STEPHANIE MILLS『SWEET SENSATION』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1980年に発表された彼女の4枚目のアルバムである。本アルバムは彼女の発表したアルバムの中では最大のヒットとなったアルバムでもある。(同時に、彼女のシングル曲も本アルバムからのシングルが最大のヒットとなっている。)チャート成績はBillboardで最高位16位を記録している。
収録曲は以下の全8曲である。『Sweet Sensation』『Try My Love』『I Just Wanna Say』『Wish That You Were Mine』『D-A-N-C-I-N'』『Still Mine』『Never Knew Love Like This Before』『Mixture Of Love』。
この中からシングル・カットされたのは2曲である。1st.シングルの『Sweet Sensation』はBillboardでは最高位52位に留まったが、2nd.シングルの『Never Knew Love Like This Before』がBillboardで最高位6位を記録し、イギリスでも最高位5位を記録する大ヒットになった。
お薦め曲は、彼女の代表曲である『Never Knew Love Like This Before』、アルバム・タイトル・ナンバーであり、シングル曲でもある『Sweet Sensation』、そして『Try My Love』『D-A-N-C-I-N'』『Still Mine』というところをピックアップしておく。
捨て曲が無く、アルバム全体を通して彼女の持ち味であるソウルフルであって、彼女独特のボーカルの持ち味を活かしたミディアム・テンポの楽曲と、テンポのよいリズミカルなダンス系チューンとのバランスが良く、上手さがたっぷりと出ているアルバムとなっている。(グラミー賞を受賞したことからも、クオリティが高いことは実証されている。)
チャート成績やセールスということでは、本アルバムがピーク(と言うよりも「一発屋」に近いですが...)であるが、本アルバムの前後を含む3作と、'80's終盤の2作は正に内容のある高いクオリティのアルバムに仕上がっている。シンガーとして脂が乗った時期に突入したということで、女性ボーカルがお好きな方にとってはたまらない内容のあるアルバムである。ボーカルがお好きな方はじっくりと聴き入りましょう!
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