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「殺妻二人組」 [映画(洋画)]

表題の作品は1986年の香港映画「殺したい妻たちへ」である。(英語タイトルは「KILLING WIVES SOFTLY/100 WAYS TO MURDER YOUR WIFE」と付けられている。)日本では劇場未公開であったが、後にビデオとLDがリリースされ、DVD化もされている。都会派のライト・コメディであって、ジョイ・ウォンアニタ・ムイという2人がそれぞれ魅力ある妻を演じている作品である。一応、「4大スター共演」と言うことになっているが、本作公開当時は「ユンファ&アニタの二大スターに、ジョイ&ケニーという新星の共演と言った感じでした。

作品データを記しておくと、時間は99分、監督はケニー・ビー、脚本はアレックス・ロー、撮影はリョン・チーミン、音楽はケニー・ビーである。そして出演は、チョウ・ユンファ、ジョイ・ウォン、ケニー・ビー、アニタ・ムイ、バリー・ウォン、ヤン・チャンユー、パン・キンサン、アンソニー・チェン、チェン・オンケイ、たちである。

サッカーのスタープレーヤーのファーとロベルトは、共に妻に対して不満を持っていた。ファーの妻・チャイチェンは気立てがよく優しい女であったが、誰とでも親しくすることからファーにとってはそれが全て浮気をしているように感じられていた。一方、ロベルトの妻・アニタは夫を不覚愛しすぎていて、何にでも口を出してしまい、それがロベルトにとってはお節介に感じられていた。そんな2人は、互いに妻に対する不満があることを知ると、意気投合すると、お互いの妻を交換殺人するということにした。まずはファーがアニタを殺そうとして侵入したが、逆襲され、「ロベルトに愛人ができ、君を殺せと頼まれた」と白状してしまった。一方、ロベルトはチャイチェンを殺そうとしてやってきたが、パーティが行われていて、完全に失敗してしまう。が、2人はサイド互いの妻を殺そうとするが、全て失敗し、ついには仲間割れとなる。で、アニタとチャイチェンが揃っている所で交換殺人のことを全てぶちまけた。それを知ったアニタとチャイチェンは愛想を尽かして出て行ってしまう。妻に去られたことでファーとロベルトは初めて妻の大切さと愛情に気づかされることになり、それぞれが妻を必死で探し、仲直りをしたのだった。

軽いタッチのコメディということで、とても見やすい作品である。それにしても、ジョイ・ウォンとアニタ・ムイはタイプは違うが、それぞれ特徴のある美人であって、しかも性格も悪くはない美人妻に対して交換殺人をという発想が凄すぎますね。(特に、ジョイ・ウォンが演じている初々しい妻を殺してしまおうという発想は...)が、最終的には丸く収まって、そういう所も香港映画らしいところですね。

 

殺したい妻たちへ [DVD]

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