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THE SOFT BOYS『A CAN OF BEES』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1979年に発表された彼らのデビュー・アルバムである。また、1984年に再発された時にはB面の収録曲の一部が入れ替えられてリリースされているアルバムである。-ポスト・パンクからネオ・サイケに分類される彼らであるが、楽しさもあるサウンドは実に面白いものである。ただ、チャートを賑わすようなヒット曲は生まれていないのが残念な所ではありますが...

本アルバムは、現在まで3つのバージョンがある。というのは、1979年の発表時のオリジナル盤、1984年に(当時、LPで)再発された時のもの、そして1992年にCD化された時のものの3つである。(お買い得なのは'92年盤である。)

1979年のオリジナル盤の収録曲は以下の全11曲である。『Give It To The Soft Boys』『The Pig Worker』『Human Music』『Leppo And The Jooves』『The Rat's Prayer』『Do The Chisel』『Sandra's Having Her Brain Out』『The Return Of The Sacred Crab』『Cold Turkey』『School Dinner Blues (Live)』『Wading Through A Ventilator (Live)』。

1984年の再発盤は、'79年盤の7曲目までは同じであるが、8曲目以降の収録曲は以下のようになっている。『Fatman's Son』『(I Want To Be An) Anglepoise Lamp (Live)』『Ugly Nora (Live)』『Cold Turkey』。(最後の1曲は'79年盤にも収録されていました。)で、LP時代に2つのバージョンがあるということで、1992年にCD化されて再発された時には、'79年の曲順をベースにして、『Leppo & The Jooves』『Sandra's Having Her Brain Out』『School Dinner Blues』がボーナス・トラックとして追加され、その後に'84年盤に収録されている『Fatman's Son』『(I Want To Be An) Anglepoise Lamp (Live)』『Ugly Nora (Live)』が収録されていて、全17曲の収録となっている。

尚、本アルバムがリリースされる前の1977年に『Give It To The Soft Boys』が、1978年には『(I Want To Be An) Anglepoise Lamp』が、それぞれシングルとしてリリースされている。

お薦め曲は、本アルバムからのシングルとは言えないものの、シングル曲の『Give It To The Soft Boys』、そして『The Pig Worker』『Human Music』『Do The Chisel』という所をピックアップしておく、そしてJOHN LENNONでお馴染みの『Cold Turkey』をピックアップしておく。

サウンドはサイケデリックで独特の世界観のある'60's終盤を思わせるものであるが、完全に'60'sサウンドではなく、ポップな所も垣間見られるネオ・サイケである。(このポップな部分というのが独特の楽しさを味あわせてくれている。)

ただ、アクの強い万人向けのサウンドではないので、誰もが楽しめるかというと疑問符が付いてしまうのも事実である。(万人向けのサウンドで、あればそれなりのヒットを記録していたでしょう...)が、UKロックで次々と新しいサウンドが生まれた時期のバンドであるだけに、色々と楽しみ方はあるので、UKロック・ファンが楽しめれば宜しいかと...

 

Can of Bees

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Yep Roc Records
  • 発売日: 2010/10/19
  • メディア: CD

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Rykodisc
  • 発売日: 1992/07/24
  • メディア: CD

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