ケータイ刑事銭形零25話(2nd.12話)[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]
「銭形零」の第25話(2nd.12話)「銭形零の殺人!? ～警視庁密室殺人事件」の「裏ネタ編」の2回目の増補となる今回は、冒頭で零ちゃんがこういうものに目を通しているということから、「資料」について、「マル秘」について、そして「極秘捜査」について、「特命」について、こうさせて欲しいと言っていたことから「専念」について、五代さんに対して言った「失望」について記します。
また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。（この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/5/15付です。）
「資料」：元になる材料のことである。特に、学術的な調査や研究の際には、研究に於ける判断や考察の根拠とする材料になる、既存の文献やデータ、または新たに集めたデータなどのことである。学術的にはこれらを元に発展させていくことになるため、ソース（Source）という言い方をする場合もある。
また、歴史の研究や編纂では、そこで用いる資料の中で、過去の出来事を記録したもの、文献、伝承などの文字となったいる資料のことを特に「史料」と言うことがある。尚、この時、文字になっていないものは「資料」と言う。→「史料」は「資料」の一部と言うことが出来る。
また、詩に詠む素材であれば「詩料」といい、製紙の原料となるパルプ戸水の混合物は「紙料」、試験や検査、分析をする時に今日する物質などのことは「試料」と言うように、読みは全て「しりょう」で同じであるが、漢字で表記する場合は、「元になる材料」ということでは同じであっても、それぞれ使い分けることになっている。→表意文字である漢字ならではであって、読みは同じでも見た目で意味が分かるのは便利なところである。
英語では「Document」、ドイツ語では「Dokument」、フランス語では「Document」、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語では「Documento」、中国語では「資料」と言う。
「マル秘」：「丸秘」と表記することもある。「秘密」として扱うこと、「秘密」とするべき内容のことをいう。元々は「秘密」と言う言い方をしていたが、その意味として記号として「秘」という漢字を「○」で囲い、「㊙」と表記したことから、これを「まる・ひ」と言うようになり、「丸秘」または「マル秘」と言うようになった。
言葉としては「秘密」と同じであるが、この言葉は記号として、または「秘密にすること」という注意を与える言葉として使われていて、そちらの意味でのしようが一般的になっている。
英語、フランス語では「Secret」（但し、発音は異なる。）、ドイツ語では「Geheimnis」、イタリア語では「Segreto」、スペイン語では「Secreto」、ポルトガル語では「Segredo」と言う。
「極秘捜査」：「極秘」とは、極めて秘密なことを指し、外部に知られたくない情報のことを指す「秘密」の中でも特に重要なもののことを指す。
一方、「捜査」とは、捜査機関（代表的なものは警察であるが、検察も捜査を行う機関である。）が刑事事件について、公訴を提起し、それを維持するために行うものであって、犯人、および証拠を発見、収集するために行う手続きのことである。（内容は、刑事ドラマでも色々と描かれているが、ドラマの場合は派手に演出されていることが多く、実際は地道な作業が多い。）
「極秘捜査」とは、捜査の一つであるが、捜査をしていることを表に出さず、秘密裏に行う捜査のことである。捜査を行っていることを隠すのは、この物語のように、組織内の不正を調べる捜査のように、捜査を行っていることが分かると、犯行グループが警戒することになり、捜査が進まなくなるなど、捜査に支障をきたす可能性がある場合に取られる捜査方法でもある。
また、身代金目的の誘拐事件の場合も、報道協定によって事件を隠し、捜査を秘密裏に行って被害者の生命を第一に考えて捜査を行うが、それも「極秘捜査」と言うことが出来る。
英語では「Absolutely Confidential Investigation」、ドイツ語では「Völlig Vertrauliche Untersuchung」、フランス語では「L'enquête Absolument Confidentielle」、イタリア語では「L'investigazione Assolutamente Riservata」、スペイン語では「Investigación Completamente Confidencial」、ポルトガル語では「Investigação Absolutamente Confidencial」、中国語では「絶密搜査」と言う。
「特命」：「特別の命令」のこと、または「特別の任命」のことを言う。（及び、その省略した言い方でもある。）通常の形ではなく、特別な形で命じられるものであるのは名前の通りである。
国家組織（政府など）の場合では、特に特命を受けて外国と交渉するということは珍しいことではなく、「全権大使」などが特命を受けて派遣されることが比較的多い。
英語では「Special Mission」、ドイツ語では「Besondere Mission」、フランス語では「Mission Spéciale」、イタリア語では「Missione Speciale」、スペイン語では「Misión Especial」、ポルトガル語では「Missão Especial」、中国語では「特命」と言う。
「専念」：「心を一つのことに集中すること」である。複数のことを行うのではなく、一つの事だけに絞って熱中すること、没頭すること、及びそのような状況のことを言う。
また、現在ではあまり使われることは少ないが、「一心に念ずること」と言う意味もある。
この物語でも、一般的に使われている前者の意味である。零ちゃんにしたら、警視総監のおじいちゃまからの特命で、極秘捜査を行うことになり、その資料に目を通しているところに、五代さんのちょっかいが入ったら、やはり事件に集中させて欲しいと思うのは当然ですよね。
英語では「Concentration」、ドイツ語では「Konzentration」、フランス語では「Concentration」、イタリア語では「Concentrazione」、スペイン語では「Concentración」、ポルトガル語では「Concentração 」、中国語では「専念」と言う。
「失望」：望みを失うこと、当てが外れること、ガッカリすること、落胆することを言う。類義語として「失意」「期待外れ」などの言葉がある。また、反対語は「希望」である。
この物語では、「ガッカリした」と言う意味になるが、銭形の相棒はこれまでにも何度も銭形を失望させていることの繰り返しでもあるだけに、零ちゃんも、五代さんと組んで12話目となったこの物語では、いまさらという気もするのですがね...
英語では「Disappointment」、ドイツ語では「Enttäuschung」、フランス語では「Déception」、イタリア語では「Delusione」、スペイン語では「Desilusión」、ポルトガル語では「Decepção」、中国語では「失望」と言う。
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