ケータイ刑事銭形零24話(2nd.11話)[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]
「銭形零」の第24話(2nd.11話)「小学生検事VS銭形零 ~数学王選手権大会殺人事件」の「裏ネタ編」の3回目の増補となる今回は、それぞれの出場者の特技である事柄から、「暗算」について、「電卓」について、「そろばん」について、そしてそろばんの使い方として出てきた事柄である「スケボー」についてと「マッサージ」について記します。尚、「暗算」は「零・21話(2nd.8話)[裏ネタ編]PART 3」で、「電卓」と「そろばん」は「零・1話[裏ネタ編]PART 6」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。
また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/5/8付です。)
「暗算」:筆算、珠算、電卓、計算機などの方法を用いることなく、頭の中で計算することをいう。尚、計算の種類(四則演算)の種類に関係なく、頭の中で行う計算は全て「暗算」と呼ばれる。特に簡単な桁数の少ない計算や、釣り銭計算などの加算や減算などは誰でも普段から行っていることでしょうね。(電卓を使った方が時間的にも遅いですし...)
また、九九を暗記していると、乗算や除算も容易に出来るようになる。(但し、乗除算の場合は桁数が少ない範囲で、2、3桁というのが一般的ですね。)
尚、そろばんを学んでいると、暗算をする際、そろばんを思い浮かべて頭の中で計算することで、数桁の四則演算であれば暗算で出来るようになる。
九九を暗記するのは、現在では小学校で当たり前であるが、更に、11から20ぐらいまでの自乗も頭に入れておくと、やはり暗算をする場合、役に立ちます。(ちなみに、11から20の自乗は、順に121、144、169、196、225、256、289、324、361、400、である。→二桁の乗算を暗記しておくべきとは思わないが、自乗に関してはこれぐらいの範囲は暗記しておくべきである。)→国によっては、20までの九九を暗記させるように教育しているところもある。
最近では電卓を使うのが当たり前のようになっているが、簡単な四則演算であれば暗算で出来る用にしておくべきである。また、これはボケ防止にも役立つと言うことが分かっているので、日頃からちょっとした計算(買い物の時の合計額や釣り銭の計算)程度は暗算でやりましょう。
英語では「Mental Arithmetic」、ドイツ語では「Geistiges Rechnen」、フランス語では「Arithmétique Mentale」、イタリア語では「Aritmetica Mentale」、スペイン語では「Aritmética Mental」、ポルトガル語では「Aritmética Mental」、中国語では「心算」と言う。
「電卓」:「電子卓上計算機」というのが正式名称であって、「電卓」とはその略称であるのだが、1979年にJIS規格が「電子卓上計算機」のことを略称である「電卓」という名称を正式名称として採用したため、現在では普通名詞となっている。(「電子卓上計算機」とは言わなのが普通である。)
電子回路によって四則計算をはじめとする各種計算を行い、その計算結果を表示部に表示する小形の計算装置である。また「卓上」という言葉があるように、机の上に置いて使うのに適した大きさの小型の計算機という意味でもある。かつては文庫本や新書本程度の大きさがあるのが当たり前だったため、名称に「卓上」という言葉が入っていて、それが定着したものである。しかし、技術の発展(特にICの技術と表示装置(液晶)の技術の発展が大きい。)によって小型化が進み、カード・サイズの電卓が登場し、更には腕時計、時計、携帯電話にもこの機能が組み込まれるようになり、とても「卓上」とは言えないような小さなものまで生まれている。(しかし、手入力のためのボタンが小さいと使いにくい、表示部も小さくすると計算結果が見にくい、ということもあって、一時期の小型化競争から脱却し、ある程度の大きさのものが現在は主流となっている。→再び「卓上」という言葉に相応しい程度の大きさに戻って来た。
「電卓」には簡単な計算だけできるものから、高度な計算までが可能というものまである。最も基本的な電卓は、四則演算と平方根、百分率の計算機能を持っていて、計算結果の表示は8桁というのが標準的である。(どんな電卓でも、これぐらいの機能を有しており、必要最小限と言うことが出来る。)それをベースにして、様々な計算が出来るように機能拡張された電卓があって、それが付加価値となっている。尚、付加価値としては計算出来る関数が多いというだけでなく、1度のキー操作で「00」や「000」の入力が可能な入力キーを持っているもの、表示桁数が10桁、または12桁になっているものもある。一方、計算出来る関数としては、簡単な範囲では消費税計算ができるもの、三角関数、対数、指数計算、物理や工学計算機能が出来るものなどがある。また、そういうものは、計算結果が8桁を越えると有効数字が8~10桁ぐらいの間で指数表示を行うのが基本となっていて、最大で99桁までの計算が可能になっているものが一般的である。(「関数電卓」と呼ばれている。)
更には、計算式をユーザーでプログラムすることが可能なもの、グラフ表示が可能なものなどもある。(これらの「関数電卓」と呼ばれている。)また、最近では工学表示に対応した機能として、計算結果を「K」「M」「G」「T」「P」「E」「m」「μ」「n」「p」「f」という単位を用いて表示することが可能なものもある。(例えば、「1/2」を計算すると「500m」と表示される。)
「電卓」の歴史は1962年にイギリスで登場したのが最初である。日本には1964年に入って来た。尚、当時の電卓は真空管を使って回路を組んでいたため、かなり大きなものであって、「電子計算機」であって「電子卓上計算機」とは呼べるような代物ではなかった。(何せ、家一軒分ほどの大きさになったのですから...)が、真空管がトランジスターに置き換わるようになった1970年代には急速に小形になり、更にICが使われるようになって、一段と小型化が進んでいき、このころになって「卓上」という言葉がピッタリというサイズにまで小さくなった。
「電卓」の開発の歴史は、ICの開発競争の歴史でもあって、それが「電卓の小型化競争」、「液晶ディスプレイの開発」の歴史ともリンクしている。正に電卓は、現在の産業の基本となるテクノロジーが詰まった最先端技術として、1970年代には熾烈な開発競争が行われていたものである。そしてICの開発競争からLSIへと進化し、マイクロ・プロセッサの開発の礎となったことから、ある意味では電卓の発展がパソコンを生み出したと言っても過言ではない。
一方、電源の方も、当初はAC電源を使用していたが、電池が電源として用いられるようになって低消費電力化が進んでいくことになる。そして、ICの発展で電卓が小さくなっていくとボタン電池が使われるようになり、更に小型化を進めることになり、カード・サイズの電卓を生み出した。更には太陽電池を搭載したものが登場し、これは太陽電池パネルの開発の基礎にもなった。(日光ではなく、室内照明の光で十分な電力が得られるほど、省電力化も進んでいる。)
現在、「電卓」は余りにも身近な存在であるため、「たかが電卓」と思われてしまうのだが、「電卓」の開発競争があったために今日の電子回路技術に必要な技術(開発当時はいずれもが最先端技術である)が生まれ、それが今日のエレクトロニクス産業の基本になっている。つまり、「電卓」が無かったら、今日のエレクトロニクス技術は10年以上遅れていた、とも言われるように、それだけの技術の結晶である。しかし、「電卓」の功罪としては、暗算能力の低下という問題を生み出したのもまた事実である。ちょっとした四則計算であれば、電卓を使わないで暗算でやってしまいましょう。
英語では「Calculator」、ドイツ語では「Taschenrechner」、フランス語では「Calculatrice」、イタリア語では「Calcolatrice」、スペイン語とポルトガル語では「Calculadora」と言うが、現在では「Dentaku」と言っても通じるようになっている。また、中国語では「計算器」という。
「そろばん」:漢字で記すと「算盤」または「十露盤」と表記する。計算器の一つであって、古くから中国や日本で使われてきた道具である。構造は、横長の箱の横方向に梁を設け、これを貫く形で縦方向に多数の串を渡し、それぞれの串には5個~7個の珠を貫く構成となっている。梁上には1個または2個の珠を設け、これは1個の珠で数字の「5」を表している。また、梁下には4個または5個の珠を設け、1個の珠は数字の「1」を表している。そして、珠を上下に動かすことで加減乗除の計算を行う。
起源は宗から元の時代の中国という説と、古代バビロニアという説とがある。また、中米のアステカにも存在することから、そちらという説もある。(要するに、起源についてははっきりしていないということである。また、それらの土地は当時に交流があった訳ではないので、人間の考え出した道具としては同じような発想をしているということを示していると言うことにもなる。)尚、日本には室町時代の末期に伝来したとされている。
昔は「読み書きそろばん」と言われたように、そろばんは基本的な学問の一つとされていた。小学校でもそろばんの授業が必須であったという時代があった。しかし、電卓の普及によって、次第に取って代わられるようになり、現在では「そろばん」は殆ど使われなくなった。しかし、「10進法」の概念を説明するのには「そろばん」は都合が良く、教材としては現在でも生き残っている。また、実際にそろばんを使わなくても、頭の中でそろばんを思い浮かべて暗算することで、暗算を早く行うことが出来るとされていて、小学生の習い事の一つとしては現在でも広く行われている。
また、そろばんを使うことで手先を素早くこまめに動かすことになり、これが能の発育に良いとされ、近年では見直されている。→考えてみれば、電卓は電池が無ければ「唯の箱」にしかすぎないが、そろばんは電池は不要で使えますし...
英語とオランダ語では「Abacus」、ドイツ語では「Abakus」、フランス語では「Boulier」、イタリア語では「Abaco」、スペイン語とポルトガル語では「Ábaco」、中国語では「算盤」と言う。
「スケボー」:「スケートボード」の省略した言い方である。スポーツ用具の一つであって、平地や斜面、専用バンクなどをこれに乗って滑走するものである。人が乗るため、それなりの大きさがあって、板(「ブランクス」という)の長さは75cm程度が一般的になっている。そして、その板の下には前後に二輪ずつ、合計で4つの車輪(「ウィール」と言う)が付いている。(四輪であるため、転ぶことなく安定している。)
元々は、マリンスポーツであるサーフィンを陸上で練習するために作られたものが始まりであって、20世紀初頭のアメリカが起源である。それがサーフィンとは異なるものと認識されるようになるのは戦後になってである。特に1960年代に、アメリカ・西海岸でブームになり、それが日本や欧州にひろがっていくことになった。新しいスポーツとして認識されるようになるのは'70年代になってからであって、広く普及するようになる。そして競技会なども行われるようになる。
日本では1982年になって日本スケートボード協会が設立されているが、'80年代には完全に都市型スポーツの一つとして定着するようになった。
英語、ドイツ語、イタリア語では「Skateboard」(但し、発音は異なる。)、フランス語では「Planche à Roulettes」、スペイン語では「Monopatín」、ポルトガル語では「Skate」、中国語では「滑板」と言う。
言うまでもなく、スケートボードはスケートボードであって、そろばんはスケートボードの変わりにはなりません。
「マッサージ」:手によって、または特殊な器械を用いて、身体を擦り、揉み、叩きなどによって血行をよくする治療法の一つである。これによって静脈系血液循環を良くすることで、血流をよくして疲労改善、筋肉の機能を高める、体内循環を良くするなどを行い、身体の緊張をほぐすものである。
世界的にも古くから行われているものであって、多少の違いがあるものの、手で身体を揉む、叩くなどの方法はほぼ同じである。(やり方、その時に一緒に使用するもの等には違いがある。)
日本では昔は「按摩」と呼ばれているものであって、同時に鍼灸治療という治療方法としても確立していた。
現在では、疲労回復、リラックスなどの他にも美容、健康維持のためにも行われていて、広く行われている。(肩こりなどの歳には誰でも簡単なこれを行っていますよね...)
英語、ドイツ語、フランス語では「Massage」(但し、発音は異なる。)、イタリア語では「Massoterapia」、スペイン語では「Masaje」、ポルトガル語では「Massagem」、中国語では「按摩」と言う。
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