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ケータイ刑事銭形海8話[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]

銭形海」の第8話「BS初! ついに舞台だ! ~超豪華!演劇者殺人事件・事件編」の裏ネタ編・増補の3回目となる今回は、劇中舞台劇の「恋する日曜日 ひとり芝居・マーメイドの恋」に関する事柄から、「恋する日曜日」について、「一人芝居」について、「マーメイド」について、そこに出てきた「かもめ」についてと「かもめのジョナサン」について記します。尚、「恋する日曜日」は「・20話[裏ネタ編]PART 1」で、「マーメイド」は「・1話[裏ネタ編]PART 2」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/5/25付です。

恋する日曜日」:略した言い方として「恋日(こいにち)」という言い方が一般的になっている。これまでに5シリーズのTVシリーズと、4本の劇場版映画が製作されている人気ドラマ・シリーズである。TVシリーズは5作の内、「第一」「第二」「第三」シリーズは各2クール(26話)と、1クールだった「文學の唄」シリーズと「ニュータイプ」シリーズがある。(但し、「ニュータイプ」は他の4シリーズとは設定もストーリー展開も全く異なる別物と言った方がよい。)尚、中には前後編、前中後編という物語もあるが、基本は1話30分(ドラマ本編は25分半程度)の1話完結のオムニバス・ドラマである。

このシリーズには、TVドラマは殆ど撮らない映画監督が監督を務めていたり、新人の脚本家が書いた物語などがあるなど、内容は実にバラエティに富んでいる。シリアスなドラマがあったと思うと、コメディ色を前面に出したものもあり、また、新たな試みも実験作という形で取り入れられている。

共通している(但し、「ニュータイプ」は除く。)のは'80'sや'90'sの音楽(3rd.では'70's含めたアニメソング)を主題歌にして、その曲をモチーフにしたオリジナル・ストーリーのドラマということである。尚、「文學の唄」では、音楽ではなくて、日本文学界を代表する作家の小説をモチーフにしている。

作品としては、BS-i(当時)らしい低予算作品であるため、派手さは無いのだが、じっくりと描いたドラマであったり、面白い発想を元にした作品であったり、演出の工夫がユニークであったり、突拍子もない発想の実験作があったり、ということで、色々と見所のあるオムニバス作品集である。また、使用した主題歌をモチーフにしたストーリーも良く、いずれの作品も見終わった後に、ちょっぴりと幸せを感じられるという所も魅力である。

映画作品は、2004年の「さよならみどりちゃん」、2006年の「恋する日曜日[劇場版] LOVE ON SUNDAY」、2007年の「恋する日曜日 私。恋した」、2008年の「ニュータイプ ~ただ、愛のために~」である。

「さよならみどりちゃん」は、「ケー刑事・ファミリー」の何人かが出演しているが、主演の星野真里が第27回ナント三大陸映画祭で、主演女優賞を受賞し、作品も銀の気球賞(準グランプリ)を受賞して、高い評価を受けた作品である。

作品データを記しておくと、2004年の作品で、時間は90分、原作は南Q太の同名漫画、プロデューサーは丹羽多聞アンドリウ、監督は古厩智之、脚本は渡辺千穂、撮影は池内義浩、美術は須坂文昭、音楽は遠藤浩二、主題歌は荒井由美の名曲「14番目の月」(但し、歌っているのは奥村愛子)である。そして出演は、星野真里、西島秀俊、松尾敏伸、岩佐真悠子、佐藤二朗、おかやまはじめ、綾貴士、諏訪太朗、藤沢大悟、中村愛美、戸田昌宏、にわつとむ、今井祐子、千葉哲也、小山田サユリ、佐々木すみ江、たちである。

「恋する日曜日[劇場版] LOVE ON SUNDAY」は、TVシリーズの第20話から22話の前中後編の物語を劇場版にブラッシュアップしたものである。

作品データは、2006年7月公開の作品で、時間は89分、プロデューサは丹羽多聞アンドリウ、監督は廣木隆一、脚本はいずみ吉紘、撮影は村石直人、美術は小林慎典、音楽は遠藤浩二、主題歌はRCサクセションの『君が僕を知っている』である。そして出演は、水橋貴己、若葉竜也、芳賀優里亜、佐々木和徳、水橋研二、小山田サユリ、石野真子、たちである。

「恋する日曜日 私。恋した」は2007年6月公開の作品であって、「恋日」の第一、第二シリーズの延長線上のスタイルで製作された作品である。

作品データは、時間は97分、プロデューサーは丹羽多聞アンドリウ、監督は廣木隆一、脚本は渡辺千穂、撮影は水口智之、美術は桜井陽一、音楽は遠藤浩二、主題歌は喜納昌吉の『花~すべての人の心に花を』である。そして出演は、「銭形舞」の堀北真希、窪塚俊介、岩本千波、若松武史、吹越満、高岡早紀、たちである。

「ニュータイプ ~ただ、愛のために~」は2008年11月公開の作品であって、TVシリーズの「ニュータイプ」からスピンオフしたような作品であるが、TVシリーズのコミカルな要素を捨てた異色作となっている。

作品データは、時間は90分、プロデューサーは丹羽多聞アンドリウ、監督は廣木隆一、脚本は加藤淳也、音楽は 遠藤浩二、主題歌はTVシリーズ「ニュータイプ」の主題歌であった 『片翼の神』である。そして出演は、大政絢、竹財輝之助、佐野和真、山田キヌヲ、たちである。

一人芝居」:「独り芝居」と表記することもある。俳優が1人だけで演じられる芝居のことである。(ここでいう芝居とは、舞台で演じられるものであって、狂言、演劇などがある。)

元々は、狂言で一人だけで演じられるものがあって、それを「独り狂言」と言った。後に「独り芝居」と呼ばれるようになる。演劇としてのものは大正末期に汐見洋がチェーホフ作の「タバコの害について」を独演したことから始まっていて、1人で演じられた芝居であることから「一人芝居」とよばれるようになる。更に、戦後になって杉村春子が演じたジャン・コクトー作の「声」によって広く知られるようになった。'70年代以降は完全に芝居の一つのスタイルとして定着し、多くの俳優か1人で演じる芝居として数多くの作品が生まれている。尚、最近ではイッセー尾形が「一人芝居」ということでは数多くの作品を演じていて、「都市生活カタログ」シリーズは作品数が300本を超えている。また、このシリーズは欧米でも上演されている。

尚、「一人芝居」は出演者が1人であるため、製作費を抑えた低予算作品と誤解されることがあるが、1人の出演者が全てを表現しなければならないため、高い演技力が求められるのは言うまでも無く、高度な技量を持っていなければ出来るものではない。(決して低予算作品ということではない。)

英語では「One play」、ドイツ語では「Ein Spiel」、フランス語では「Une pièce」、イタリア語では「Un dramma」、スペイン語では「Una obra」、ポルトガル語では「Um jogo」、中国語では「一個人戲劇」と言う。

マーメイド」:上半身が人間(女性)で、下半身が魚という姿をしている想像上、伝説上の動物であって、海や川に棲んでいるとされている動物である。日本語では「人魚」と言う。尚、基本的に上半身は女性の姿をしているが、衣服を着用していない。また、伝説として伝わっている人魚はの上半身の姿は若い女性である。尚、上半身が男性という「マーマン」と呼ばれるものもいるが、「マーメイド」とは区別されている。(中国語では「美人魚」と言う言い方があるが、これは人魚は女の姿をしているという認識である。)

海でいくつかの伝説があるが、共通しているのは悲劇の物語となっていることである。(船を難破させるという悪者としての言い伝えもある。)また、人魚の肉を食べると不老不死になると語られているものもある。(日本の「八百比丘尼(おやびくに)」はこれで知られている。)

有名なものは、ドイツ・ライン川に伝わるローレライの伝説、アイルランドの伝説のメロウ、ギリシャ神話のセイレーン、ノルウェーの伝説のハルフゥ、アンデルセン童話の人魚姫などがある。また、水の妖精・オンディーヌとして伝わっているものもある。

尚、伝説は世界各地にあるが、その地域によって伝説の内容の方は違いがあるが、上半身が人間の女性の姿、下半身が魚の姿という所は共通している。

英語では「Mermaid」、ドイツ語では「Nixe」、フランス語では「Sirène」、イタリア語とスペイン語では「Sirena」(但し、発音は異なる。)、ポルトガル語では「Sereia」、中国語では「人魚」または「美人魚」と言う。

かもめ」:漢字では「鴎」と表記する。チドリ目カモメ科カモメ属に分類される鳥である。世界で50種類ほどがいる。翼長は35~45cm程度で、翼を広げると1m強になる。身体は白いが、背と翼は灰青色、風切羽の先端部分は黒色である。また、くちばしは黄色である。

生息するのは主に海辺である。季節で移動する渡り鳥でもあって、夏はユーラシア大陸の北部や北米大陸の北西部で繁殖し、冬になるとアフリカ大陸北部、ヨーロッパ、ペルシャ湾、北米大陸の南部などに南下して越冬する。日本にも冬に飛来してくる。

群で行動することでも知られていて、コロニーを作ることが知られていて、餌を選るのに行動することから群で行動する。

食性は雑食性であって、魚や海草などの海のものを中心に食するが、陸生動物の腐った肉も食べることで知られている。

英語では「Gull」または「Sea Gull」、ドイツ語では「Möwe」、フランス語では「Mouette」、イタリア語では「Gabbiano」、スペイン語では「Gaviota」、ポルトガル語では「Gaivota」、中国語では「海鷗」と言う。

かもめのジョナサン」:アメリカの作家・リチャード・バックが1970年に発表した小説であり、1973年に映画化されている。原題は「JONATHAN LIVINGSTON SEAGULL」である。三部構成の作品であって、寓話として知られている作品でもある。発表当初はそうでもなかったが、ヒッピー文化を象徴する作品としてクチコミで広がり、1972年になって大ヒットを記録し、世界的にもベストセラーとなった。また、日本でも映画の公開と合わさってベストセラーになっている。

映画のデータを記しておくと、1973年の作品で、日本での劇場公開は1974年10月であった。原題は小説と同じ、原作はリチャード・バック、監督はホール・バートレット、脚本はホール・バートレットとリチャード・バックの2人、撮影はジャック・コーファー、空中撮影はグレッグ・マクギリブレーとジム・フリーマン、音楽はニール・ダイアモンド、リー・ホルドリッジである。また、声の出演は、ドロシー・マクガイア、ジュリエット・ミルズ、たちである。

人間は登場せず、調教したかもめがキャラクターを演じている。また、空を飛ぶかもめはヘリコプターを使って撮影されていることで知られている。

 

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