YOU AM I『SOUND AS EVER』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1993年に発表された彼らの1st.アルバムである。豪州出身のオルタナ系バンドである彼らの記念すべき最初のアルバムであるが、本アルバムよりも前に4枚のミニ・アルバムを発表しているため、待望のフル・サイズのアルバムとなった。ブレイクする前であったため、本アルバムは本国オーストラリアでもそれほど大きなヒットにはなっていない(豪州で最高位61位を記録している。)が、将来性を感じさせてくれる所が色々とあって、荒削りながらもなかなかの出来となっているアルバムである。
収録曲は以下の全13曲である。『Coprolalia』『Berlin Chair』『Trainspottin'』『Adam's Ribs』『Rosedale』『Forever And Easy』『Everyone's To Blame』『Jaimme's Got A Gal』『Who's Leaving You Now? (Kent/Rogers/You Am I)』『Ordinary』『You Scare Me』『Off The Field (Tunaley/You Am I)』『Sound As Ever』。
この中からシングル・カットされたのは3曲である。(過去4枚のミニ・アルバムの収録曲は含まない。)1st.シングルが『Adam's Ribs』、2nd.シングルが『Berlin Chair』、3rd.シングルが『Jaimme's Got A Gal』であるが、いずれも豪州のチャートではランクインしていないが、豪州ラジオ放送局チャートであるTRIPLE J HOTTEST 100というチャートでは、順に50位、23位、77位を記録している。
お薦め曲は、シングル曲の『Adam's Ribs』『Berlin Chair』『Jaimme's Got A Gal』と『Coprolalia』『Ordinary』、そしてアルバム・タイトル・ナンバーでアルバムの締めとなっている『Sound As Ever』をピックアップしておく。
サウンドの方は、派手な所がなく、おとなしめのロックであるが、プレイの方には上手さもあって、安心して聴いていられる。(但し、1st.アルバムであると言っても、4枚のミニ・アルバムを既に発表しているため、完全な初めてのアルバムでは無いので、ある程度の上手さが出ているのも当然と言えば当然ではありますが...)
豪州のロックは英米のものとは一味違う所があるだけに、じっくりと聴いてみるのもまた面白いものであるだけに、一度は見みょかたむけてみるのも宜しいかと...
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