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ケータイ刑事銭形零22話(2nd.9話)[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]

銭形零」の第22話(2nd.9話)「ケータイ刑事百回記念特別企画・ウマと呼ばれた男! ~織田信長殺人事件(前編)」の「裏ネタ編」の3回目の増補となる今回は、この物語の冒頭部から、五代さんはここからの帰りだったことから「銭湯」について、ここを通っていたことから「雑木林」について、追いつけずに漏らした言葉から「逃げ足」について、ちゃんはコンビニでこれで支払っていたことから「おサイフケータイ」について、ちゃんはこのことを心配してぼやいていたので「無断欠勤」について記します。尚、「銭湯」は「・15話[裏ネタ編]PART 3」で「風呂屋」として記したものを、「雑木林」は「・14話(2nd.1話)[裏ネタ編]PART 6」で、「無断欠勤」は「・13話[裏ネタ編]PART 6」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/4/24付です。)

銭湯」:料金を取って客を入浴させる施設である。一般的には「お風呂屋さん」という言い方がされることもある。(但し、「風呂屋」と言うと、昔は「風呂桶」を売る店(入浴施設は無い店である。)のこともこのように呼んでいた。)また、「公衆浴場」という言い方もある。

その歴史は古く、中世には既にあったことが分かっている。しかし、普及したのは安土桃山時代である。また、その当時は男女混浴というのが一般的であった。(男女混浴はその後も続くが、天保年間になると男女混浴が禁止された。)また、江戸時代になると、茶菓子の接待をする所や、湯女をおく所が登場するというように、サービスも多様化していき、今日のスーパー銭湯に繋がるような銭湯も登場している。近年は各家庭に内風呂があるのが当たり前になっていることから、全国的に減少の一途を辿っている。また、料金は各都道府県の知事が上限を定めるため、都道府県によって料金が異なることになる。

尚、現在でも銭湯を利用する人は、2日に1回という人が多いとされているが、これは天保年間に男女混浴が禁止されたことで、男湯と女湯のように2つの浴場を持っていなかった銭湯が男女の客の両方に対応するために、時間を区切ったり、一日おきに男湯/女湯とするなどの工夫をして営業するようになった名残とされている。(そのため、銭湯に通うのは2日に1回と言うのが当たり前になった。)尚、天保年間以後は、男湯と女湯という2つの浴場を持った銭湯が作られていき、現在でも男湯と女湯の2つがある。

尚、銭湯というと、富士山の絵が壁に書かれているというイメージがあるが、これは大正時代になって登場したものである。(時代劇で、江戸時代の銭湯で富士山の絵が出てくるというのは、歴史的にはおかしいことである。)但し、関東の銭湯では当たり前であるが、西日本の銭湯では殆ど無い。(浴場の浴槽の位置の違いがその理由とされている。)

銭湯の魅力は、やはり広い浴槽である。家に風呂があっても、時には広い浴槽のある銭湯(スーパー銭湯なども含む)に行くというのも、またよろしいんじゃないですか...

英語では「Public Bath」、ドイツ語では「Öffentliches Bad」、フランス語では「Bain Public」、イタリア語では「Bagno Pubblico」、スペイン語では「Baño Público」、ポルトガル語では「Banho Público」、中国語では「澡堂」と言う。

雑木林」:一般的に使う場合と専門用語として使う場合で、読み方、及び意味が変わる言葉である。(但し、一般的に読む場合は「難読漢字」の一つとして知られているが、専門用語の場合は意外と簡単に読めるかも知れませんね。)

一般的には「ぞうきばやし」と読む。(難読漢字の一つとなっていて、中学入試などでは出題の多い漢字でもある。)意味は、種々の雑木が混じって生えている林のことである。この場所にある樹木は良材にはなることはなく、せいぜい薪として利用する程度である。そのため、「高価な(質の良い)木材を得ることの出来ない林」という意味でも使われる。(早い話、どこにでもあるような普通の林のことである。)

英語では「Copse」または「Brush」といい、ドイツ語では「Verschiedener Bäume」、フランス語では「Bosquet de Divers Arbres」、イタリア語では「Boschetto di alberi miscellanei」、スペイン語では「Bosquecillo de Árboles Misceláneos」、ポルトガル語では「Arvoredo de Árvores Diversas」、中国語では「雑木林」と言う。

一方、専門用語としては「ざつぼくりん」と読む。これは林業産業の世界に於ける専門用語である。(一般的には使わない言葉であって、この読み方も専門家の間でしか行われない。)林野庁が主に昭和30年代(1955年から1964年の間)に行った有用樹種を植えて作った人工林に対して、自然のままの林のことを指す言葉として定義された言葉である。(人工的に植林していない林は、単一の原生林であっても、多種多様な木々が生えていても、全て「雑木林(ざつぼくりん)」と呼ばれた。→人工的に植えられていない林は全てこれに含まれることになる。)

当然のことながら、「ざつぼくりん」と読むのは役所を含む林業関係者であり、その数は多くない。よって、一般的にはこの意味は知らなくても問題はない。

「ぞうきばやし」という読みは難読漢字の代表的なものの一つとして知られていて、漢字の読み方テストへの出題が非常に多い。一方、「ざつぼくりん」という読み方は、「ぞうきばやし」という一般的な読み方を知らない場合、素直な読み方であるということが出来る。また、「雑木林」の読みの際、不正解の回答としては一般的なものである。→学校のテストで出た場合、「ざつぼくりん」と回答して、専門用語である、として先生に食いついたが、先生がその専門用語を知らず、専門書まで引っ張り出して「ざつぼくりん」という読み方が間違いではないということを主張した知り合いが過去にいました。その父親は林業関係者だったことから、お父さんに教えて貰ったのでしょうね。(が、そこまでして点数を稼がなくても...と思いましたけど...)

逃げ足」:逃げようとする足つきのこと、逃げる足取りのこと、逃げ去るときの様子のこと、または「逃げること」そのものを指す。特に、追っ手の立場から、追いつけずに逃げられた場合、「逃げ足が速い」と言うが、実際に逃げようとする速度が速いとは限らない。則ち、「逃げ足が速い」という言い方は慣用句になっていて、「逃げられた」ということを「逃げ足が速い」と言うこともある。(逃げる方は単に隠れていて、追っ手が見失っただけという場合もありますし...)

英語、ポルトガル語では「Getaway」(但し、発音は異なる。)、ドイツ語では「Flucht」、フランス語では「Fuite」、イタリア語では「Partenza」、スペイン語では「Partida」、中国語では「逃跑」と言う。

おサイフケータイ」:携帯電話の端末に埋め込まれたICチップ(FeliCaチップ)を使ったサービス、またはそのサービスに対応したモバイルFeliCaチップを内蔵した携帯電話端末の総称である。「おサイフケータイ」は、このサービスを最初に開始したNTT DoCoMoの登録商標になっているが、現在ではau、SoftBankの携帯電話、ウィルコムのPHS端末でも(全ての端末ではないものの、一部の端末では)このサービスに対応している。

尚、「サイフ」という名前は言うまでもなく「財布」のことであって、携帯電話端末で決済を行うということから来ているが、現在では決済以外のサービス(例えば会員証、電子チケット、鍵としての利用など)もある。

尚、現在では多岐にわたるサービスが行われているが、一部のサービスでは既にサービス終了となったものもある。

サービスは2004年6月に発売された端末から対応するようになったものの、本格的にサービスが広がるようになったのは2005年になってからである。この物語の本放送は2005/2/27であったが、サービスの拡充時期に差し掛かっていた時期でもあって、スポンサーに対しての配慮ということも含めて、その宣伝ということになりますね。(「ケータイ刑事」では過去にも、また「雷」以降の作品でも、今回と同様に新サービスの宣伝ということを行っている。)

無断欠勤」:断り無しに(職場を)休むことを言う。あくまでも「勤務」を無断で休むことであって、学生の場合は「無断欠席」と言う。(→英語では「無断欠勤」と同じ言い方になる。)

職場を休む場合はは予め連絡を入れるのが当たり前であり、「欠勤願(休暇願)」を提出するのが基本である。但し、風邪を引いていて、朝起きると熱があるなどの場合は、予めそれを届け出ることは実質的に不可能である。が、その旨を当日の朝に電話連絡するのが当然である。(連絡を入れると「無断欠勤」にはならないことになる。→有給休暇を消化するということになる。)また、出勤途中で(例えば)事故に遭って出勤できなくなった場合も、直ちに連絡を入れるのが常識である。(連絡が遅れることになる場合もあり得るが、連絡することが重要であるのは言うまでも無い。)

「無断欠勤」は連絡を入れず、断り無しに休むことであり、その場合は何らかの処分の対象になる。(時には解雇される場合もある。)普通に考えると、何らかの事情があるからということが推測されるが、あくまでも本人(またはその家族)から連絡を入れることで対応する。→五代さんは独身で一人暮らしと言うことになっているので、家族から連絡というのは無理で、しかも現代にいないのだから、連絡を入れることは不可能であるが、連絡が入っていないことから「無断欠勤」という扱いになってしまう。

英語では「Absence without Leave」または「Absence without Permission」、ドイツ語では「Unautorisierte Abwesenheit」、フランス語では「Absence non Autorisée」、イタリア語では「Assenza non Autorizzata」、スペイン語では「Ausencia Desautorizado」、ポルトガル語では「Ausência sem Autorização」、中国語では「无故缺勤」と言う。

 

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