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WILSON PHILLIPS『CALIFORNIA』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは2004年に発表された12年ぶりとなった彼女たちの3rd.アルバムである。12年ぶりとなったのは、前作を発表した翌年である1993年に解散したためであって、本作によって復活したためである。また、本アルバムはカヴァー・アルバムであって、往年のヒット曲を甦らせることになったアルバムでもある。チャート成績は、ニュージーランドでは最高位9位を記録したが、アメリカでは最高位35位、イギリスでは最高位197位に留まって伸び悩んだ。

収録曲は以下の全11曲である。『You're No Good』『Old Man』『California』『Already Gone』『Go Your Own Way』『Turn! Turn! Turn!』『Monday, Monday』『Get Together』『Doctor My Eyes』『Dance, Dance, Dance』『In My Room』。

この中からは『Go Your Own Way』『Already Gone』『Get Together』の3曲がシングル・カットされたが、『Go Your Own Way』がBillboardのアダルト・コンテンポラリー・チャート(ACチャート)で13位を記録したものの、チャートインを記録したのはこれだけであった。(他国では全くチャートインせず、他の2曲もチャートインしていない。)

お薦め曲としては、シングル曲からは『Go Your Own Way』と『Get Together』を、それ以外からはアルバム・タイトル・ナンバーでもある『California』、そして彼女たちの親の曲である『Monday, Monday』『Dance, Dance, Dance』『In My Room』をピックアップしておく。

本アルバムの収録曲は全てカヴァー曲であるが、オリジナルの方は様々である。とは言っても'60'sから'70'sの曲である。それだけに、「往年のヒット曲」に新たな命を吹き込んだことになったと言える。(そのため、チャート成績なんか同でもよく、新たな命を吹き込まれた曲との出会いが嬉しいことになった。)

ただ、欲を言うと、彼女たちの親であるママス&パパスとビーチボーイズの曲をもっと取り上げてくれたら良かったのに、という所がある。(一応、ゼロではないが、もっと聴きたいと言うことである。)

尚、彼女たちは本アルバムで復帰したものの、本アルバムの次のアルバムは2010年のクリスマス・アルバムまで6年の間が開くことになる。復帰後は解散することなく現役として活動を続けているのだが、美しいコーラスをもっと聴かせて欲しいところである。

本アルバムは、'60'sや'70'sにオリジナルを聴いた方にも新鮮さを与えてくれることになっているだけに、コーラスを聴きたいという方、往年の曲を知っている方にも幅広く聴いてもらいたいと思うアルバムである。(チャート成績と内容が比例していないアルバムでもあって、内容は素晴らしいアルバムである。)

 

California

California

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sbme Special Mkts.
  • 発売日: 2004/05/25
  • メディア: CD

カリフォルニア

カリフォルニア

  • アーティスト: ジョニ・ミッチェル
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
  • 発売日: 2004/06/23
  • メディア: CD

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