WILD CHERRY『WILD CHERRY』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは196年に発表された彼らの1st.スタジオ・アルバムである。ファンキーなサウンドで'70'sのファンキーなサウンドの代表曲の一つとなる『Play That Funky Music』を生んだアルバムである。バンドとしては下積み時代が長く、ようやくヒットをしたと思ったら、それが全米No.1ソングにまでなってしまうほどであったが、「一発屋」と認識されているのも事実である。本アルバムはBillboardのR&Bチャートでは1週だったものの1位になっている。
収録曲は以下の全9曲である。『Play That Funky Music』『The Lady Wants Your Money』『99 1/2』『Don't Go Near The Water』『Nowhere To Run』『I Feel Sanctified』『Hold On』『Get It Up』『What In The Funk Do You See』。
この中からシングル・カットされたのは2曲である。1st.シングルの『Play That Funky Music』は3週連続でBillboardで1位を獲得し、1976年の年間シングル・チャートでも5位にランクインする彼らの代表曲となった。また、『I Feel Sanctified』が続いてシングル・カットされたが、こちらは特にヒットしなかった。(また、次のアルバムからのヒット曲もBillboardではTOP 40には入っていない。)
お薦め曲は、彼らの代表曲である『Play That Funky Music』、シングル曲である『I Feel Sanctified』、そして『Don't Go Near The Water』『Hold On』『Get It Up』という所をピックアップしておく。
正に、黒人グループばりなファンキーなサウンドであるが、彼らは歴とした白人バンドである。が、黒人のファンク・ミュージックと遜色ないサウンドであって、'70'sのファンク・ミュージックが隆盛を極めた当時でも出色の出来のアルバムである。結果的に、彼らは、本アルバムと全米No.1ソングの一発屋と見なされているが、完成度も高く、伊達にNo.1ヒットになっていないところを伺い知ることが出来る出来である。それだけに、ファンキー・ミュージックを聴くのであれば、聴いておかなければならないアルバムの一つである。じっくりと堪能しましょう!!
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