『Who's Gonna Love You Tonight』『Can't Stop This Feeling』『Street Talkin'』。

お薦め曲としては、冒頭からの『You Don't Want Me Anymore』『Lost In The 80's』『I Think About You』の3曲、そして『Dreamin' Is Easy』『Every Night』『I Can't Wait』『Street Talkin'』という所をピックアップしておく。

収録曲は、突出した傑作という曲は無いが、粒ぞろいで当たり外れのない歌曲が集まっている。(アルバム・O・Rであることを考えれば、アルバム志向でまとめられているため、こういうことになるのは当然のことですが...)また、派手な曲も無いが、ハズレという曲もなく、標準偏差が小さいという内容である。が、平均点は高く、1曲1曲をバラバラで聴いているとそうでもないが、アルバムとして捕らえると、上手くまとめられていている。全部で10曲が収録されているが、その10曲で全10部からなる楽章になっているといっていいですね。(伊達にアルバム・O・Rという看板を上げていないということです。)

尚、本アルバムには先日(2011/6/18)に亡くなったE. STREET BANDのCLARENCE CLEMONSやSANTANAのALEX LIGERTWOODが参加しているというように、玄人好みのミュージシャンが参加しているという所もポイントの高いところである。派手さは無いが、じっくりと聴いておくには悪く無いアルバムである。

 

Steel Breeze

Steel Breeze

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Renaissance
  • 発売日: 2008/01/08
  • メディア: CD


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