SSブログ

THOMAS DOLBY『FORTY』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは2001年に発表された9年ぶりとなる彼のアルバムである。1993年にコンピュータ関係の会社を立ち上げて、音楽の世界からは離れていた彼が、久しぶりにファンのために製作したのが本アルバムである。小さな会場での演奏を収録下ものであるため、内容としてはライヴ・アルバムということになっているが、メジャー・レーベルでのリリースではないこともあって、チャートにランクインするようなことは無かったが、'80'sには「マッド・サイエンティスト」「博士」などと呼ばれた彼らしいサウンドは健在ということを知らしめたアルバムである。

収録曲は以下の全7曲である。『The Ability To Swing』『Screen Kiss』『I Love You Goodbye』『I Scare Myself』『One Of Our Submarines』『My Brain Is Like A Sieve』『Hyperactive』。

本アルバムからはシングルはリリースしていないが、3曲目以降の5曲はかつてシングルとしてリリースされた曲であり、彼にとってはお馴染みの曲ということになる。ただ、アメリカで一発屋のような感じで大ヒット(1982年にBillboardで最高位5位を記録。)したあの曲は入っていないところが彼らしい選曲でもある。

お薦め曲としては、『I Love You Goodbye』『One Of Our Submarines』『Hyperactive』という所をピックアップしておく。

本アルバムは、往年のファンのために録音したものであって、もともとセールスを考えたものでは無い。また、チャートにランクインするようなこともなかったため、本アルバムの存在を知らないファンも多いのも事実である。

そんな本アルバムは、一応はライヴ盤として扱われているため、希少価値のあるものになっている。(以前にスタジオ録音したものを編集したように集めたものであれば、単なるベスト盤と同じであって、余り意味はないですからね...)そういう希少性ということから幻のアルバムとされていたものである。また、マイナー・レーベルからのリリースであったため、海賊版のような胡散臭さがあるのもまた事実である。

そんな本アルバムが近年ではダウンロードによって入手出来るようになっているという所も、また凄い所ですね。何せ、'80'sの鬼才である彼の幻の希少アルバムを入手出来るのですから...(ただ、言うまでも無くダウンロードでは、アルバムという目に見える形が無いので、希少価値のあるアルバムを手に入れたという感じはしないですけど...)→数少ない希少盤を、中古店を探し回って入手出来たときの嬉しさにはとうてい及ばない些細な嬉しさでしかないですけど...

ということで、'80'sに彼のサウンドを聴いたという方は、耳を傾けておいても損のない希少アルバムである。

 

Forty

Forty

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Import [Generic]
  • 発売日: 2003/12/30
  • メディア: CD

↓希少アルバムであるため、中古CDはプレミアが...


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。