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「ACE VENTURA: WHEN NATURE CALLS」 [映画(洋画)]

表題の作品は1995年のアメリカ映画「ジム・キャリーのエースにおまかせ」である。(日本公開は1996年5月であった。)前年に製作された「エース・ベンチュラ」の続編であるが、それと本作の間に製作された「マスク」でJ・キャリーは一気にスターダムにのし上がっていることもあって、本作は単なるコメディ作品ではなく、「クリフハンガー」等のパロディも取り込んでパワーアップした作品となった。(ただ、パロディになると、元ネタが分からないと今一つ笑えないという所もあって、日本では今一つでしたが...)尚、本作がゴールデン・ラズベリー賞では「ワースト・リメイク・続編賞」にノミネートされているという所もまた面白い所である。

作品データを記しておくと、時間は95分、監督と脚本はスティーヴ・オーデカーク、撮影はドナルド・E・ソーリン、音楽はロバート・フォークである。そして出演は、ジム・キャリー、イアン・マクニース、サイモン・キャロウ、メイナード・エジアシー、ボブ・ガントン、ソフィー・オコネドー、アドウェール、トミー・デイヴィッドソン、たちである。

エース・ベンチュラは今では世界で唯一人の動物レスキューになっていた。で、4 000mの山岳地帯に飛行機が墜落し、エースはただ一匹だけ断崖絶壁に放り出されてしまったアライグマの救出に向かった。が、善戦虚しく、アライグマを救うことが出来なかった。で、この惨劇で一生癒えることのない深い傷を心に受けることになったエースは、魂の救済を求めて秘境チベットの僧院に籠もった。が、そんなエースの元に、ボナイ国のイギリス領事館の使節・グリーンウォールがやってきた、で、エースに仕事の依頼をした。ということで、エースは相棒の猿のスパイクを連れて、アフリカのボナイ国に向かった。で、カドビー領事はエースに、何者かに盗まれたアフリカの平和なワチャタイ部族の聖なる動物である白いコウモリのシカカを捜し出すということを依頼した。というのは、ワチャタイの酋長の娘と、戦闘的なワチュトー部族の王の息子との結婚式が迫っていて、結婚式までにシカカを見つけなければ部族間の戦争がぽっ発するという状況になっているためだった。早速調査を開始したエースは、ガイドのアウダやグリーンウォールたちを連れて、野性の勘と天才的な探偵術、更には動物たちの助けを借りてジャングルの奥地を進んで行き、妨害する敵を蹴散らし、遂にシカカを探しだして救出した。そして、部族間の戦争を起こそうとしていた黒幕はガドビー領事であり、その陰謀を暴いたのだった。

エース・ベンチュラというキャラクターの活躍と言うことでは前作と同様であり、パワーアップしている所があるのだが、コメディと言うよりもパロディの色合いが強まったため、映画ファンには悪くないのだが、家族全員で楽しむことがしにくくなっているのが残念である。その大作として動物を出したと考えられるが、そうなるとパロディで殺っている所が浮いてしまい、物語としてはつまらなくするだけとなってしまった。

ということで、よくある「続編は転ける」ということの典型的な作品になってしまった。が、ゴールデン・ラズベリー賞でワースト・リメイク・続編賞にノミネートされたというのもネタと考えると、これはこれで狙っていたのですかね?と思いたくなるところである。

まあ、パロディの元ネタがどれだけ分かるのかということで、映画ファンであればそれを確かめてみたらどうですかね。(それ以外では、特に見所も無いですし...)

 

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