TUBES『THE TUBES』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1975年に発表された彼らのデビュー・アルバムである。サンフランシスコをベースとして活動するバンドには個性的なバンドが多いが、彼らも'70'sのシスコで、独特のサウンドを奏でることになるバンドである。(但し、ブレイクするのは'80'sになってからですが...)本アルバムはそんな彼らのデビュー・アルバムということで、彼らの原点を知ることが出来るアルバムである。尚、チャート成績はBillboardでは最高位113位を記録している。
収録曲は以下の全8曲である。『Up From The Deep』『Haloes』『Space Baby』『Malaguena Salerosa』『Mondo Bondage』『What Do You Want From Life』『Boy Crazy』『White Punks On Dope』。
この中からシングル・カットされたのは『White Punks On Dope』であるが、アメリカではチャートインせず、イギリスでは最高位28位を記録するヒットになっている。(但し、イギリスでのヒットは1977年のことである。)
お薦め曲は、シングル曲の『White Punks On Dope』、そして『What Do You Want From Life』、7分近い大作である『White Punks On Dope』、そして『Mondo Bondage』をピックアップしておく。
本アルバムはポップな路線を中心としているため、とても聴きやすいのだが、まだまだ荒削りな所があって、アルバムとしての完成度という所は今一つである。しかし、その荒削りなところがまた魅力であるのも彼らの特徴である。
また、本アルバムの収録曲は彼らのキャリアでも最初に位置するものであって、それを大事にしているため、ヒットと言うことには無縁であるものの、お馴染みになっている曲があるだけに、しっかりと聴いておきたいところである。
尚、彼らのバンド名は「TUBES」であって「チューブス」であるが、日本では夏の時期になると耳にすることが多い「チューブ」と間違えられることがあるそうである。が、そういう間違いから彼らのサウンドに接点を持つことになっても面白いでしょうね。(ということで聴いてみるというのも宜しいかも...)
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