ケータイ刑事銭形海3話[裏ネタ編]PART 6 [ケータイ刑事]
「銭形海」の第3話「言いつけを守らなかった男! ~スッポンパパ殺人事件」の裏ネタ編・増補の5回目となる今回は、この物語の登場人物がこれだったことから、「社長」について、「メイド」について、「運転手」について、「ナース」について、そして「セレブ」について、被害者はこれに当たったと言っていたことから「バチ」について記します。尚、「メイド」は「零・6話[裏ネタ編]PART 4」で、「セレブ」は「零・21話(2nd.8話)[裏ネタ編]PART 6」で、「ナース」は「命・4話[裏ネタ編]PART 2」で「看護師」として記したものをベースとして、それぞれ加筆しました。
また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/4/20付です。
「社長」:会社や社団の長のことであって、その会社の最高責任者である。または、他人を親しみを持って、若しくはからかって呼ぶときに使う呼称である。(特に、夜の街に行くと、客引きは「社長」と呼びますね...)
尚、社長の権限に対する法的根拠を確保するために、一般的に株式会社では会社を代表する取締役ということで「代表取締役社長」と呼ぶことがある。また、世の中には大企業から中小の会社まであるが、会社の規模に関係なく、その会社の長である。
尚、「社長」と言うと、ある程度の従業員がいるそれなりの規模の会社を率いているというイメージがあるが、世の中には従業員が数名しかいないという小さな会社の方が多い。また、日本には200万人以上の社長がいるが、それだけ会社の数は多いということでもある。(従業員が1人という会社もたくさんあって、その場合はその人が社長でもある。)
公社の場合は「社長」と言う言い方をしない所もあって、「理事長」または「総裁」と呼ぶ所もあるが、役割としては「社長」と同じである。その一方で、個人事業主の場合、会社組織としていない場合でも「社長」と呼ぶこともある。(会社組織にしている個人事業主の場合は、たいてい「社長」の肩書きを持っていますが...→家族の名前を使って、本人は取締役に留まって社長になっていないという人もいますが...)
英語では「The President」、ドイツ語では「Der Präsident」、フランス語では「Le Président」、イタリア語では「Il Presidente」、スペイン語では「El Presidente」、ポルトガル語では「O Presidente」、中国語では「社長」と言う。
「メイド」:家庭に於いて、家政を担当、または家事の補助や手伝いをする職業のこと、またはその業務を行う人のことをいう。(基本的に女性である。)簡単に言うと「家事援助者」ということになり、「家事手伝い」「お手伝いさん」などと呼ばれることもある。昔は「女中」と呼ばれていたこともある。また、仕事内容としては「家政婦」と基本的に同じである。→「家政婦」は通いで家政の仕事をする人のことを言い、「女中」または「メイド」は住み込みで家政の仕事をしている人のことを言う。よって、メイドの場合は深夜や早朝から働くと言うこともあるが、家政婦は基本的には深夜や早朝の勤務は無い。(特別な場合で、深夜勤務をする家政婦もいるが、その場合は昼間は働かない。)
メイドの発祥は、使用人として奴隷を使っていたことから始まる。(奴隷の仕事の一つであった。)アメリカで奴隷制度があった時代には黒人女性が白人の上流階級の家庭でメイドとして働いていた。(この時は職業としてではなく、奴隷を使う一つであった。)奴隷制度が廃止されると、基本的に「使用人」ということで雇い入れる形に変わったが、仕事の内容は基本的に変わっていない。で、多くの女性が働いていた。また、日本でも「女中」と呼ばれる形で、住み込みで家政を担当する女性が働いていた。
しかし、日本では明治以後、都市部の中流家庭が増加したことと、女中の減少によって家事を行う仕事に対する需要が増えたことから、通いで働く「家政婦」と呼ばれる人が多くなっていく。そして第二次大戦後、戦争で夫と死別した未亡人が生活のために仕事を行う場として「家政婦」が注目され、その一方で「女中」が「メイド」と名前を変えて住み込みで働くということが増え、その両者が浸透していった。また、家政婦の場合は斡旋業者の登場と共により広く浸透していくことになった。その一方で、女性の社会進出や進学率の向上によって、「メイド」は減少していくことになった。現在では、斡旋業者(家政婦紹介所)が間に入った家政婦が一般的となっている。
英語では「Maid」、ドイツ語では「Magd」、フランス語では「Bonne」、イタリア語では「Domestica」、スペイン語では「Sirvienta」、ポルトガル語では「Empregada」、中国語では「女傭」と言う。
「運転手」:自動車、電車などを運転する人のこと、またはそれを職業とする人のことである。自動車ということでは、バス、トラックなどの大型車両から、クレーン車、ミキサー車、タンクローリーなどの特殊車両、更にはフォークリフト、レーシングカー、タクシーなども含まれる。(1つの自動車免許ではカバーしきれない。)尚、乗物でも飛行機、ヘリコプター、船などの場合は「運転」とは言わずに「操縦」というため、それらを動かす日とも「操縦者」ということが多く、「運転手」とは言わない。
また、この物語のように社長の場合は、お抱え運転手という形で、自分の乗る車の専用運転手という職業がある。(車を運転しないときは、車の整備や洗車などを行う。)これは自動車が普及する前の馬車の時代にもあって、馬車の運転と馬の世話係でもあった。
この物語に登場した運転手は、その「お抱え運転手」でした。
英語では「chauffeur」または「Driver」、ドイツ語では「Fahrer」、フランス語では「Conducteur」、イタリア語では「Conducente」、スペイン語では「Chófer」、ポルトガル語では「Motorista」、中国語では「司機」と言う。
「セレブ」:「セレブリティ」の省略した言い方であるが、一般的に「セレブ」と言う言い方が定着している。但し、日本で言う「セレブ」は本来の英語の意味とはかけ離れているので、和製英語であると言って良い。
本来の意味は、大衆に広く注目されている人、話題の人、有名人、高名な人のことである。(英語を始め、他の言語で使う場合はこの意味であるが、日本語ではこの意味はない。)一方、日本語で言う「セレブ」とは、金持ち、優雅、高級、という意味で使われている。(本来の「セレブ」の意味には日本語の「セレブ」の意味である「金持」「優雅」などの意味は全くない。)但し、単なる金持、高級という意味の単独で使われることはなく、金持のように派手な暮らしをする、高級な場所やもので豪遊する、という派手な暮らしぶりをしているというのが(日本語の)「セレブ」を指している。→以前は「成金」という言葉で語られる範疇のものが「セレブ」という言葉に置き換わっている。これは「成金」と言うと、何処か暗いイメージがあるためとされている。(が、言葉は変わっても、「成金」のやっていることと、日本語でいう「セレブ」と呼ばれている人のやっていることって、大差ないよう思いますが...)
ということで、本来の意味では「セレブ」ではなく「セレブリティ」と言った方が良く、「セレブ」は「セレブリティ」とは異なる意味の日本語である、と認識しておいた方がいいですね。
英語では「Celebrity」、ドイツ語では「Berühmtheit」、フランス語では「Célébrité」、イタリア語では「Celebrità」、スペイン語では「Celebridad」、ポルトガル語では「Celebridade」、中国語では「名人」と言う。
「ナース」:「看護師」のことである。看護専門学校や看護大学等の看護師養成校において基礎看護教育を受け、看護師国家試験に合格して看護師免許を持ち、医療や保健福祉の現場で、医師の診療の補助を務めたり、患者の日々の生活の援助や支援を行う人のことである。国家資格であるが、都道府県知事が認定する資格である「准看護師」という資格もある。→看護師と准看護師との違いは、准看護師は業務を行う際、医師または看護師の指示を受けて行なうということになっている。(と言っても、現実的な業務内容は看護師と特に変わらない。)とは言っても、准看護師の精度は廃止論もある。(一部の病院では、看護師でないと雇用しないという病院もある。)
日本では、2002年4月までは、この資格を持つ女性を「看護婦」、男性を「看護士」と呼んでいたが、現在は性別に関係なく「看護師」と呼ぶことになっている。が、病院では今だに女性の看護師に対して(入院患者は)「看護婦さん」と呼んでいることが多々ありますね。
尚、英語では「Nurse」と言うが、看護師長や看護主任のことは「Sister」と言う。また、看護師ではなく、単に看護をする人(看護人)の場合は「Attendant」または「Tender」と言う。また、ドイツ語では「Krankenschwester」、フランス語では「Infirmière」、イタリア語では「Balia」、スペイン語では「Enfermera」、ポルトガル語では「Enfermeira」、中国語では「護士」と言う。
「バチ」:漢字では「罰」と記す。悪事の報い、たたりのこと、または神仏が人の悪行を罪してこらすことである。尚、「罰」と記して「ばち」と読むが、同じ漢字で「ばつ」と読むこともある。また、「天罰」と言うこともある。
英語では「Punishment」または「Judgment」、ドイツ語では「Bestrafung」、フランス語では「Punition」、イタリア語では「Punizione」、スペイン語では「Castigo」、ポルトガル語では「Castigo」、中国語では「報應」と言う。
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