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「ALVAREZ KELLY」 [映画(洋画)]

表題の作品は1966年のアメリカ映画「アルバレス・ケリー」である。日本での劇場公開は1966年11月であった。南北戦争下のアメリカで、牛の大群をメキシコから北軍まで運ぶ仕事を請け負った男の物語である。

作品データを記しておくと、時間は116分、監督はエドワード・ドミトリク、脚本はフランクリン・コーエンとエリオット・アーノルドの2人、撮影はジョセフ・マクドナルド、音楽はジョニー・グリーンである。そして出演は、ウィリアム・ホールデン、リチャード・ウィドマーク、ジャニス・ルール、パトリック・オニール、ヴィクトリア・ショウ、ハリー・ケリー・Jr.、ロジャー・C・カーメル、リチャード・ラスト、アーサー・フランツ、ドナルド・バリー、デューク・ホビー、ハワード・ケイン、モーリス・ヒューゴ、G・B・アトウォーター、ロバート・ミルガン、たちである。

時は南北戦争下の1864年。アイルランド系アメリカ人のアルバレス・ケリーは北軍との契約によって、2500頭の牛をステッドマン少佐と共にメキシコから運び出した。彼は南北どちらにも味方する訳では無く、金のために仕事を引き受けたのだった。そんな一行を、ロシター大佐が率いる南軍のゲリラ隊が見張っていた。というのは、南軍は食糧不足に陥っていて、その牛を盗もうとしていた。ケリーの一行がバージニア州・のワーウィック農場に着いた。その夜、ケリーは美しい女主人・チャリティとロシター大佐の策略によって南軍に誘拐された。そしてロシターに協力する羽目になる。そんな中、ロシターの美しい婚約者・リズと知り合い、リズは戦争にもロシターにも嫌気が指していたということで、リズをイギリスへ逃がしてやった。リズを逃がしたことを知ったロシターは怒り狂うも、牛を奪うためにケリーを活かしておかなければならないため、我慢した。そして牛を奪う計画を実行する日になる。ケリーとロシターは、チャリティの手引きで、彼女の家の地下倉に忍び込み、時を待つが、ステッドマンに捕まってしまう。が、南軍の兵士たちの襲撃で形勢逆転となって、南軍は2500頭の牛を得た。ステッドマンだけが逃走して、500人の北軍正規軍を組織して改めて追ってくる。北軍の陣地を突破するため、ケリーは牛の群を河に向かって暴走させ、北軍は牛の大群に蹴散らされた。そして逃げ切るために箸を爆破する計画であったが、仲間を助けるためにケリーがその橋に残る形になってしまう。ケリーの昔の仲間で、今は北軍に加わっていた男がケリーを狙うが、それをロシターが助け、橋は爆破された。そしてケリーは牛の群を率いて契約地であるリッチモンドに向かった。

物語としては地味に進んで行くこともあって、結構退屈に感じられる。唯一の見せ場として、後半の牛の大群の暴走シーンは流石に迫力がある。「ウエスタン」ということで期待したら裏切られるが、人間ドラマと捉えたら、なかなかの作品と言うところですね。

 

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