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ALL-4-ONE『AND THE MUSIC SPEAKS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1995年に発表された彼らの2nd.アルバムである。前年のデビュー・アルバムが大ヒットを記録し、全米No.1シングル・ヒットも生み出した彼らが、その勢いに乗ったまま発表したアルバムである。ただ、セールスの方は前作のような勢いはなく、伸び悩んだが内容の方は充実したアルバムとして知られている。チャート成績は、Billboardで最高位27位に留まり、ニュージーランドで13位、スイスで49位を記録したが、イギリスや豪州ではチャートインしなかった。

収録曲は以下の全12曲である。『These Arms』『I Can Love You Like That』『Giving You My Heart Forever』『I'm Your Man』『I'm Sorry』『Could This Be Magic』『Here For You』『Think You're The One For Me』『Colors Of Love』『Roll Call』『Here For You』『We Dedicate』。

この中からシングル・カットされたのは3曲である。1st.シングルの『I Can Love You Like That』はBillboardで最高位5位を記録し、1995年の年間シングル・チャートでは15位にランクインしている。また、イギリスでは最高位33位を記録している。しかし、2nd.シングルの『I'm Your Man』はBillboardでもR&Bチャートの71位が最高で、3rd.シングルの『These Arms』はチャートインしなかった。

お薦め曲は、シングル・ヒットしている『I Can Love You Like That』とシングル曲の『I'm Your Man』、そして『Giving You My Heart Forever』『Here For You』『Colors Of Love』『Roll Call』という所をピックアップしておく。

本アルバムは、セールスで苦戦し、チャートも伸び悩んだが、内容の方は悪くなく、前作の美しいコーラスに磨きがかかり、優しさがアップして、柔らかに完成度が上がっている。

一方、結果論であるが、彼らのアルバムのチャートインは本アルバムまでで、1999年に発表されることになる3rd.アルバム以降は完全に忘れられている。(シングル曲は1996年のサントラ盤からのシングルのみチャートインし、それ以降はさっぱりである。)そういうこともあって、1st.アルバムに収録されていた『I Swear』の一発屋に近い存在で扱われるようになっているのは残念なところである。確かに、ヒットの規模ということでは、一発屋に近い(「二発屋」と言う声もありますが...)が、曲の良さ、コーラスワークの素晴らしさは本アルバムでも輝いている。

ということで、本アルバムは正当に評価されていないところがあるだけに、じっくりと聴いて、曲の良さを改めて感じて貰いたいと思うところである。(再評価されるべきである。)じっくりと聴きましょう!

 

And the Music Speaks

And the Music Speaks

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Atlantic / Wea
  • 発売日: 1995/06/06
  • メディア: CD


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