ALLMAN BROTHERS BAND『IDLEWILD SOUTH』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1970年に発表された彼らの2nd.アルバムである。また、同時に彼らの名前を知らしめることになったアルバムでもある。チャート成績はBillboardで最高位38位を記録している。(デビュー・アルバムは188位だったので、実質的に初めてヒットを記録したアルバムということになった。)
収録曲は以下の全7曲である。『Revival』『Don't Keep Me Wonderin'』『Midnight Rider』『In Memory Of Elizabeth Reed』『Hoochie Coochie Man』『Please Call Home』『Leave My Blues At Home』。
この中からシングル・カットされたのは『Revival』てある。この曲は彼らのシングル曲で初めてチャートインを記録した曲でもあって、Billboardで最高位92位を記録している。
お薦め曲は、シングル曲の『Revival』と『In Memory Of Elizabeth Reed』『Hoochie Coochie Man』をピックアップしておく。
内容的には、彼らのスタイルがほぼ揃っていて、スケールの大きいサウンド、長尺の曲もあり、更に彼らのサウンドの特徴となる要素も確立している。当然、泥臭さもあり、完成度と言うことではまだまだのところもあるのだが、彼らのスピリットとスタイルはしっかりとしたものがあるだけに、初期の彼らのアルバムとしては非常に纏まっている。
ただ、本アルバムに対する不満点は、収録時間が短く、30分を超えたところである。(せめて、ボーナス・トラックを追加して40分を超えるようにするとか、前年のデビュー・アルバム(これも33分強である。)といっしょにして「2 in 1」にするなどしてほしい所である。)とは言っても、彼らの初期の傑作アルバムということで、聴いておきたいアルバムの一つであることに変わりは無いですけど...
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