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ケータイ刑事銭形零18話(2nd.5話)[裏ネタ編]PART 6 [ケータイ刑事]

銭形零」の第18話(2nd.5話)「富豪刑事もビックリ!勝手にコラボレーション ~刑事まつり殺人事件」の「裏ネタ編」の5回目の増補となる今回は、この物語に登場した各地からの刑事たちのニックネームである「いたこ」について、「なまはげ」について、「だるま」について、「うなぎ」について、「しのび」について、「貴族」について、「イリオモテヤマネコ」について記します。尚、「いたこ」は「・18話(2nd.5話)[裏ネタ編]」で、「しのび」は「・8話[裏ネタ編]PART 2」で「忍者」として記したものをベースとして加筆し、「うなぎ」は「・24話[裏ネタ編]PART 5」で「鰻屋」として記したものをベースに編集しました。

また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/3/30付です。)

いたこ」:「いちこ」と言うこともある。東北地方において、口寄せ(いたこよせ)を行う巫女のことである。死者や行方不明者の霊を自分に乗り移らせて、その言葉を語る、ということを行う。尚、生き霊を乗り移らせることもある。また、心理的なカウンセラーという側面も有している。

口寄せとしては、毎年7月に行われる青森県・恐山大祭で行われるものは有名である。交霊術を使うということで、霊能力者とされているが、先天的または後天的な盲目の女性というのが多かった。(科学的な説明は出来ないが、)弱視であることから厳しい修行を経て交霊能力を身につけた霊能力者ということになる。ということで、超能力とは全く別物と言うことになる。この物語に登場した「いたこ刑事」は、そういう所が語られていないのがちょっと残念である。

尚、青森県の津軽のイタコの習俗、秋田県の羽後のイタコの習俗、等は、現在では国指定選択無形文化財となっている。

尚、英語をはじめ、殆どの言語では日本語をローマ字にした「Itako」と言う。

なまはげ」:秋田県男鹿半島の各地に伝わる伝統行事である。現在は毎年大晦日に行われているが、元々は小正月(旧暦の1/15)の行事であった。また、現在では国の重要無形民俗文化財に指定されている。祝福をもたらす神が春の初めにやってくるという進行が行事になったとされているものてある。

大きな包丁を持った鬼が家々を訪れていって、怠け者を懲らしめる。また、子供に対しては大きな声で脅すが、家の主人は正装で迎え、宴を催す。

尚、俳句の世界では「新年」の季語である。また、英語をはじめ、殆どの言語で日本語をローマ字にした「Namahage」と言い、中国語では「秋田生鬼」と言う。

だるま」:漢字では「達磨」と記す。禅宗の開祖とされている達磨大師(生没年は不詳であるが、5世紀から6世紀の人物とされている。)が坐禅した姿(赤い手足のない衣を纏って坐禅している姿であり、手足がないのはそのためである。)を模した張り子の玩具のことである。

達磨大師は南インドのバラモン王国の生まれであって、第三王子とされている。盤若多羅に学び、後に中国に渡り、梁の武帝と問答を行ったことで知られている人物であり、少林寺に入って9年間面壁を行ったとされている。そして中国禅の祖として名前を残している。彼の教えは唐の時代になって確立することになって、中国の歴史に於いては重要な役割を果たすことになる。また、弟子も数多くいるが、その全ては確認されていない。(彼に関する記録は現存しているものの、伝説になっている部分もあって、よく分かっていないということもある。)

そのような人物を模したものであるだけに、現在では宗派を越えて縁起物として広く用いられるものになっている。特に日本では選挙の時に候補者が用意し、当選すると目を入れると言うことを行うのが定着している。尚、達磨に目を入れるという行為は、何らかの祈願を行い、その祈願が叶うと目を書き入れるという習慣として昔から受け継がれている。

日本では、群馬県高崎市で生産されている「高崎だるま」が余りにも有名である。(国内シェアの80%を占めている。)

英語では「Dharma Doll」、ドイツ語では「Dharma-Puppe」、フランス語では「Dharma Pomponnent」、イタリア語では「Bambola di Dharma」、スペイン語では「Muñeca de Dharma」、ポルトガル語では「Boneca de Dharma」、中国語では「達磨」と言う。

うなぎ」:ウナギ目ウナギ科に属する硬骨魚の総称である。特に日本では、断りがなければニホンウナギのことを指す。

細長い棒状で暗褐色の身体を持つ硬骨魚である。世界中では20種類程度しかおらず、生息範囲は熱帯から温帯にかけてである。生態系については謎の所が多いが、太平洋や大西洋の深海に散乱し、そこで孵化し、海流に乗って流れ、川を上り、河川や湖、沼の淡水に生息する。そして淡水領域で7~8年過ごし、産卵期に入ると川を下って海に出て、産卵場所に向かっていき、そこで産卵する。

鰻の成魚は50cm程度という種類のものが一般的であるが、大きくなる種類では1mから1.5m程度にまで成長する。(オオウナギは1mぐらいにまで成長する。)体色は一般的に暗褐色であり、腹の部分は銀白色である。(一部に背中が青緑色、灰褐色、腹が黄色のものいる。)尚、基本的に鰻は夜行性である。

日本に棲息するウナギはニホンウナギとオオウナギの2種類である。棲息しているのは主に川谷湖などの淡水領域であるが、河口や海(海水領域)にもいる。また、産卵は海で行うものとされている。(アメリカ産の鰻はバミューダー諸島のサルガッソー海、日本産は太平洋の沖合とされている。→はっきりとは解明されていないが、先日、マリアナ諸島西方の太平洋がウナギの産卵場所だと言うことが判明したニュースが流れ、ウナギの産卵場所を初めて特定出来たとして話題になりました。)

日本では「養殖鰻」も盛んであるが、これは卵の状態から育てている訳ではない。あくまでも海で生まれた鰻の稚魚を育てたものである。(孵化からの完全養殖が実現すれば、もっと安価になるでしょうね。)

日本では古くから食材として利用されていて、石器時代から食材として利用されていた記録がある。(但し、当時は「蒲焼」という料理は存在していない。)古くは、鰻をぶつ切りにして、それを串に刺して焼き、味噌や酢を付けて食べたとされている。現在ではポピュラーな料理である「蒲焼」の元になった醤油や味醂、酒、砂糖を使ったタレを利用するして食するようになったのは江戸時代になってからとされている。現在、鰻料理と言うと「蒲焼」というイメージがあるが、当然ながらそれ以外の料理もあって、白焼き、う巻き、肝吸い、肝焼き、うざく、ひつまぶし、などがある。また、パイに入れることもある。

英語では「Eel」と言うが、食用になるものは特に「Japanese Eel」と言う。(その他、フランス語でも「Anguille du Japon」、イタリア語でも「Anguilla Japonica」、オランダ語でも「Japanse Paling」と言うように「日本」という言葉が入っている。)ドイツ語では「Aal」、スペイン語では「Anguila」、ポルトガル語では「Enguia」、中国語では「鰻魚」と言って「日本」という言葉は入っていない。また、俳句の世界では夏の季語である。

しのび」:人目を避けること、我慢すること、という意味もあるが、「忍者」である「忍びの者」の省略した言い方でもある。特にことわらずに言うと、「忍者」のことを指すのが一般的である。

で、「忍者」は人目を忍んで行動することが一般的であり、また忍術の使い手とされている。日本では古くから諜報活動や破壊活動などを仕事としていたとされる個人、若しくは集団である。古くは鎌倉時代から存在していたとされ、江戸時代にはいくつかの流派の集団が知られている。また、特定の大名に付き、その手先となって様々な活動をしていたとされている。

最も有名なのは、戦国時代の伊賀・甲賀組、紀州根来衆などであって、この時代では各地の有力な戦国武将には必ず忍者集団がいたとされている。(武田氏の透破、越後上杉氏の鳶加当他、相模北条氏の風間党、奥州伊達氏の黒脛巾組、加賀本願寺の修験、出雲尼子氏の鉢屋一党などは忍者として知られている存在である。)また、伊賀忍者(服部半蔵たち)は徳川家康に抱えられ、江戸時代になると徳川幕府で重用され、徳川幕府を支える隠密として活躍したことで知られている。(特に、江戸の町の治安を陰で支える存在であった。)ということで、歴史に名前を残している忍者は何人かいるが、中には完全にフィクションであるのに実在した忍者と現在でも認識されている忍者もいる。

また、現在では「くノ一」というと女忍者のことを指しているが、本来の「くノ一」の意味は「忍者の元で働く下働きの女性」のことであって、「女忍者」のことを指していなかった。それがいつしか「女忍者」のことを「くノ一」と言うようになった。尚、忍者の下働きをする男性のことを「タヂカラ」と呼ぶが、男忍者のことを「タヂカラ」とは言わない。→「くノ一」とは「女」という漢字を書き順に分解したしたものであり、「タヂカラ」は「男」という漢字が「田」と「力」に分解できることに由来している。

「忍者」は日本にいた存在であるが、その独特の衣装(「忍者装束」という)に身を包み、時にはアクロバティックな動きをしたり、「忍術」と呼ばれる術を使うことから、現在では世界的にも広く知られた存在となっている。→現在でも、一部の国では、日本というと「忍者」のイメージがあるという国もある。(良く言われるのは「富士山、芸者、新幹線」と言われるが、「芸者」が「忍者」に置く変わっている国もある。)

英語をはじめとした殆どの言語では「忍者」をローマ字表記した「Ninja」ということで通じる。(「くノ一」も「Kunoichi」で通用する。)尚、中国語では日本語と同様に「忍者」と言う。

貴族」:家柄や身分の貴い人のこと、その一族の人のことを言う。社会的な特権を与えられている身分であって、支配階級でもあって、時代によっては国を支配していた時期もある。(日本では平安時代が貴族の時代であり、西洋では中世が貴族の時代であった。)また、その一族は世襲制であるという特徴がある。

尚、日本では平安時代の貴族が最も有名であるが、明治時代では「華族」と呼ばれる身分の人たちも貴族と同等の特権階級の人たちである。また、日本では皇室と貴族とは区別されているが、西洋では王家と貴族の区別が特に無い所もある。(王家と貴族との間の婚姻関係によって区別出来なくなっていったということもその一因である。)

近代以降は、君主制の廃止によって貴族に対する特権も無くなっていったが、一部の国では「爵位」が貴族の名残として残っている国もある。日本でも明治以後は「華族」として残っていたが、第二次大戦以後はそれが廃止されて無くなった。

英語、フランス語、スペイン語では「Noble」(但し、発音は異なる。)、ドイツ語では「Adlig」、イタリア語では「Nobile」、ポルトガル語では「Nobre」、中国語では「貴族」と言う。

イリオモテヤマネコ」:漢字では「西表山猫」と表記する。ネコ科の哺乳類であって、イエネコよりもやや大形である。体色は暗褐色の地色に縦列になった黒い斑点があるのが特徴である。また、頭蓋には原始的な特徴があって、世界でも沖縄県の西表島にしか生息していない。

1965年に発見されて、特別展根か記念物に指定されている。当然のことながら絶滅危惧種に指定されている。

山猫の中でも原始的な山猫であり、動物学でもいくつかの説があって、ベンガルヤマネコの子孫とする説や、メタイルルスの直径子孫とする説などがあって、詳しいことは分かっていない。

山地の森林に生息していて、哺乳類、爬虫類、鳥類、両生類、魚類、甲殻類の様々な動物を食する肉食である。

英語では「Iriomote Cat」、ドイツ語では「Iriomote-Katze」、フランス語では「Iriomote Chat Sauvage」、イタリア語では「Prionailurus Iriomotensis」、スペイン語では「Prionailurus Bengalensis Iriomotensis」、ポルトガル語では「Iriomote Gato Selvagem」、中国語では「西表山貓」と言う。

 

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