ZAPP『ZAPP』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1980年に発表された彼らの1st.アルバムである。'80'sに入り、Pファンクの後継バンドとして注目を集めることになった彼らの記念すべき最初のアルバムである。総合チャートでは伸び悩んでいるが、Billboardのブラックチャートでは1位を獲得しているアルバムである。
収録曲は以下の全6曲である。『More Bounce To The Ounce』『Freedom』『Brand New Player』『Funky Bounce』『Be Alright』『Coming Home』。
尚、収録曲数は少ないが、1曲は約9分半、1曲が7分台、2曲が6分台で、トータル時間は40分を超えている。つまり、1曲の時間が長く、たっぷりと堪能出来る曲が集まっていると言うことになる。(2曲目は4分弱ですけど...)
この中からシングル・カットされたのは『More Bounce To The Ounce』で、Billboardのブラックチャートで2位を記録している。尚、この曲のアルバム・バージョンは9分半弱という長尺であるので、シングル・バージョンとは別物である。
お薦め曲はシングルとしても同じもの『More Bounce To The Ounce』(やはり、アルバム・バージョンでたっぷり聴けるのが嬉しい所である。)と、LPではB面に収録されていた3曲である『Funky Bounce』『Be Alright』『Coming Home』をピックアップしておく。
本アルバムは、'80's当初の発表時に注目されただけでなく、'90's後半には色々とサンプリングされることになって、そのオリジナルと言うことで再び注目されている。また、特に彼らのサウンドはPファンクの後継として注目されたこともあって、ヒットの規模以上に大きな注目をあつめ、また、知られるようになっている。それ故、本アルバムは彼らの記念すべき1st.アルバムということだけでなく、'80'sのファンク・ミュージックヲ支えることになる彼らのアルバムということでも注目作である。確かに、'80'sで時代を席巻するという所までは行かなかったのも事実であるが、'80'sのファンキー・ミュージックを聴く上では外すことの出来ないものである。
曲数は少ないが、1曲辺りの時間が長いだけに、じっくりと浸るというのにも最適のアルバムであり、たっぷりと堪能しましょう!
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