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ケータイ刑事銭形零23話(2nd.10話)[裏ネタ編]PART 7 [ケータイ刑事]

銭形零」の第23話(2nd.10話)「ケータイ刑事百回記念特別企画・ウマと呼ばれた男! ~織田信長殺人事件(後編)」の「裏ネタ編」の6回目の増補となる今回は、ニセ・サルを騙すためにこれを行ったことから「芝居」について、その時に出てきた言葉から「」について、「成仏」について、その直後にねねがこれを持ってきたことから「書状」について、その書状にあった言葉から「連合軍」について記します。尚、「芝居」は「・39話(2nd.26話・AS3話)[裏ネタ編]PART 11」で「お芝居」として記したものを、「成仏」は「・5話[裏ネタ編]PART 9」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/5/1付です。)

芝居」:いくつかの意味があって、元々の意味は「芝生のある場所にいること」または「芝生」のことを指した。そこから「桟敷席と舞台との間の芝生に設けた庶民のための見物席のこと」「芝居小屋のこと」「演劇のこと」「俳優の演技のこと」「人を騙すために行われる作り事のこと」「物事を行う場所のこと」という意味である。

というのは、昔は猿楽などの芸能は寺社の境内で行われ、それを見る観客は芝生に座って鑑賞していた。そのため、見物席や観客のことを「芝居」と呼ぶようになった、そこからこの「芝居」という意味が拡大していくことになって、猿楽を行う場所のことを指すようになり、更に能楽、舞踊などの芸能関係を行う場所に広がり、そしてそこで行われる芸能のこと(特に演劇のこと)まで拡大した。

現在「芝居を観る」というと、「演劇を観る」という意味になるが、本来の意味では「芝居を観るための客席を見る」という意味になって、「そんなものを見るの?」ということになってしまうのは、言葉は生きものであって変化していくものであるということを教えてくれている。

また、更に現在では意味が広がっていている。特に「芝居」という言葉とは別に「お芝居」と言う言葉も使われている。

「お芝居」の意味としては、「芝居」(「演劇のこと」または「俳優の演技のこと」)を丁寧に言う丁寧語の場合と、「人を騙すために行われる作り事のこと」の意味で使われる場合である。(一般的に「お芝居」と言うと後者を指し、前者を指場合は「芝居」と言うのが一般的である。)

それを考えると、この物語では「芝居」というのではなくて「お芝居」と言うべきなのであろうが、物語の舞台が戦国時代であることを考えると、「人を騙すために行われる作り事のこと」という意味はまだないと考えられる。(ただ、「演劇のこと」という意味もまだ確立していないようにも思うのですが...→この物語の時代に「芝居」と言うと「芝生」のことと思いますが...)

日本語では「芝居」という言葉に複数の意味があるが、英語ではこれらが別の単語で区別されていて、「演劇/戯曲」の意味の「芝居」は「Play」または「Drama」と言い、更にその中でも素人の演劇のことを「Dramatics」と言う。また、「芝居小屋」と言う意味では「劇場」を含めて「Theater」と言う。そして、人を騙すという意味での「お芝居」と言うことは「Fake」と言う。(「偽造」「捏造」という意味も「Fake」という単語にあるが、「騙す」ということからこの言葉が使われている。)また、「演劇/戯曲」という意味の他の言語はドイツ語では「Spiel」、フランス語では「Pièce」、イタリア語では「Dramma」、スペイン語では「Obra」、ポルトガル語では「Jogo」、中国語では「戲劇」と言う。

」:「かたき」と読む。「敵」と表記することもある。いくつかの意味があるが、最も氏よれている意味は「恨みのある相手」のことを指す。特に、近親者を殺害された場合、その殺害した相手のことを親族から見て言う。(この場合は「仇」という表記が一般的になる。)

他の意味としては、「敵」という表記が一般的になって、「競争相手」のこと、「戦争の相手」のことを言う。また、古語では「結婚相手」「配偶者」という意味もある。

尚、「仇」と表記した場合は、私怨を込めて、その恨みを晴らそうとする気持ちが含まれるため、時代劇でお馴染みの「仇討ち」の対象となる。(時代劇では「親の敵」「夫の仇」というのが一般的ですね。)→この物語では、盟友である信長を討たれたことで「信長殿の仇」と言っているので、私的な恨みを含んでいると言って良いので「仇」で良いことになる。(「仇」は動詞では「あだする」「憎む」「恨む」という意味がある。)こういう所は、表意文字である漢字ならではということで、音だと判断できないが、文字を見るだけで意味が分かるというのは良いところです。

尚、「敵(かたき)」の場合は私的感情が入らないことになり、「競争相手」「戦争相手」という意味になる。→「商売敵(しょうばいがたき)」と記すが「商売仇」とは記さない。

英語では「Enmity」、ドイツ語では「Schaden」、フランス語では「Mal」、イタリア語では「Danno」、スペイン語では「Daño」、ポルトガル語では「Dano」、中国語では「仇敵」と言う。

成仏」:本来の意味は仏教用語であって、煩悩を断じて悟を開いて仏陀になることをいう。しかし、一般的に言う「成仏」とは、それから派生した意味であって、人は死ぬと仏になると信じられていたことから、「死ぬこと」をいう。(「成仏できない」と言うのは、死んでも仏になることが出来ず、極楽(天国)に魂が行くことが出来ず、霊魂が現世を彷徨うことを言っている。)但し、この考えは日本独自に生まれたものであって、仏教国では本来の仏教用語の意味としてのみ使われている。

仏教用語の「成仏」のことを英語では「Entering Nirvana」、ドイツ語では「Eintreten in Nirwana」、フランス語では「Entrer dans un Nirvana」、イタリア語では「Nirvana che Entra」、スペイン語では「Nirvana Entrando」、ポルトガル語では「Nirvana Entrando」、中国語では「成佛」と言い、一般に(日本語で)言われている「死ぬこと」という意味の「成仏」は、英語では「Death」、ドイツ語では「Tod」、フランス語では「Mort」、イタリア語、ポルトガル語では「Morte」、スペイン語では「Muerte」、中国語では「死」と言う。

書状」:手紙のこと、書簡のことである。これは紙に記した情報伝達のためのものであって、文書の一つである。また、公的な通知という意味合いもある。

内容は様々であるが、「書状」と言った場合は公的なものと言った意味合いが強くなり、「手紙」と言うと私的な意味合いが強くなる。(「手紙」のことは「信書」と言うこともあるが、「書状」というと書類の一つという意味もあって、「信書」と言うことは少ない。)または、様々な郵便物の中で、封書に入ったものを「書状」と言って、ハガキは「葉書」と言って区別することもある。

英語では「Letter」、ドイツ語では「Brief」、フランス語では「Lettre」、イタリア語では「Lettera」、スペイン語では「Carta」、ポルトガル語では「Carta」、中国語では「書信」と言う。

連合軍」:2国以上の国の軍隊が連合していて、1つの軍隊のように一緒になった軍のことを言う。(「多国籍軍」という言い方もある。)また、その意味が転じて、異なる所属先にいる人たちが集まって編成された混成チーム(集団)のことを指す。(プロ野球やJリーグなどの通常の公式戦は各チーム毎が試合を行うが、オールスター戦は連合軍同士が行う試合になっている。)

それ以外では、第一次大戦、第二次大戦に於いて、それぞれの連合国の軍のことを言う。(第一次大戦の時の連合軍は、イギリス、フランス、ロシア、日本、イタリア、アメリカなどの18ヶ国の軍であって、第二次大戦の時の連合軍は、イギリス、フランス、ロシア、アメリカなど51ヶ国の軍である。)

この物語では、「武田信玄と上杉謙信の連合軍」と語られているが、武田軍、上杉軍はそれぞれ甲斐の国/越後の国の軍であって、完全に異なる指揮下の軍である。よって、それらが1つの行動をしていれば、立派な「連合軍」ということになる。

英語では「The Allied Forces」、ドイツ語では「Die Alliierte」、フランス語では「Les Forces Alliées」、イタリア語では「Le Forze Alleate」、スペイン語では「Los Fuerzas Aliadas」、ポルトガル語では「As Forças Aliadas」、中国語では「聯軍」と言う。

 

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