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毒姫とわたし#16 [ドラマ]

物語としては、今後の波乱の展開への伏線が更に張られるようになっているが、物語のスピード感、テンポの良さは、美姫と小麦のやりとりの部分以外は全く、主役の2人がいるところといないところでは全く別ドラマのように感じました。「緩急がある」という言葉があるが、登場人物に酔ってスピード感が異なるということでは「緩急」とは言わないだけに、演出の方も更に一工夫欲しい所です。

春江は美姫の本当の母親ではなく、娘の桜子が難病で、その手術費用が欲しいことで美姫に近づいたと言うことが明らかになる。(但し、美姫と小麦はまだそのことを知らない。)しかも、裏で糸を引いていたのは友樹だった。春江は美姫の通帳を手にして出ていこうとするが、やはりそれが出来ず、通帳は元に戻して出ていこうとした。小麦がたまたまそんな春江を見かけて後をつけると、春江は病院に行った。小麦は病室から出てきた春江を待っていて問い詰めた。すると、美姫には難病の妹がいる、と語った。美姫に話すと、美姫は妹がいるということで病院にやってきた。そして、手術費用を稼ぐため、小麦に短期で稼げる仕事を注文した。

が、そんなアイデアは簡単には思い浮かばない。美姫と小麦は桜子の前で(テンポのよい)話を続けていると、桜子の言葉から新しい仕事のアイデアが浮かんだ。

それはエッセイだった。美姫の毒舌をそのまま文章にするというものだった。小麦は直ぐに企画書を作り、君嶋社長の下に提出された。社長はそれを認め、直ぐに企画は動き出した。が、その発売日には大作家・美園の新作エッセイも発売される予定となっていた。

桜子の病院に一人の影が歩いていく。そして春江に、ニセモノということを語り、本当の美姫の母親は自分だと告げた。

美姫を巡る異なる思惑を持つ人がそれぞれ動いていくが、本当のことを知らない美姫と小麦は素直に受け止めて対処していく所はいいですね。また、コンビとしても一見したところは噛み合っていないように見える美姫と小麦であるが、実は波長が一致していて、互いに信頼し合っているということも伝わってくる良いコンビになりましたね。(この部分はこれまでじっくり描いてきたことの蓄積でもありますし...)

そんな中、エリカが務めている天使園を訪れたみやびが、友樹を家に招いたが、ここから君嶋家もダークサイドに堕ちていきそうなのと、美園が美姫の母と言ったことで、悪役ポジションのキャラが本当に多くなりましたね...

 

毒姫とわたし (リンダブックス)

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  • 作者: 立見 千香
  • 出版社/メーカー: 泰文堂
  • 発売日: 2011/08
  • メディア: 文庫

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