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STING『SOUL CAGES』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1991年に発表された彼の3枚目のソロ・アルバムである。前作から3年3ヶ月ぶりになったこともあって、久しぶりと言うことになったアルバムである。「待望の」と言うことになっただけに、チャート成績も好調であって、本国イギリスでは前作に続いて1位を獲得し、ドイツとスイスでも1位を獲得、アメリカとノルウェーでは2位、おヘストリアとオーストラリアでは3位、スウェーデンで4位、フランスで7位を記録している。また、Billboardの1991年の年間アルバム・チャートでは46位にランクインしている。(但し、チャート成績では前作よりもピークは上位を記録しているが、セールス枚数では前作には及ばなかった。→チャート順位と相対的なものであるということを教えてくれている。)

収録曲は以下の全9曲である。『Island Of Souls』『All This Time』『Mad About You』『Jeremiah Blues (Part 1)』『Why Should I Cry For You』『Saint Agnes And The Burning Train』『The Wild Wild Sea』『The Soul Cages』『When The Angels Fall』。

この中からシングル・カットされたのは全部で4曲である。1st.シングルの『All This Time』がアメリカで最高位5位(1991年の年間シングル・チャートでは92位)を記録したのをはじめ、アイルランドで13位、スイスで18位、フランスで21位、イギリスとオランダで22位、ドイツで23位を記録している。2nd.シングルの『Mad About You』はフランスで43位、オランダで44位、イギリスで56位、ドイツで59位を記録、3rd.シングルの『The Soul Cages』はイギリスで57位、オランダで77位、4th.シングルの『Why Should I Cry For You』はフランスで38位を記録している。

お薦め曲としては、ヒット・シングルの『All This Time』、シングル曲でアルバム・タイトル・ナンバーでもある『The Soul Cages』、そして『Mad About You』、『When The Angels Fall』をピックアップしておく。

本アルバムは内省的なアルバムになっていて、派手な所がないため、地味で隠れがちになっているアルバムでもある。楽曲は秀作が揃っているのだが、盛り上がりに欠けているのも事実である。(これがセールス的に伸び悩んだ一因とされている。)が、芸術的な表現と心の中を上手く表現していて、玄人好みのアルバムとして、非常に完成度の高いアルバムになっている。

POLICEとは完全に違うサウンドで、アーティストとしての輝きを最も感じさせていた時期のアルバムとして、じっくりと聴き込むのにはもってこいのアルバムである。グラスを片手にして、じっくりと聴き込みたいアルバムである。

 

Soul Cages

Soul Cages

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: A&M
  • 発売日: 1991/01/22
  • メディア: CD

ソウル・ケージ

ソウル・ケージ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
  • 発売日: 2003/08/27
  • メディア: CD
ソウル・ケージ(紙ジャケット仕様)

ソウル・ケージ(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: スティング
  • 出版社/メーカー: USMジャパン
  • 発売日: 2009/10/21
  • メディア: CD

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