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「THE ADVENTURES OF THE WILDERNESS FAMILY」 [映画(洋画)]

表題の作品は1975年のアメリカ映画「アドベンチャー・ファミリー」である。日本での劇場公開は1977年2月であった。また、本作がヒットしたことから、続編が1978年に製作されている。物語と同時に、ロッキー山脈の雄大な景色も見所のファミリー映画である。

作品データを記しておくと、時間は99分、製作、原案はアーサー・R・ダブス、監督と脚本はスチュワート・ラフィル、撮影はジェラルド・アンカン、音楽はジェーン・カウアーとダグラス・ラッキーの2人である。そして出演は、ロバート・ローガン、スーザン・ショウ、ホリー・ホルムズ、ハム・ラーセン、ジョージ・バック・フラワー、ウィリアム・コーンフォード、ジョン・F・ゴフ、ハーバート・F・ネルソン、たちである。

大都会の喧噪の中生活していたスキップは、娘の健康のことを考えて、ロッキーの山中に移住することにした。山中での生活はスキップの夢でもあり、息子たちにも大自然の中ですくすくと成長してほしいと願っていたからでもあった。ロッキーの大自然は雄大で、そんな大自然の中で、人里離れた一家の新しい生活が始まった。家は古い小屋であり、アライグマの遊び場にもなっている小さなものだった。この小屋では一家が寝起きするのには手狭であったので、スキップは早速増築する。そんな中、スキップとトビーは、親グマをなくした子グマを連れて帰ってきて、家族のメンバーに加えた。まもなく新しい家が完成し、その日には町から初めての郵便が飛行機より投下されて届いた。友人からの手紙や学校からの教科書などが届き、一家は久しぶりに都会の匂いを感じていた。

山中での暮らしは楽しく、ピクニックに行ったりして楽しんでいたが、40キロ離れたところに住んでいるブーマー爺さんは、この辺りには凶暴な人喰いグマがいるから注意するように言われる。それから数日後、ブーマー爺さんの言葉の通り、人喰いグマが現われ、母親のパットとジェニーは命からがら逃げてきたのだった。更に、スキップが家に帰ってきた時には、ジェニーが42度に近い高熱を出していた。で、通信機で麓の町にいる医者を呼ぼうとしたが、通信機は故障していた。で、スキップはカヌーで川を下って医者を連れてくることにした。しかし、天候が急変し、スキップの乗ったカヌーは強風と濁流が弄び、カヌーは奔流に呑みこまれた。一方、嵐の中の山の家では、更に悪いことに、あの恐ろしい人喰いグマがやって来た。窓を破り、戸を壊して侵入してくる人喰いグマは家族を襲う。パッとは家族を守ろうとしてライフルをかまえる。そんなところに、ピクニックに行ったときに知り合った人懐っこいクマのサンプソンが現れ、家族の為に人喰いグマと戦い、人喰いグマを倒し、一家は無事だった。やがて朝がやってきた。ジェニーの高熱も下がり、スキップも位者と共に戻って来た。このことを通して、スキップは、大自然の中で暮らす厳しさを思い知らされ、家族のために町に戻るべきか、このまま大自然の中で暮らすべきかと悩むが、パッとが「家の掃除よ」と語りかけ、このまま自然の中での暮らしを選んだ一家だった。

見所は、何と言ってもロッキーの雄大な大自然である。物語としては特にこれというものでは無いのだが、ファミリー向け作品ということを考えると、こんなところですかね。とは言っても、自然のスケールの大きさ、美しさを堪能出来る作品であるが、その面だけでなく、自然の厳しさをしっかりと描いている所は良いところでもあるので、保養ということだけに収まらない作品である。(一度は見ておきたい作品である。)

 

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