「THE AIR UP THERE」 [映画(洋画)]
表題の作品は1993年のアメリカ映画「アフリカン・ダンク」である。日本での劇場公開は1994年6月であった。バスケットボールを題材にしたコメディ作品である。
作品データを記しておくと、時間は107分、監督はポール・マイケル・グレイザー、脚本はマックス・アップル、撮影はディック・ポープ、音楽はデヴィッド・ニューマンである。そして出演は、ケヴィン・ベーコン、チャールズ・ギトンガ・マイーナ、ヨランダ・ヴァスケス、ウィンストン・ヌシュナ、マブト・シットホール、ショーン・マッキャン、デニス・パトリック、アイロ・マトンバ、たちである。
バスケットボールの名選手として活躍したジミーは、現在では米国東部のある大学でバスケットボールのアシスタント・コーチを務めていた。そして、現在の監督・レイが勇退した後の監督の座を狙っていた。しかし、監督になるには、スターとなる逸材をスカウトしてして、監督としての技量があるところを示さなければならなかった。で、スター候補をスカウトしようとするジミーだったが、主な選手は既に炊こうがスカウトしていて、これという選手はいなかった。そんな中、ジミーは、アフリカでのボランティア活動を伝えるビデオを見にして、そこに、長身で精悍な若者を見出した。その男は恵まれた体格をしていて、運動能力も高かった。で、周囲の反対を押し切って、アフリカに渡るジミー。彼はケニア・ウナビ族の酋長の息子であり、戦士でもあって、2m34cmという身長のサレという若者だった。また、部族の間でも希望の星であった。ジミーは甘い言葉でスカウトしようとするが、全く興味を示さなかった。そんなある日、ウィナビ族と近くにいるミンゴリ族との間で土地問題が起こり、その決着をバスケットボールの試合で付けることになる。その土地は銅が産出すると言うことで経済的に大きな魅力がある土地であり、悪徳ブローカーが狙っていた土地でもあった。ウナビ族はバスケットボールには未熟であり、ジミーがコーチをすることになり、猛特訓を開始した。また、ジミーは、試合に勝てば、サレをスカウトしていくことも計算にあった。特訓を重ねていく内に、ジミーとサレとの間に友情と尊敬の念が芽生えていくことになる。そして試合の日がやってきた。試合は一進一退で進んで行くが、サレがスラムダンクを決めて、ウナビ族が勝利した。帰国したジミーは監督となり、サレはスター選手となったのだった。
ストーリーとしては、先読みが簡単にできてしまうものであって、これという所は全く無い。が、コメディ仕立てということで散りばめられているネタがテンポの良さを与えてくれている。ということで、これと言うことのないスポーツ・コメディ作品である。まあ、子供と共に家族が楽しんでみることの出来る1本であるので、家族で楽しむということで宜しいかと...
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