ケータイ刑事銭形海8話[裏ネタ編]PART 9 [ケータイ刑事]
「銭形海」の第8話「BS初! ついに舞台だ! ~超豪華!演劇者殺人事件・事件編」の裏ネタ編の増補は今回限りです。で、「ケー刑事」ではこの時に事件が起こるというのもお馴染みである「暗闇」について、犯人はこれをしていたとされたことから「サングラス」について、そして容疑者はこれを着ていたことから「背広」について、「鑑識メモ」で柴田さんがこれを拾ったことから「台本」について、佐藤二朗さんにこれを喰らったことから「ロックアウト」について記します。尚、「暗闇」は「結・8話[裏ネタ編]PART 1」で、「サングラス」は「海・2話[裏ネタ編]PART 3」で、「背広」は「零・18話(2nd.5話)[裏ネタ編]PART 3」で、「台本」は「零・12話[裏ネタ編]PART 4」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。
また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/5/25付です。
「暗闇」:光が無くて暗いこと、またはそのような場所、そのような時のことを言う。単に「闇」と言う場合や、「真っ暗闇」と言う場合もある。尚、その場所では光が存在しないため、その場所では何も見えることはない。
更に、そこから派生した意味として、「人目に付かない場所」「人の知らない場所」という意味が生まれている。更に、「暗い」という意味から、疚しく非道徳的なこと、理非のわきまえがないこと、という悪意のある物事を指す言葉が生まれている。これは、「暗闇(闇)」というのは「災い」を暗示する言葉として認識されているためであって、特に「闇」という言葉は、「闇社会」「闇金融」などというような言葉が示しているが、非道徳的な物事を示す接頭語になっている。
宗教の世界では、様々な宗教で「光」(「善」や「生」ということを象徴している。)と対極にあるものとして位置づけられていて、「悪」や「死」を象徴するものとされている。特に「闇」と言う場合は「光と闇」というように対にして捕らえられていて、重要なものとされている。
ところで、「ケータイ刑事」と「暗闇」と言うと、銭形本家の姉妹が暗所恐怖症ということで、暗闇の中では弱みを見せていましたね。普段は見せない一面を見せていて、銭形姉妹が身近なように感じられたところでもあった。(但し、分家姉妹にはそういう所がなくなっていて、キャラクターとしての人間的な魅力が減ってしまっていたのが残念な所でもあった。)
尚、英語では「Dark」または「Darkness」と言い、ドイツ語では「Dunkelheit」、フランス語では「Obscurité」、イタリア語では「Oscurità」、スペイン語では「Oscuridad」、ポルトガル語では「Escuridão」、中国語では「黑暗」と言う。
「サングラス」:太陽光線から目を保護するために使用される保護眼鏡の一つである。一般的には色ガラスを使った眼鏡のことを指す。(目の保護のために使用されるものなので、視力矯正用のメガネ(のレンズ)にある「度」の有無はサングラスには関係ない。→度のあるサングラスも存在するということである。)
他の言い方としては「日よけ眼鏡」「黒眼鏡」と言われることがある。また、俗語としては「グラサン」という言い方もある。尚、「日よけ眼鏡」と言われることから、これは夏に使われる物ということから「サングラス」は夏の季語となっている。(冬でもスキー場などでは使われるのだが、夏の強い日差しに対する物というイメージが定着しているためであって、俳句の世界では冬のことは完全に忘れられている。)
サングラスは「太陽光線を減衰させる」ということは共通しているが、紫外線や赤外線を減衰させるものや、特定の偏光を減衰させるものなど、何種類かのものがある。前者のものとしては、主に、ニッケル、鉄、クロム、セリウムなどを使ってガラスを着色したものが使われる。(特定波長の反射率に差があるため、それによって特定の光線を減衰させることが出来る。)また、マジックミラーを用いたもので「ミラーグラス」と呼ばれるものもある。(表面での光の反射率が高いため、結果的に透過率が下がるので、その結果として目に届く光を減衰させることが出来る。)一方、後者のものは偏光ガラスが用いられる。
元々は、海岸での使用、スキーや雪山登山などでの使用、一部の眼病患者の目の保護用として使われる物であったが、現在ではファッション・アイテムとして使用されることも多くなっている。これには目の保護という役割はなく、ファッションの一部としてサングラスを知り入れているだけで、実際には単なる飾りでしかない場合もある。また、変装をはじめ、コスプレなどにも使われるというように、目を保護する目的以外の使用が増えているのも事実である。
ファッション・アイテムということでは、実用上では関係なくなるフレームの部分に特別なデザインがされているとか、凝った形をしているなどである。
その一方で、近年では紫外線から目を守る目的で、本来の「目の保護用」という使われ方が増えているのもまた事実である。特に、北欧に住む白人の間では、オゾン層破壊による地表への到達紫外線量の増加から目を守る目的の使用が増えている。→白人は有色人種よりも紫外線の影響を受けやすいためでもある。この場合のサングラスはファッションではなく、医学的な治療器具の一つということになる。
尚、夏の砂浜よりも冬のゲレンデの方が紫外線量が多いことが最近になって分かったが、スキー場などでは眼鏡タイプのサングラスではなくて、ゴーグル・タイプのサングラスを使った方が良いとされている。(→スキー場では地面で反射して下から来る紫外線の量が多いのだが、ゴーグル・タイプだとあらゆる方向からの紫外線を全て減衰させることが可能なためである。これも「サングラス」が夏の海などでの使用を中心ということを認識させていると言っていいですね。)
英語では「Sunglasses」、ドイツ語では「Sonnenbrille」、フランス語では「Lunettes de Soleil」、イタリア語では「Occhiali da Sole」、スペイン語では「Gafas de Sol」、ポルトガル語では「Óculos de Sol」、中国語では「太陽鏡」と言う。
「背広」:衣服の一つであって、共布で出来た上下ひと揃いとなった衣服のことである。特に「ビジネス用途の衣服」を指すのが一般的である。また「スーツ」という言い方も定着している。また、「背広/スーツ」と言うと、基本的には男性用の衣服のことを指し、女性用の(同じ用途の)衣服は「レディーススーツ」と言う言い方が一般的にされている。
背広は基本的にズボンと上着のセットである。下着の上から着ることになるが、上着の下にはYシャツと呼ばれるものを着て、ネクタイを着けるというのが一般的であって、「背広の上着」はあくまでも上着として扱われることになる。
尚、「スーツ」と言った場合は、特撮ヒーローや怪人/怪獣の着ぐるみに関しても、それを「スーツ」と言うが、「背広」という言い方はされない。
英語では「Suit」、ドイツ語では「Anzug」、フランス語では「costume」、イタリア語では「abito」、スペイン語では「traje」、ポルトガル語では「Terno」、中国語では「套裝」または「西服」と言う。
「台本」:演劇、映画、テレビ番組、催し物などの事象の進行を実時間順に記したもののことである。これに従ってそれを進めていくことで、数多くの人が出演していても、それが1つの完成した作品として仕上がり、催し物では統制が取れたものになる。
但し、演劇で使用される「台本」は「戯曲」または「脚本」と呼ぶことが多く、映画やテレビドラマで使用される「台本」は「脚本」または「シナリオ」と呼ぶことが一般的となっている。また、催し物やテレビのバラエティで使用される「台本」は「進行台本」と呼ばれるのが普通である。普通に「台本」と言うと、事象の進行を実時間順に記した冊子のことを指すのが一般的であって、その総称というのが「台本」と言うことになっている。
ちなみに、「戯曲」と言うとシェイクスピアの戯曲などが有名であるが、これは俳優たちが芝居のために使うだけでなく、文学作品として一般の読者も読むことを前提として書かれたものでもある。一方、「脚本」や「台本」は、演劇に於いて出演者やスタッフなどの作品製作に関係している人が利用するものであって、一般的にはこれ自体は表には出ないものということになっている。(終了後、使用した台本がオークションに出品されたりすることはありますが...)
英語では、「Script」または「Scenario」と言うが、日本では「脚本」と呼ばれるものは「Script」と言うのが一般的であって、「Scenario」と言うと「筋書き」という意味が強くなる。また、演劇の中でもオペラで使用される台本は「Book」または「Libretto」と言う。また、ドイツ語では「Schrift」、フランス語では「Scénario」、イタリア語では「Scrittura」、スペイン語では「Escritura」、中国語では「脚本」と言う。
「ロックアウト」:元々は、労働争議で、経営者サイドが、労働者の就労場所である事務所、工場、店舗などの作業場所を閉鎖して、労働者を閉め出して就労させないよう締め出すことである。(当然、これを行っている間の賃金は支払わないことになる。)これは、労働争議では労働者サイドがストライキという戦術を採る場合があるが、それに対抗する戦術である。
また、かつての日本で大学で学園紛争が盛んであった頭児には、大学側が学校閉鎖ということを行ったことがあったが、その大学閉鎖のことも「ロックアウト」と言った。
近年では、プロスポーツの世界で行われていて、2004年にはNHL(北米のアイスホッケー・リーグ)で、NFL(アメリカンフットボールのリーグ)で2011年に、NBA(プロ・バスケットボール・リーグ)でも2011年に行われている。
現在では、労働争議以外でも使われていて、その場合はその行為である「締め出してしまうこと」を指す。
この物語では、柴田さんは師目指されてしまって劇場の中には入れなくなってしまったので、労働争議とは関係ないが、職場(=舞台)から締め出されようとなっていたので、立派な「ロックアウト」ということになる。
英語では「Lockout」、ドイツ語では「Aussperrung」、フランス語では「Grève patronale」、イタリア語では「Serrata」、スペイン語では「Cierra puerta」、ポルトガル語では「Locaute」、中国語では「關在門外」と言う。
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