ケータイ刑事銭形零25話(2nd.12話)[裏ネタ編]PART 9 [ケータイ刑事]
「銭形零」の第25話(2nd.12話)「銭形零の殺人!? ~警視庁密室殺人事件」の「裏ネタ編」の増補は今回限りです。(次からは「銭形零」も最終話に突入です。)で、五代さんの珍推理で名前が出た「非常梯子」について、零ちゃんの特命捜査はこれだったということから「麻薬」について、「横流し」について、これがいることは分かっていたということから「共犯者」について記します。尚、「共犯者」は「結・9話[裏ネタ編]PART 3」で記したものをベースにして加筆しました。
また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/5/15付です。)
「非常梯子」:非常時に使用するために設置されている梯子であって、主に災害発生時に脱出用として用いられるものである。(通常時は使用しないため、邪魔にならないように収納されていることもある。)
例えば、ビルが火災になって階段が使用不可能になった場合でも、これを使うことでそのビルの(2階以上のフロアから)屋内に脱出することが出来る。また、電車では、駅以外の場所で車外に出るには、床面が高いが、数段の梯子によってその段差を降りられるようにするための梯子が(主に車両の床下に)備え付けられている。
ビルなどの建築物の場合は、通常時は使用しないため、収納式になっているものが多く、収納性の良い縄ばしごが設置されていることが多い。また、マンションであれば、ベランダ伝いに下の階に降りる梯子が設けられているのが一般的であって、非常時には高層階からでもベランダ伝いに地上に降りることが出来るように備えられている。尚、この場合は1つ下の階までに1つ梯子というようになっているのが一般的である。
英語では「Emergency Ladder」、ドイツ語では「Notfallleiter」、フランス語では「Échelle de l'urgence」、イタリア語では「Scala di Emergenza」、スペイン語では「Escalera de Mano de Emergencia」、ポルトガル語では「Escada de mão de Emergência」、中国語では「非常梯子」と言う。
「麻薬」:一般的には、鎮痛作用、麻酔作用を有し、また、習慣性を生じやすい薬物のことをいう。医学的に鎮痛剤や麻酔剤として使用されているものもあるが、中毒症状を起こすものがあることから、その取り扱いには厳しい制限が設けられている。
しかし、一般的な認識としては、アヘンを中心とした芥子の実から精製されるアルカロイド系の薬物のことを指し、麻薬取締法で厳しく規制されているもの、と認識されている。(法律ではアルカロイド系麻薬や合成麻薬を規定して、それらは所持、販売、製造などの全ての段階を禁止されている。)また、大麻を中心としたもので、大麻取締法で厳しく規制されているもの、という禁止薬物として認識されている。(アヘン、コカイン、ヘロイン、モルヒネ、覚醒剤、大麻など)
尚、一部の物質については、向精神薬として利用されているものがあるが、医師などによる適正な投与以外の使用は禁止されている。(違法行為となる。)
一部のものは、医学の発展(特に麻酔医学)の発展に貢献したが、その副作用があることから問題となり、基本的に現在では、世界全体でこれらの薬は禁止されているが、オランダでは一部のものを豪放扱いしていて、許可を受けた店舗でのみ、店舗内での販売を合法としている。(許可された店舗外では違法となる。)これは一定の効果が出ているので、評価されているが、世界全体がこの方向に向かっているということはなく、あくまでも例外的な事例の一つである。(違法であることから、裏社会で高値で販売されていて、それがマフィアなどの資金源になることを防いでいる。)
また、現在は麻薬の無許可製造、所持、使用は犯罪行為の中でも重度のものとされていて、殺人罪に次ぐ重罪となっている。(日本やフランスでは無期懲役、アメリカやオーストラリアでは終身刑、中国、韓国、マレーシア、エジプトなどでは死刑が適用される。(特に中国では判決が確定すると、死刑執行も早い。))
英語では「Drug」、ドイツ語では「Droge」、フランス語では「Drogue」、イタリア語では「Medicina」、スペイン語では「Droga」、ポルトガル語では「Droga」、中国語では「毒品」と言う。
「横流し」:品物を正規のルートを経ずに、他に転売する行為のことを言う。尚、横流しに酔って転売された品物のことは「横流れ(品)」と言うことが多い。
また、横流しは、最初から転売することを目的にして行われることであり、不正ルートで高値で売られたり、通常では販売が禁止されている品物が売られることもある。(この物語では麻薬であり、その典型的な例の一つでした。)
麻薬や拳銃などのように、元々法的に売買が禁止されている品物の場合は、販売する方も不正に入手したものを売るというのが一般的であるため、「横領」という行為を行っていることになる。
尚、友達同士やご近所さんなどで同じ物を一緒に、一人の人がまとめて購入し、それを一緒に買うとした仲間に売るという行為は、形の上では「横流し」のように見えるが、これは「共同購入」との一形態であって「横流し」とは言わない。(仲間同士の売買は正規の販売ルートとは言えないが、代表者は仲買人の役割をしているという解釈が成り立つためでもある。)
英語では「Illegal Selling」、ドイツ語では「Illegales Verkaufen」、フランス語では「Vente Illégale」、イタリア語では「Vendita Illegale」、スペイン語では「Venta Ilegal」、ポルトガル語では「Venda Ilegal」、中国語では「倒賣」と言う。
「共犯者」:1つの犯罪に於いて、複数の人間で罪を犯した場合、その犯罪行為の中心となった人物(「主犯」と言う)と、それに協力する形になった人が存在することになる。この場合、主犯に対してそれ以外の犯人のことを「共犯者」と言う。複数人での犯罪の場合は、役割分担をして犯罪を行っていることになり、例え、実行犯ではなく、単なる見張り役であっても、(逃走用の)車の運転手であろうと、その犯罪に関わった全ての人のことを指す。
また、実行犯以外の共犯者としては、犯行を実行した人だけでなく、その人を唆して実行させた人物(「教唆犯」という)や、犯行には直接加わらずに、実行者に対して何らかの手助けや援助を行った人物、助言を与えたりした人物(これらは全て「幇助犯」ということになる。)も含まれることになる。(この場合は実行犯が1人である単独犯であっても、共犯者として存在することになる。)→前者は「教唆罪」が、後者は「幇助罪」が適用されることになる。
英語では「Accomplice」、ドイツ語では「Komplize」、フランス語とイタリア語では「Complice」(但し、発音は異なる。)、スペイン語では「Cómplice」、ポルトガル語では「Cúmplice」、中国語では「共犯者」と言う。
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