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ケータイ刑事銭形海1話[裏ネタ編]PART 8 [ケータイ刑事]

銭形海」の第1話「マーメイド刑事登場 ~素もぐりクイーン殺人事件」の裏ネタ編の増補作業の6回目となる今回は、クイーンはこれに乗っていたことから「車椅子」について、これをしていたことから「リハビリ」について、これをトリックに使ったことから「時計」について、これが自分の首を絞めることになった「文字盤」について記します。尚、「車椅子」は「・8話[裏ネタ編]PART 7」で、「時計」は「・18話(2nd.5話)[裏ネタ編]PART 10」で記したものをベースにしてそれぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/4/6付です。

車椅子」:歩行が不自由な人が移動手段として利用するものであって、左右に車が付いた椅子である。尚、日本では福祉器具に指定されている。また、車両扱いはされず、これで移動する人は「歩行者」として扱われることになる。

椅子の左右両側に自転車の車輪と同じような車輪が一対になって取り付けられていて、足元になる位置(前部)には方向が自由に変わることが出来るキャスターのような小さな車輪が一対取り付けられている。(→転倒防止のため、最低でも二対(=四輪)の車輪がある。)但し、車椅子マラソンで使用するようなスポーツ用の車椅子では、前輪が一輪という三輪の車椅子もある。

尚、最近は「車いす」というように「椅子」をひらがな表記することが増えている。これは「椅子」が漢字表記だと「車が着いた椅子」というイメージが強すぎること、近年では使用者の社会参加が進み、移動手段と言うよりも生活基盤になっているということで「椅子」というイメージを弱めるためである。(現在では、電車内にもスペースが設けられているのが当たり前で、駅などもバリアフリー化が進んでいるのはご存知の通りである。→少し前は車椅子利用者は家に閉じこもっているというイメージがあったが、それは完全に過去のものである。)

尚、日本の法令では、「椅」が常用漢字ではないため、法的なところでは「いす」と言うようにひらがな表記されているが、2010年の常用漢字見直し答申の追加漢字の中に「椅」は含まれている。よって、常用漢字の見直しが決まると法的なものは「椅子」というように漢字表記になると思われる。

これを用いた移動方法は、椅子の左右に付いている車輪を手で漕ぐことで移動を行う。そのため、坂道では、登坂は登りにくく、下坂ではブレーキ操作が難しく、介助者が必要というのが当たり前であった。(この点も、利用者が外出を控えてしまう一因になっていた。)近年では電動モーターを搭載した電動式の車椅子が広く利用されるようになっている。この場合は、ジョイスティックで操作を行うのが一般的であるため、ラジコン・カーよりも簡単に操作をすることができる。尚、ジョイスティックは手で操作するのが一般的であるが、障害者の障害部位の関係で、手以外で操作することが出来るようになっているものもある。)

日本では、電動車椅子が時速10km/h以上の速度が出せることになると「車両扱い」となるため、市販されている電動車椅子は最高速度が6km/h程度に抑えられている。(これは、車椅子利用者は法的には「歩行者」であるため、その範疇に留めるための措置であって、車両扱いすることが内容にする対策である。)→作ろうとすれば、モーターの性能を上げれば良いだけなので、時速10km/hや20km/hを出すことが出来る電動車椅子を作ることは容易に可能である。(しかし、そのような電動車椅子を利用しようとすると、車椅子が「(原動機付き)車両」となるため、例え時速10km/h以下での移動しかしないとしても、現在の法律では運転免許を持っていないと使えないことになる。)

尚、手こぎ式のものは、介助者が押して利用者を移動させることが出来るようになっているものが基本であり、病院では入院患者(時には外来患者の利用もある。)の移動のために広く使用されている。

ところで、「車椅子」は日本では歩行者扱いとなるため、飲酒をしての車椅子利用は「飲酒運転」とはならず、罰されることはない。(法律上は、飲酒をした歩行者が歩くのと同じ扱いとなる。これを罰していたら、車椅子限定の法律を作らない限りは飲酒をした人が歩くことも罰されることになり、酒を販売している店は逮捕者を作るための店になってしまいます...)しかし、飲酒をしての車椅子の利用は、介護者がいれば別であるが、一人である場合は危険な行為になる。よって、飲酒者の車椅子利用は行わないようにと指導されている。

尚、一部の国では、車椅子での飲酒運転で罰された例が実際にある。→将来的には歩行者と分けることまではしなくても、「車椅子」での飲酒運転も何らかの罰則が定められることになると思われる。(但し、日本の場合は、そういう事件が起こらないと法改正とはならないことが一般的なので...)ちなみに、自転車の飲酒運転は、法律上「自転車」は車両(「軽車両」である)であるため、罰せられることになる。

英語では「Wheelchair」、ドイツ語では「Rollstuhl」、フランス語では「Fauteuil Roulant」、イタリア語では「Sedia a Rotelle」、スペイン語では「Silla de Ruedas」、オランダ語では「Rolstoel」、ポルトガル語では「Cadeira de Rodas」、中国語では「輪椅」と言う。

リハビリ」:「リハビリテーション」の省略した言い方であるが、現在では一般的に使われる普通名詞になっていて、「リハビリテーション」と言うことの方が少なくなっている。

疾病や外傷の治療段階を終えた人の中で、後遺症を持つ人が、医学的、または心理的な指導を受けて行う機能訓練のことであって、これによって治療中に衰えた機能回復を目指すものである。例えば、足を骨折した人の歩行訓練は典型的なこの一例である。

基本的に、何らかの手術を受けた人は、傷口が完治するとこれを受けることになるのが多い。それは、傷が完治するまでの間、損傷部位周辺の筋肉が衰えているため、元の運動機能を回復させるには訓練が必要になるためである。

英語、ドイツ語では「Rehabilitation」(但し、発音は異なる。)、フランス語では「Rééducation」、イタリア語では「Riabilitazione」、スペイン語では「Rehabilitación」、ポルトガル語では「Reabilitação」、中国語では「Reabilitação」と言う。

時計」:時刻を表示する装置、または時間の長さを測定する装置である。(前者は普通の「時計」であるが、後者は「ストップウォッチ」などが含まれることになる。現在、デジタル時計では、ストップウォッチ機能は当たり前のように搭載されているので、デジタル時計であれば両者の機能を有した装置と言うことが出来る。)

人間が使用する道具としては比較的古い時代からあるものである。但し、機械式の時を刻む時計が登場したのは14世紀ということで、比較的新しいことになる。紀元前の時代では、時刻を知るのには日時計が、時間を計るのには水時計や砂時計が用いられていたが、現在の時計のように分秒単位の細かい時間までは当然知ることは出来ないものであった。また、日時計は日中で、しかも太陽が出ていないと使えないものであるため、いつでも使えるというものではなかった。

14世紀になって、棒テンプを用いた機械式時計が開発されて、ここから機械式時計の歴史が始まることになる。但し、当時のものは携帯できるものではなく、固定して使用するものであった。16世紀初頭になってゼンマイが発明されたことで、これを用いて携帯式の時計が誕生することになる。更に16世紀終盤にガリレオ・ガリレイが振り子時計を思いつき、17世紀中盤に振り子時計が登場する。また、この頃にはひげゼンマイを用いた懐中時計が登場している。

20世紀後半になって、トランジスタ時計、音叉時計などが登場するが、水晶振動子を使ったクォーツ時計が登場したことで、時計の主流はクォーツ時計になる。また、超高精度な時計としては原子時計が登場している。

時計が産業として発展するのは産業革命以後であり、精度の向上とデザイン的な追求が進んで行くことになる。特に精度と言うことではスイスの精密な時計が有名となり、その精密さは世界をリードすることになる。20世紀前半は「時計というとスイス」という時代を迎えることになる。しかしクォーツ時計の登場によって、正確さということではこちらになり、しかも安価に製造できることから、スイス時計は嗜好品、実用品は日本製時計、という時代になる。

そして1970年代後半には、これまでのアナログ時計と異なる数字を表示するデジタル時計が登場し、更にIC化などの高集積化が進んで安価な(デジタル)時計が大量生産されるようになり、実用的な時計はデジタル時計となる。しかし、余りにも安価になったこと、嗜好品としての遊びが無いことなどから、実用面では自由文和ものであるアナログ時計が復権することになった。しかし、現在では携帯電話の普及で携帯式時計(腕時計や懐中時計)の需要は縮小している。(時刻表示という実用面では携帯電話で十分ですし...)

しかし、アナログ時計は世界的に浸透したこともあって、時刻表示の針の回転方向を表す「時計回り/反時計回り」という言葉は世界的に共通概念として定着している。→この言葉を理解するには、やはりアナログ時計が必要となりますね...

英語では「Clock」と言うが、腕時計や懐中時計のような携帯式の時計は「Watck」と言う。また、ドイツ語では「Uhr」、フランス語では「Pendule」、イタリア語では「Orologio」、スペイン語では「Reloj」、ポルトガル語では「Relógio」、中国語では「時鐘」と言う。

文字盤」:文字や記号などが記された盤状のもののことである。具体的には、(アナログ)時計や針式の各種計器(スピードメーター、タコメーター、電圧計、電流計など)、ダイヤル式の電話、アナログ式のラジオ、方位磁石などがある。現在ではデジタル式に置き換わっているものも多いが、デジタル表示するものは、数字を直接表示するため、補助となる数字や記号は不要であるため、文字盤が無いものが一般的である。(単位となる記号は表示部の端っこに印刷されていることがあるが、それだけでは「文字盤」とは言わない。)

最近は、1つのディスプレイに複数の計測値を表示するようなものも多くなっていて、その場合、従来のアナログ式の計測器の文字盤を模したものが表示されるものがあるが、それらはディスプレイに表示されたものであって、「文字などを記した盤状」のものではないと解釈されるため、「文字盤」とは言わない。

英語では「Clockface」または「Dial Plate」、ドイツ語では「Zifferblatt」、フランス語では「Cadran d'horloge」、イタリア語では「Quadrante」、スペイン語では「Esfera del reloj」、ポルトガル語では「Mostrador de relógio」、中国語では「錶盤」と言う。

 

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