ケータイ刑事銭形海4話[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]
「銭形海」の第4話「炎天下の殺意! ~渚のお嬢様殺人事件」の裏ネタ編・増補の3回目となる今回は、事件現場がここだったことから「私有地」について、「プライベートビーチ」について、「別荘」について、プライベートビーチを示すこれが出ていたことから「看板」について、これがあったことから「ビーチパラソル」について記します。尚、「私有地」は「泪・39話(2nd.26話・AS4話)[裏ネタ編]PART 8」で、「プライベートビーチ」は「命・6話[裏ネタ編]PART 1」で、「別荘」は「海・1話[裏ネタ編]PART 9」で、「ビーチパラソル」は「海・3話[裏ネタ編]PART 3」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。
また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/4/27付です。
「私有地」:個人の所有している土地のことである。ここで言う「個人」とは、個々人という場合と、公的な組織ではない団体(民間企業や私法人が該当する。)の場合がある。よって民間会社が所有している土地も会社の私有地ということになる。(逆に、国が所有している国有地、都道府県や市町村などの公共団体が所有している公有地以外の土地は該当することになる。)しかし、一般的に「私有地」と言うと、団体の所有している土地は除外されるのが普通になっていて、社会通念上の「私有地」というと個人所有の土地ということになっている。
また、言うまでもなく、各個人が所有している住宅用の土地というのも「私有地」であるのは言うまでもない。
英語では「Demesne」というが、「私有の」という意味の「Private」という言葉を付けて「Private ○○」と言うこともある。(「Private Land」「Private Beach」「Private Pool」などがある。)また、ドイツ語では「Privates Land」、フランス語では「Terre Privée」、イタリア語では「Terra Privata」、スペイン語では「Tierra Privada」、ポルトガル語では「Terra Privada」、中国語では「私有地」と言う。
「プライベート・ビーチ」:私有地になっている海岸のことである。私的に利用されている海岸のことであって、公共の場所ではなく、誰でも自由に出入りできる海岸ではない。
主に、海岸にある高級ホテルなどが宿泊客専用の利用のために所有しているものが多いが、一部では富豪が私的に個人所有している海岸もある。(この物語では後者と言うことになる。)ということで、簡単に言うと、私有地となっている海岸のことである。
但し、日本では海岸は私的所有を禁じているため、合法的なプライベートビーチは日本には存在しないことになる。(日本では「海岸は国有財産」となっている。よって、この物語のような個人所有のプライベートビーチというのは違法と言うことになる。)→日本ではリゾートホテルなどが整備した海岸という程度の認識で良い。
一方、海外では海岸の私的所有を認めている所も多く、「私有地」としてのプライベートビーチが存在する。特に、海岸にあるリゾートホテルはプライベートビーチの整備に力を入れていて、宿泊客専用のビーチを整備し、それによって宿泊客を呼び込むというのは当たり前になっている。
英語では「Private Beach」、ドイツ語では「Privater Strand」、フランス語では「Plage Privée」、イタリア語では「Spiaggia Privata」、スペイン語では「Playa Privada」、ポルトガル語では「Praia Privada」、中国語では「私人海濱」と言う。
「別荘」:避暑や避寒、休養などのために、普段生活している家とは別の場所の、気候が良いところや風景の綺麗な土地などに設けられた別宅のことを言う。基本的に「別荘」と言う場合は一戸建て住宅のことをさして、マンションなどの集合住宅のことは「別荘」とは呼ばない。(集合住宅の場合は「リゾートマンション」と呼ぶのが一般的であって、「別荘」とは区別されている。)
特に、暑い夏の時期を過ごすために、高原などの涼しい所に別荘を持つというのはステータスとなって、日本では軽井沢、那須、清里、伊豆などは別荘地として知られている。また、アメリカでも大統領の別荘があるキャンプ・デービッドが有名である。
また、寒冷地などでは、逆に冬を暖かい場所で過ごすために、より暖かい場所に別荘を持っているという人もいるが、「別荘」というと一般的には避暑を目的としたものの方が多い。
日本でも、古くから存在しているものであって、天皇や貴族の邸宅を都の郊外の風光明媚な地に別荘を持っていた。天皇が利用するものは特に「離宮」と呼ばれており、貴族が利用するものは「別業」と呼ばれていた。現在でも「○○離宮」というのが京都を中心とした所にはいくつか残っているが、それらは、当時の天皇が利用した離宮である。また、宇治にある平等院などは、元々は藤原氏の別業であったもので、それが宇多天皇に渡り、天皇の孫である源重信を経て摂政・藤原道長の別荘である「宇治殿」となったものである。そして道長の子・関白・藤原頼通が1052年に寺院に改めたもので、これが現在に至ったものである。
それ以外では、俗語として「刑務所」のことを指す隠語としても使われている。(「刑務所に入ること」を「別荘に入る」という言い方がされている。→確かに、本宅ではない所ということでは「別荘」という言葉は当を得た言い方である。(言葉って、面白いものである。))
尚、英語では「Cottage」「Villa」「Cabin」「Country House」などという言い方がある。ただ、避暑地などの別荘としては「Cottage」「Country House」などが使われて、「Villa」は別荘であるが、大富豪が持っているような広い庭が付いている大邸宅のことを指し、「Cabin」は小さな別荘を指す。また、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語では「Villa」、ポルトガル語では「vila」(但し、発音は異なる。)、中国語では「別墅」と言う。
「看板」:宣伝や広告を目的として、または案内や注意、警告などを伝えるために掲げられたもののことである。前者には店の屋号を掲げたものが一般的であり、後者では道路標識(案内板)や避難経路などを表示したもの、注意を記したものなどがある。また、一時的なものとしては工事現場の工事を知らせるためのもの等も該当する。
材質としては様々なものが使われて、木、プラスチック、金属などがある。また、近年ではディスプレイを用いて、表示内容を容易に変更したり、動画を表示に用いたものなどもある。(宣伝や広告目的であれば、ディスプレイを使っていてもそれは「看板」と言うことになる。)
この物語では、私有地であることを知らすために用いられていたものであるため、宣伝や広告目的のものではないが、街中にはこういう注意のための看板というものもたくさんある。
英語では「Signboard」、ドイツ語では「Tafel」、フランス語では「Enseigne」、イタリア語では「Cartello」、スペイン語では「Letrero」、ポルトガル語では「Tabuleta」、中国語では「招牌」と言う。
「ビーチパラソル」:主に海岸や海水浴場などで使用される大形の日傘のことである。尚、これは日傘であって、雨用の傘ではないのだが、現在製造されているビーチパラソルは、日傘であり、かつ雨用の傘でもあるのが殆どである。(防水対応になっているということが雨傘の条件であるが、海岸で使用するため、防水が施されるか、防水素材で作られるのが一般的になっていて、元々は雨傘としての利用は考えられていなかったが、兼用出来るのが暗黙の決まりになっている...)
日傘は、強い日差しを遮るためのものであるため、大きさはそれほど大きくないのが一般的であるが、ビーチパラソルは日傘の仲間では大きさが大きいのが特徴である。これは、海岸に固定して使用することが一般的であること、及び、砂浜に横になった状態で身体全体が日陰に入るようにするということが考えられているため、「傘」の中では大きいものになる。但し、構造的には雨傘や日傘などと大きな違いはない。(強いて言うと、固定して使用するため、支柱となる「中棒」の長さが傘布の径に対してより長いということがある。)
日本語では「砂日傘」「浜日傘」「海岸日傘」という言い方もある。尚、これらを含めて「ビーチパラソル」は夏の季語である。
また、英語では「Beach Umbrella」、ドイツ語では「Setze Schirm auf Strand」、フランス語では「Parapluie de Plage」、イタリア語では「Ombrello da Spiaggia」、スペイン語では「Paraguas Playero」、ポルトガル語では「Guarda-Sol」、中国語では「大遮陽傘」と言う。
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