SSブログ

毒姫とわたし#15 [ドラマ]

第3週は「昼ドラ」らしいことが次々と出てきたものの、本作が持っていた軽快感が無くなってしまい、展開としては今一つということで、歯切れの悪さを感じた一週間でした。また、小麦と美姫に関係する人物が次々と悪役的なポジションとなる所を見せていて、第2週までの悪役的なポジションにいたキャラがおとなしくなってしまったのも残念でした。

美姫の前に、母と名乗る女・春江が現れた。「おばはん」と言って、悪態をついていた美姫だったが、小麦のマンションで一緒に暮らすということなる。

結果的に、美姫が君嶋家から出ていく形になり、エリカの母・みやびはしめしめと言った所であったが、エリカとの間では完全に溝が出来てしまう。

一方、鐵屋は、母・佳子の策略で、仕事は嫁を貰うこととして、打合せと称して次々と見合いをさせられる。相手に失礼になるということで、見合いはするが、全て断り、小麦と結婚するという哲也。小麦の会社の後輩たちは哲也が見知らぬ女と2人きりで合っていたことを小麦に告げ、小麦は気にならないつもりでいたが、仕事中に哲也が見知らぬ女といっしょだったことを見てしまったことで、気が気でなくなった。

春江のことを「おばはん」と読んでいた美姫だったが、小麦の言葉の策略もあって、ついに「おかん」と言うようになった。が、その春江にある1本の電話が入る。それは友樹からの電話であって、春江は美姫の母ではなく、手術をしなければならない娘・桜子のために、美姫に近づいたのだった。そしてその黒幕が友樹だった...

既に、美姫に対して敵対心一杯のみやび、腹黒さを感じさせる作家の美園など、美姫の周囲のキャラがダークな一面を次々と出すようになったが、更に友樹も腹黒さを出したということで、次々と小麦と美姫の周囲の人間が正体を現していった第3週と思えば、それなりの物語であるのだが、ドロドロとした人間関係を出そうとしているのが見え見えであって、普通の「昼ドラ」になってしまったことを象徴する展開で、面白さも半減でした。(完全に「中だるみ」となってしまった...)

一応、小麦と美姫という2人の主人公に対しては、「試練」と言う言葉で片付けられそうな安っぽい展開となってしまったが、「中だるみ」と言ってしまえばこんなところですかね...

小麦と美姫のやりとりだけは、テンポの良さがたっぷりと感じられただけに、中心人物に関しては悪くないのだが、「昼ドラ」という殻から出ることが出来なかったようで...

ただ今回は、久しぶりに黒川芽以さんの泣きの演技が見られたということでよしとしましょうか...(泣きの演技派相変わらず芸術的な上手さがありますね。)

 

毒姫とわたし (リンダブックス)

毒姫とわたし (リンダブックス)

  • 作者: 立見 千香
  • 出版社/メーカー: 泰文堂
  • 発売日: 2011/08
  • メディア: 文庫

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。