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ADAM & THE ANTS『DIRK WEARS WHITE SOX』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1979年に発表された彼らの1st.アルバムである。当初の結成メンバーが全て引き抜かれるということがあり、それを乗り越えて発表されたのが本アルバムである。彼らはヴィジュアル面を意識したバンドの一つであって、ポスト・パンク/ニューウェーブの流れに乗って登場し、後のビジュアル系を意識したバンドに多大な影響を与えているバンドである。音楽的な評価は今一つであるが、影響力と言うことでは多大なものを残している。尚、チャート成績は、本国イギリスで最高位16位を記録している。(それ以外の国ではチャートインしていない。)

収録曲はオリジナル盤では全11曲であったが、2004年にリマスターされたときに8曲のボーナス・トラックが追加されて、現在では全19曲の収録となっている。収録曲は以下の通りである。『Car Trouble (Parts 1 & 2)』『Digital Tenderness』『Nine Plan Failed』『The Day I Met God』『Tabletalk』『Cleopatra』『Catholic Day』『Never Trust A Man (With Egg On His Face)』『Animals And Men』『Family Of Noise』『The Idea』。(以下、ボーナス・トラック)『Zerøx』『Whip In My Valise』『Kick!』『Physical』『Car Trouble (Parts 1 & 2)(Hughes Mix)』『Friends』『Car Trouble(Single Version)』『Kick!(Single Version)』。

この中からシングル・カットされたのは『Car Trouble』である。この曲は彼らのシングル曲としては3曲目ということになる(最初の2枚のシングルはアルバム未収録である。2nd.シングルは本アルバムのボーナス・トラックに収録されている『Zerøx』である。)が、チャートインは本国イギリスを含めた達成しなかった。

お薦め曲はシングル曲でもある『Car Trouble』と『Nine Plan Failed』『Cleopatra』『Animals And Men』『Family Of Noise』という所をピックアップしておく。(ボーナス・トラックからは『Zerøx』と『Car Trouble(Single Version)』を拾っておくことにする。)

ヒットの規模と言うことでは小さかったが、本アルバムは彼らにとっても、ADAM ANTにとっても記念すべきアルバムであり、ビジュアル面を意識したバンドということでは既にいくつかが存在していたものの、後に与えた影響としては彼らも大きいと言うことで、ポストパンクの流れの中でも彼らは重要なポジションに位置するのは言うまでも無いところである。ただ、当時はビジュアル面のことを語るとゲテモノ扱いされる傾向があったのも事実であって、音楽的には今一つ、正当に評価されていないところがあるのも事実である。が、第二次ブリティッシュ・インヴェージョンではそういう所が重要視されていく要素の一つになるだけに、彼らにももっとスポットが当たり、音楽的にも再評価されるべきである。そのためにも、じっくりと聴いておきたいアルバムの一つである。

 

Dirk Wears White Sox (Hk) (Reis)

Dirk Wears White Sox (Hk) (Reis)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Columbia Europe
  • 発売日: 2006/09/19
  • メディア: CD

Dirk Wears White Sox

Dirk Wears White Sox

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony/Bmg Int'l
  • 発売日: 2004/08/24
  • メディア: CD

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