「ZELLY & ME」 [映画(洋画)]
表題の作品は1988年のアメリカ映画「ゼリーと私」である。日本では劇場未公開であるが、父がロベルト・ロッセリーニ監督、母がイングリッド・バーグマンという血筋の良さを持つ女優・イザベラ・ロッセリーニがその片鱗を見せて評価されるようになった頃の主演作である。(「ブルーベルベット」と「ワイルド・アット・ハート」の間に出演した作品である。)不幸な生い立ちを持つ女性の人間ドラマである。
作品データを記しておくと、時間は88分、監督と脚本はティナ・ラズボーン、撮影はミカエル・サロモン、音楽はピノ・ドナッジオである。そして出演は、イザベラ・ロッセリーニ、グリニス・ジョーンズ、デヴィッド・リンチ、アレクサンドラ・ジョーンズ、ジョー・モートン、たちである。
両親が交通事故で亡くなったため、祖母に引き取られることになった娘・が、祖母は厳格に育てようとして厳しい日常生活が科される。そんな彼女を不憫に思ったフランス人の家庭教師は、クビとナルコとを覚悟して、彼女を祖母の厳しい環境から解放させようとするのだが...
物語としては、特にこれという所が無い平凡な人間ドラマてある。が、あのイングリッド・バーグマンの血を引くイザベラが持ち味の片鱗を見せているということで、この点で、更には彼女とは「ブルーベルベット」で、更に後に「ワイルド・アット・ハート」で汲むD・リンチが本作では俳優として出演しているところですかね...
物語を追っていくというのは正当な作品の見方であるが、本作はそういう所は脇に置いておいて、キャストの人間関係を意識してみてみるということをしても面白い作品である。(ストーリーが平凡であるため、こういう変化球で作品を楽しむとかない...)
↓ビデオです。(日本版と輸入版)
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