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VANESSA WILLIAMS『STAR BRIGHT』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1996年に発表された彼女の4枚目のアルバムである。ミス・アメリカになったと言う経歴、女優としての活躍もある彼女であるが、シンガーとしてはR&Bからゴスペルなど、歌唱力が必要なジャンルの歌を豊かな表現力で歌っていることで知られている。本アルバムはそんな彼女が「クリスマス・アルバム」として発表したアルバムでもある。が、内容としては「クリスマス」ということに限ったものではなく、高いポテンシャルを示したアルバムである。チャート成績は、Billboardで最高位36位を記録している。(イギリスではチャートインせず。)

収録曲は以下の全12曲である。『Do You Hear What I Hear / The Little Drummer Boy』『Star Bright』『Hark The Herald Angels Sing (Shout)』『Baby, It's Cold Outside』『I Wonder As I Wander』『Sleep Well Little Children』『Angels We Have Heard On High』『The First Noel』『What Child Is This』『Gracious Good Shepherd』『Go Tell It On The Mountain / Mary Had A Baby』『I'll Be Home For Christmas』。

この中からシングル・カットされたのは『Do You Hear What I Hear / The Little Drummer Boy』であるが、イギリスで最高位15位を記録しているものの、アメリカではチャートインしていない。これは、この曲は元々クリスマス・ソングであって、時期を合わせてシングルとしてリリースしたものであるが、最初からシングル・ヒットを狙っていたものでは無いためでもある。また、普通は複数のシングル・カットをするのだが、本アルバムがクリスマス・アルバムということで、シングル・カットしたのは1曲でけであった。

お薦め曲は、シングル曲の『Do You Hear What I Hear / The Little Drummer Boy』、アルバム・タイトル・ナンバーの『Star Bright』、『I Wonder As I Wander』『Angels We Have Heard On High』『What Child Is This』というところをピックアップしておく。

「クリスマス・アルバム」というと、クリスマスソングを中心にしたものであって、季節感のあるアルバムになるのが一般的であるのだが、本アルバムは「クリスマス・アルバム」と歌っているものの、クリスマスということを感じさせるいうことでは弱く、クリスマスを意識しているボーカル・アルバムであると言った方がよいものに仕上がっている。定評ある彼女の歌唱力も健在であって、じっくりと聴かせてくれるところはこれまでアルバムと変わらない。

また、本アルバムのもう一つの聴き所は、参加している豪華なミュージシャンたちであって、そちらの方も魅力的な顔ぶれが集っている。その顔ぶれから、期待が高まるが、それには十分応えてくれている。ということで、大人の鑑賞に堪えうるじっくりと聴き入ることがの出来るアルバムである。じっくりと堪能しましょう。

 

Star Bright

Star Bright

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Island / Mercury
  • 発売日: 1996/11/05
  • メディア: CD


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