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UB40『PRESENT ARMS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1981年に発表された彼らの2nd.シングルである。'80's後半にはワールド・ミュージックが台頭するが、'80's前半にはそれに先駆けて、レゲエが注目されてブームを巻き起こすことになったが、彼らはレゲエを広く知らしめることになったバンドの代表的なグループの一つである。本アルバムは、世界的には大きなヒットになっていないが、本国イギリスでは前作に続いて最高位2位を記録する大ヒットになって、彼らのレゲエ・サウンドはイギリスではすっかり定着することになったアルバムである。

収録曲は全10曲であったが、UKのオリジナル盤は、2枚組になっていて、1枚は通常アルバムということで全8曲の収録、2枚目は12"シングルという位置づけで、A/B面に1曲ずつの2曲、合計で全10曲の収録となっていた。(CDでは1枚に10曲が収録されている。)収録曲は以下の通りである。『Present Arms』『Sardonicus』『Don't Let It Pass You By』『Wild Cat』『One In Ten』『Don't Slow Down』『Silent Witness』『Lamb's Bread』。(以下、12"シングルに収録)『Don't Walk On The Grass』『Dr X』。

この中からシングル・カットされたのは2曲であって、1st.シングルは『Don't Let It Pass You By』、2nd.シングルは『One In Ten』である。前者は『Don't Slow Down』とのカップリングであって、イギリスで最高位16位、アイルランドでは最高位18位を記録するヒットになっている。一方、後者はイギリスで7位、アイルランドで18位、ニュージーランドで20位を記録している。

お薦め曲は、シングル・ヒットを記録している『Don't Let It Pass You By』と『One In Ten』、そしてアルバム・タイトル・ナンバーである『Present Arms』、それ以外からは『Don't Walk On The Grass』をピックアップしておく。

ポップな曲もあるが、全体的にはゆったりとしたレゲエの特徴のある曲が多く、ゆったりとした気分になることが出来る。但し、歌詞についてはメッセージ色が強いものもあって、刺激的な所があるので、歌詞までじっくりと堪能しようとすると、反感を持ってしまうこともあるかも知れないですね...(大なり小なり、メッセージががあるのが歌詞であるが、UKのグループって、そういう所は結構キツいことまで言っていることも多いですからね...)

本場ジャマイカのレゲエを除くと、イギリスでは、レゲエのリズムを取り入れた曲は'70's中盤からヒット曲の中にも見られようになっているが、レゲエというものを意識したものはまだ少なく、'80'sに突入してからである。彼らはそんなUKレゲエをリードしてきたのは彼らであるだけに、'80'sのUKレゲエを堪能するのであれば、UB40を外すことは出来ない。本アルバムは知名度と言うことではイギリス国内に留まっているものの、彼らのサウンドを聴くのであれば、やっぱり聴いておきたいアルバムである。ゆったりと聴きましょう!

 

Present Arms

Present Arms

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Virgin Records Us
  • 発売日: 1992/03/10
  • メディア: CD


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