ケータイ刑事銭形海5話[裏ネタ編]PART 6 [ケータイ刑事]
「銭形海」の第5話「本家VS元祖、女将の戦い! ~フグ毒殺人事件」の裏ネタ編・増補の5回目となる今回は、劇中に登場した料理から、「フグ刺し」について、「おひたし」について、「山菜」について、これが疑われたことから「タレ」について、そしてこのフグには毒がないということから「養殖」について記します。
また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/5/4付です。
「フグ刺し」:フグ料理の一つであって、フグの刺身料理である。関西では「テッポウ刺し」またはそれを更に縮めて「テッサ」ということもある。(フグ(の毒)に当たれば鉄砲で撃たれたのと同様に死ぬことから、フグのことを「テッポウ」と呼ぶ。)
フグの身を薄く薄く切り、それを大皿に平たく円を描くように、皿一杯に盛りつけるのが一般的である。(「ベタ盛」と呼ぶ。それ以外でもいくつかの呼び名がある別の盛り方もある。)白身で、透明であるフグの身が綺麗に、花のように盛りつけられることになり、味覚だけでなく視覚の方でも楽しませてくれる料理である。(刺身であるので、フグの身を薄く切り、それを盛りつけるだけですけど...)
刺身はポン酢で食べるのが一般的である。また、薬味としては、もみじおろし、アサツキが一般的である。また、刺身が薄いことから、大皿から一度に3、4枚を箸ですくい取り、一気に食べるという食べ方がよく知られている。
英語では「Thinly Sliced Raw Blowfish」、ドイツ語では「Dünn Geschnittener in Scheiben Roher Blowfish」、フランス語では「Blowfish Cru en Tranches Minces Coupé」、イタリア語では「Blowfish Crudo e Sottilmente Affettato」、スペイン語では「Blowfish Crudo Delgadamente Rebanado」、ポルトガル語では「Blowfish Cru Finamente Fatiado」と言うようにそれを説明するような言い方がされているが、最近では日本語をローマ字にした「Fugusashi」でも一部では通じるようになっている。また、中国語では「河豚糧食探子」と言う。
「おひたし」:漢字では「御浸し」と記す。また、単に「ひたし」という言い方や、「ひたし物」という言い方もある。(漢字よりもひらがな表記の方が一般的である。)山菜や菜などを茹で、だし汁に浸した料理の総称である。または、茹でたものに醤油を掛けただけというものも含まれる。
食材になるものは様々であり、また、複数の食材を混ぜている場合もある。そのため、単に「おひたし」と言っても、何が入っているのかはお楽しみと言っても良い。ほうれん草、白菜、春菊など、最近では特に季節に関係なく食されるような野菜が中心であるが、季節のものである各種山菜なども食材としてよく使われる。また、風味付けのために、ゴマや鰹節などがかけられることもある。
英語では「Boiled Greens with Dressing」、ドイツ語では「Gesottene Grünflächen mit Bekleidung」、フランス語では「Vert Bouillis avec Habiller」、イタリア語では「Verdure Bollite col Vestendo」、スペイン語では「Verdes Hervido con Vestir」、ポルトガル語では「Verdes Fervidos com Vestir」というように説明する言い方がされているが、近年では日本料理の浸透で「Ohitashi」と言う言い方もされるようになっている。また、中国語では「浸」と言う。
「山菜」:山に自生する野菜の総称である。基本的に、栽培されているものではなく、食用になる自生しているものを指す。食する場合は、自生しているものを採取してくることになる。尚、ヨモギやノビルも自生しているものであるが、山ではなく土手などに自生していることから「山菜」とは呼ばずに「野草」として区別されているが、時にはそれらも「山菜」に含める場合もある。
代表的なものとしては、わらび、ゼンマイ、タラの芽、アケビ、シオデ、コゴミ、ユリ根、セリ、アシタバ、山ウド、スズタケ、ツワブキ、マタタビなどが有名である。
また、一部の毒草と間違えられて採取されているものがある。(スイセン、スズラン、トリカブト、ドクゼリ、ウルシなど。これらは「山菜」ではなくて「毒草」である。)
山菜採りに山に入った人が遭難したり、毒草を採取してきて食中毒になるという事故が毎年必ず発生しているが、山菜を採取しに行く場合は十分注意しましょう。また、採取した山菜を調理する場合も、似ている毒草ではないかという疑いを持って、確かめることを忘れないようにしましょう。
英語では「Edible Wild Plant」、ドイツ語では「Eßbare Wilde Pflanze」、フランス語では「Plante Sauvage Comestible」、イタリア語では「Pianta Selvatica e Commestibile」、スペイン語では「Planta Salvaje Comestible」、ポルトガル語では「Planta Selvagem Comestível」、中国語では「野菜」と言う。
「タレ」:料理に使用される液体の調味料のことである。但し、醤油などの単体の液体調味料のことではなく、複数の調味料を合わせて作られた液状のもののことを指す。
醤油、味噌、みりんなどをベースとして、そこに各種調味料や香辛料を加えたものである。また、とろみのあるものもある。
ウナギのタレ、焼き肉のタレ、しゃぶしゃぶのタレ、焼き鳥のタレなどは、タレの中でも広く知られているものであって、様々な味のタレが市販されている。また、大学芋のタレはとろみのあるタレの代表的なものと言うことが出来る。尚、(鶏の)唐揚げにはレモン汁をかけることがあるが、それ単体では「タレ」とは呼ばないが、レモン汁に各種調味料を混ぜたものであれば「タレ」と言うことになる。また、照り焼き、ショウガ焼きに使うものも「タレ」と呼ぶことが出来る。その一方で、卵かけご飯にかける醤油は「タレ」とは呼ばない。
尚、ドレッシングやソースと呼ばれる液体調味料があるが、それらは「タレ」とは別物という扱いである。(西洋料理では「タレ」とは言わず「ソース」と呼ぶのが一般的である。)
英語では「Sauce」、ドイツ語では「Soße」、フランス語、イタリア語では「Sauce」(但し、発音は異なる。)、スペイン語では「Salsa」、ポルトガル語では「Molho」、中国語では「佐料」と言う。
「養殖」:水産業に於いて、魚や回想などの水棲生物を人工的に水中の管理された場所で飼育、繁殖させることをいう。尚、特に設備を用意することなしに、単に数量を増やすように育てるだけであれば「養殖」とは呼ばずに「増殖」と呼ぶ。また、海、池、湖などの自然環境の中で、特に管理したエリアを使って行うものと、人工池、プールなどで行うものとがある。(尚、淡水/海水の違いは養殖には関係しない。)
魚の養殖ということでは、海水魚ではタイ、ハマチなど、淡水魚では鯉、ニジマス、ウナギ、アユ、金魚、各種熱帯魚、ドジョウなどが広く知られている。また、車エビ、フグなど、最近ではマグロの養殖に成功したという報告も届いている。魚以外では、真珠、カキ、ホタテ、ワカメ、カイメンなどの養殖が有名であって、広く知られている。
養殖のメリットとしては、供給を安定したものにすることが出来ること、品質のバラツキが小さくなることがある。(真珠はこのメリットを大きく受けている。)また、フグのように毒を持つ種類は、養殖することで餌を管理することで無毒になることが分かっている。また、マグロでは天然マグロよりも運動量が減るため、脂の乗りが良くなり、中トロや大トロなどの高級部位が増えることが分かっている。その一方で、デメリットとしては、養殖場で水質汚染などがあった場合に全滅の可能性があること、餌の確保の問題がある。また、日本では天然ものに対する信仰のような所があるのも課題の一つである。
英語、フランス語では「Culture」(但し、発音は異なる。)、ドイツ語では「Kultur」、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語では「Cultura」(但し、発音は異なる。)、中国語では「養殖」と言う。
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