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ケータイ刑事銭形零20話(2nd.7話)[裏ネタ編]PART 9 [ケータイ刑事]

銭形零」の第20話(2nd.7話)「音声スタッフは語る ~ノイズに埋もれた殺人事件の「裏ネタ編」の増補は今回限りです。で、五代さんがこれと言った「ピンポン・ダッシュ」について、バレンタインということで出てきた「本命」について、「義理」について、この物語のポイントになった「電子音」について、「指向性」について、「鑑識メモ」で柴田さんが口にした「ドップラー効果」について記します。尚、「電子音」は「・10話[裏ネタ編]PART 6」で、「ドップラー効果」は「・20話(2nd.7話)[裏ネタ編]」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/4/10付です。)

ピンポン・ダッシュ」:悪戯の一つであって、用事がないのに、他人の家の呼び鈴(玄関チャイム)を押し、すぐさま逃げて行くというものである。押された家の人はインターホンに出たり、玄関に姿を見せるが誰もいないということで、完全な迷惑行為の一つということになる。

子供が学校帰りに行うなど、比較的良くある悪戯の一つであるが、これによって迷惑を受けた方が被害届を提出し、警察に連絡し、やった子供がこっぴどく叱られたということがあったこと、更に最近では防犯カメラが普及しだしてことで、呼び鈴を押したときの映像が記録されることで、これを誰が行ったかが特定出来ることなどから、最近では減少している。

尚、これを悪用した手口として、空き巣が狙う家に人がいるかどうかを確かめる方法として、これを行ってその家の様子を確認するということが報告されている。

尚、個々で言う「ピンポン」とは、卓球の別名とは関係なく、玄関チャイムを雄と「ピンポーン」という音がするものが多いことから、その音のことを指している。また「ダッシュ」は、ダッシュして逃げるということから来ている。

悪戯の中では可愛いものの一つであるが、最近ではこれの被害者が加害者に対して、精神的な慰謝料を請求することがあったり、店の場合では業務を妨害する行為と見なされて「偽計業務妨害罪」が適用されることもあって、犯罪行為として扱われることもある。

英語では「Ping-Pong Dash」、または「Knock, Knock, Ginger」という言い方がある。

本命」:競馬などレース、または競輪、ボート、オートレースなどの賭け事のレースに於いて、最も多くの人が1着になると予想されている馬、または選手のことを指す。「優勝候補」と言う言い方もあるが、賭け事であれば「本命」と言うことが多く、賭け事でなければ「優勝候補」と言う言い方がされることが多い。

また、そこから転じて、あることで最有力と見込まれている人のこと、意中の人のことを言う。(特に、この物語のように、バレンタインデーということでは、「意中の人」という意味になる。)

英語では「Favorite」、ドイツ語では「Lieblings」、フランス語では「Favori」、イタリア語では「Favorito」、スペイン語、ポルトガル語では「Favorito」(但し。発音は異なる。)、中国語では「優勝候補者」と言う。

義理」:物事の正しい道筋、道理のこと、人のふみ行うべき正しい道のこと、交際上の関係から務めなければならない行為や物事のこと、直接的な血縁関係はないが血族と同じ関係を結ぶこと、を言う。

最初の意味では「義理と人情」と言う言葉で語られることが多く、最後の意味では婚姻関係によって生じる「義理の息子/娘、親子」と言うものが該当する。

この物語では、バレンタインデーに関係するものであり、「義理チョコ」ということになるが、これは交際上の関係から形だけ整えて渡すという意味が該当することになる。

英語では「Obligation」、ドイツ語では「Gerechtigkeit」、フランス語では「Justice」、イタリア語では「Giustizia」、スペイン語では「Justicia」、ポルトガル語では「Justiça」、中国語では「情理」と言う。

電子音」:電気回路によって作り出される音の総称である。簡単なものとしては電子ブザーの音などが該当する。現在では、身の回りに色々とこれを発するものがあって、人間の生活に深く密着したものになっている。

基本的には、発振回路によって発振させた電気信号を増幅してスピーカーに入力して音を出すものである。この時、単一周波数の音を鳴らすことは簡単にできることであって、電子ブザーはこれである。(この音を「ブザー音」または「ビープ音」と言う。)また、異なる周波数の信号を発振させて、それらを合わせて出力する場合は「電子和音」と呼ばれる。(1つの周波数の信号を発振させて、その倍音成分を加えたものであっても「電子和音」に含まれる。また、「電子和音」(複数の周波数成分を有する音)のことは「ビープ音」とは言わない。→「ビープ音」は単一周波数成分しか含んでいない音のことでもある。)

ブザー音は人に注意を喚起するために鳴らす音であるため、誰にでも聴きやすい周波数の音が使われる。一般的には数百Hz~数kHzの音が使われる。これは、人間の可聴周波数帯域は20~20kHzとされているが、加齢と共に可聴帯域が狭くなっていくため、高齢者でも十分聴くことが出来る帯域の音にするためでもある。そのため、声として日常的に使われる周波数に近いものが選ばれて使われている。

電気回路で作られる元になる信号は正弦波であって、これは単一周波数の信号である。発信周波数は自由に設計できるため、それに増幅回路とスピーカーがあれば構成できるため、電子音を発生する装置は実に簡単な回路で作られる。

電子音は、(基本的に)単一周波数の信号であるため、音の反射や反響も周波数に応じた変化が生じない。よって、人間の耳に到達した電子音にはどの方向から届いても変化がない音として届くことになるため、指向性が無いように感じられる。

現在、様々な電子製品では単一周波数の電子音よりも、電子メロディや音声合成した音が用いられることが多くなっているが、安価な電子機器に於いては、単一周波数の電子音(ビープ音)は多用されている。

英語、ポルトガル語では「Bleep」(但し、発音は異なる。)、ドイツ語では「Piepse」、フランス語では「Bip-bip」、イタリア語では「Fa' bip」、スペイン語では「Bip」、中国語では「電子音」と言う。

指向性」:ある1つの波源から放射される電磁波(音、光、電波などがある。)の強さが、方向によって異なるという性質のことを言う。電磁波の波長が短い(=周波数が高い、則ち、音波から光に近づくほどということになる。)ほど、その傾向が強くなる。

また、アンテナの場合は、受信する電波の到来方向によって受信感度(利得)が異なる性質のことを言う。→この性質があるため、テレビ放送のアンテナを設置する場合は方向調整が必要になる。また、地上波用アンテナよりもBS/CSのパラポラアンテナの方が指向性が強いため、方向調整がよりシビアになる。

一般的に、指向性は角度で現されるが、その角度は「半値幅」(中央値(=ピーク値)の1/2になる範囲)が用いられる。

英語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語では「Directivity」(但し、発音は異なる。)、ドイツ語では「Richtwirkung」、フランス語では「Directivité」、中国語では「指向性」と言う。

ドップラー効果」:オーストリアの物理学者・ドップラー(1803~1853年)が1842年に発見したものであって、彼の名前にちなんで命名された現象である。内容は、波動の源と観測者が相対的に運動している時、観測者が感じる振動数と、波源の振動数とが異なるという現象である。学術的用語を使って記すと、難しいものの様に感じるが、日常、誰もが経験していることであって、自分に近づく救急車やパトカーのサイレンの音は高く聞こえ、自分から遠ざかる時はそれが低く聞こえる、という現象がこれである。(これを経験したことがないという人はまずいないでしょうね。)

音源の周波数、観測者の移動速度、音源の移動速度、音速(正確には、気圧や温度によっても変化する。気温が1度変化すると、約0.6m/s変化する。)が分かれば観測者が耳にする観測周波数も計算できる。

「ドップラー効果」は一般的には音について体験することが殆どであるが、振動数をもったものであれば他の事象でも起こる。それが「光のドップラー効果」である。宇宙観測で、銀河系から遠ざかる別銀河から届く光は、地球から遠ざかることになるため、元の周波数から下がって観測されることになり、元の色よりも赤色の方にシフトする「赤方偏移」という現象が起こる。(同じ理屈で、近づく場合は「青方偏移」によって、元の色よりも青(紫)色の方にシフトする。)→但し、光の場合は特殊相対性理論が必要になるため、音の場合と少し事情が違ってくる。

尚、原理的には、自分に近づいてくる光源の光はより「青」く、遠ざかる光源の光はより「赤」く観測されることになるが、光速(約30万km/s)に対して観測者や光源の移動速度は無視できるような極微少であるため、そこまでの変化は感じられない。(例えば、相対速度が時速100kmであっても、0.02%の変化しかない。ピッチャーが投げた150kmの野球ボールもバッターの目には0.026%周波数が上がって見えるが、これも誤差にも鳴らないような微少な値である。→原理的には、ピッチャーが投げたボールはより青く見え、打ったボールはより赤く見えることになる。)日常生活において、光のドップラー効果による色の変化が分かるというような人がいたら、それは物理現象として捕らえているのではなく、視力に異常が生じていると考えるべきであって、まずは眼科で診察を受けるべきです。

英語では「Doppler Effect」、ドイツ語では「Doppler-Wirkung」、フランス語では「Doppler Effectuent」、イタリア語では「Doppler Effettua」、スペイン語では「Doppler Efectúan」、ポルトガル語では「Doppler Efetuam」、中国語では「多普勒效應」と言う。

 

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