ケータイ刑事銭形零24話(2nd.11話)[裏ネタ編]PART 6 [ケータイ刑事]
「銭形零」の第24話(2nd.11話)「小学生検事VS銭形零 ~数学王選手権大会殺人事件」の「裏ネタ編」の5回目の増補となる今回は、ドイルが言った言葉から「邪魔」について、「低次元」について、「低レベル」について、「味噌っかす」について、これが起こったことから「停電」について、その停電の時に五代さんが鬼の首を取ったように言った「弱虫」について記します。尚、「停電」は「零・20話(2nd.7話)[裏ネタ編]PART 5」で記したものをベースにして加筆しました。
また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/5/8付です。)
「邪魔」:元々の意味は仏教用語であって、仏道修行を妨げるよこしまな悪魔のことである。それから転じて、「さまたげ」「障害」という意味が生まれた。
また、現在では頭に「お」を付け、「~する」という使い方(「お邪魔する」)とした場合に、他人の家を訪れることを言う。
この物語では、言うまでもなく、「障害物」という意味でさまたげになっているという意味であるが、ドイルくんにとって銭形姉妹はいつも対決して負けているだけに、ドイル流の理論では「よこしまな悪魔」と言う解釈も出来ないことはないですね...
英語では「Obstacle」、ドイツ語では「Hindernis」、フランス語では「Obstacle」、イタリア語では「Ostacolo」、スペイン語では「Obstáculo」、ポルトガル語では「Obstáculo」、中国語では「障礙」と言う。
「低次元」:次元が低いこと、そこから転じて、趣味、会話などの内容が低級であることを言う。
「次元」とは「空間の広がりをあらわす一つの指標」であって、「0次元点」、「一次元は線」「二次元は平面」、「三次元は立体空間」である。次数が低いほど、その空間の領域が狭いというのは見たら分かるが、「領域が狭い」ということは内容も狭い、更に程度が低い(=低級)という考えである。
ドイルくんにとったら、零ちゃんの会話(5万人の歓声で緊張する、という内容)は低級と言っていることになるが、ドイルくんは大観衆の前でも、ひいてはどんな時でも全く緊張することもなく、平静を装っていられるということ何でしょうね。が、実際は「愛・16話」で犯人に捕まってナイフを突きつけられて泣いているという過去がある。→それはドイルくんにとっては消してしまいたい黒歴史ということなのでしょうが...
但し、「低次元」だからと言って、その全てを切り捨てることは出来ない。物理学などでは「低次元」のモデルがしっかりとしているからこそ、それを二次元、三次元の理論に拡張することが出来るのである。「低次元」のものがお粗末なものであったら、現代の物理学は根底から崩壊してしまいます...
英語では「Low dimension」、ドイツ語では「Niedrige Dimension」、フランス語では「Basse dimension」、イタリア語では「Dimensione bassa」、スペイン語では「Dimensión baja」、ポルトガル語では「Baixa dimensão」、中国語では「低次原」と言う。
「低レベル」:水準が低いことである。ある指標を用いて論ずる場合、内容のあるものとないものとがあるが、それらを比較する場合に同じ尺度を用いて相対的に評価を行うことになる。その際、評価結果を指標として表示すると、内容のあるものが「高いレベル」とされ、内容のないもは「低いレベル」とされることになる。つまり、「低レベル」と言う場合は、少なくとも他のものと同じ尺度で評価した上で、相対的に評価の低いものということになる。(「低次元」と言った場合は他との比較が行われずに、単に包含する領域が狭く、程度が低い、ということであって、この点が「低次元」と「低レベル」との意味の違いである。)
この物語ではドイルくんが「低レベル化している」と発言しているが、ドイルくんは愛お姉ちゃまと舞お姉ちゃまの時に五代さんと面識があるため、それぞれの時と同じ尺度で五代さんのことを評価することが出来る。よって、「レベル」という言葉を使って語ったことになり、同時にこれは「愛・16話」と「舞・11話」から続いている物語であることをしっかりと語っているところでもある。(愛・舞の物語があるからこそ成り立つ部分でもある。)
但し、「低レベル」だからと言って、その全てを切り捨てることは出来ない。中には「低レベル」だからこそ良いというものもある。(例えば、危険度は低レベルの方が優れていると言うことになりますし...)
英語では「Low level」、ドイツ語では「Niedriges Niveau」、フランス語では「Bas niveau」、イタリア語では「Livello basso」、スペイン語では「Nivel bajo」、ポルトガル語では「Baixo nível」、中国語では「低水准」と言う。
「味噌っかす」:本来の意味は、味噌を製造する際、味噌を漉した残りカスのことを言う。で、それは役に立たないもの、ゴミであるということから、その意味で転じて、「遊びの中で一人前に扱われない子供のこと」「役立たずのこと」を意味する言葉になった。(基本的に罵って言う言葉であって、バカにした言い方の一つである。)
則ち、ドイルは零ちゃんのことを「役立たず」と言って、最初から蔑んで見ていたということである。で、その零ちゃんに敗北したドイルは、「役立たずに敗北したさらなる役立たず」ということになってしまいますね...
英語では、例えば「Good-for-Nothing」「Ostracized」などと言い、ドイツ語では「Taugenichts」、フランス語では「Propre-à-Rien」、イタリア語では「Buono-per-Nulla」、スペイン語では「Pelafustán」、ポルトガル語では「Bom-para-Nada」、中国語では「是不是醬做」と言う。
「停電」:配電が一時的に停止すること、またはそのために電灯などが消えることを言う。(使用者がスイッチを切るのではなく、供給側で何か問題が起こって給電が停止することである。)
原因としては様々な理由があるが、大別すると、意図的に行われるものと、自然災害などによって意図せずに起こるもの、給電システムの障害によって意図せずに起こるもの、更に需要が供給を上回ったことで発生する意図しないものとに分類される。
意図的に行われるものは「計画停電」と呼ばれ、予め使用者に停電することが通知された上で行われる停電である。これには電気工事を行うために行われる停電も含まれることになる。また、需要が供給を上回ることによって起こる大規模停電を回避するために一部地域を停電させるものとがある。(一定時間ごとに地域を変更する「輪番停電」もこれに含まれる。)
一方、意図しない停電は、自然災害(地震、カミナリ、台風、水害、雪害など)によるものは発電所、送電線、変電所などの施設がダメージを受けた場合に起こることになる。システムの障害によるものは、発電所や送電線、変電所のシステムにトラブルが生じて発生するものや、事故や火事によってそれらの施設がダメージを受けた場合、更に家庭で過負荷になってブレーカーが落ちた場合などが該当する。
日本では停電は殆どないが、これは世界でも他に例がないほどである。発展途上国の一部では、配電システムが未整備であったり、施設の老朽化などのために、1日の内、半分以上の時間が停電しているという国もある。また、毎日決まった時間帯に停電を行っているような所もある。(それだけ電力の供給体制が整っていないということである。→そういう国で安定した電力を使用する場合は、自家発電設備を持つことが当たり前となっている。)
英語では「Blackout」、ドイツ語では「Stromausfall」、フランス語では「Trou de Mmémoire」、イタリア語では「Interruzione di Corrente」、スペイン語では「Corte de Corriente」、ポルトガル語では「Blecaute」、中国語では「停電」と言う。
「弱虫」:意気地のない者に対して、それをバカにするように罵る言葉である。(「○○虫」という言い方は、他人を罵る時に良く使われる言葉であって、生物の「虫」を刺している訳ではない。)
喧嘩をした場合、言い争いをした場合にはこの言葉は当たり前の用に出てくる言葉である。
英語では「Weakling」、ドイツ語では「Schwächling」、フランス語では「Gringalet」、イタリア語では「Individuo Malaticcio」、スペイン語では「Persona Débil」、ポルトガル語では「Fraco」、中国語では「膽小鬼」と言う。
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