ケータイ刑事銭形海9話[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]
「銭形海」の第9話「BS初! ついに舞台だ! ~超豪華!演劇者殺人事件・捜査編」の裏ネタ編・増補の2回目となる今回は、高村さんサングラスの男(=金剛地武志)を容疑者として舞台に上げるときに口にした言葉から、「臆病」について、「用心」について、「洞察力」について、「確信」について、そしてその後は舞台で金剛地のこれが行われることになったことから「パフォーマンス」について、金剛地さんといえばやはりこれということで「エアギター」について記します。尚、「洞察力」は「零・18話(2nd.5話)[裏ネタ編]PART 3」で記したものを、「エアギター」は「雷・12話[裏ネタ編]PART 3」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。
また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/6/1付です。
「臆病」:些細なことに対しても恐れること、尻込みをすること、またはその様のこと、若しくはそのような人のことをいう。
尚、これは「意気地の無いこと」や「小心者」と言う意味と同一のものと思われている所があるが、これは間違いである。ニュアンスとしては「用心」という意味もあって、悪い状態になることも想定した上で、そうなってしまわないように心配して小さなことでも慎重にことを進めると言う意味もある。→高村さんがここで言っているのは、この意味での「臆病」である。物事を進める上では、この考えは重要なものである。(但し、この意味での「臆病」は現在ではほぼ忘れられている。)
英語では「Timidity」、ドイツ語では「Schüchternheit」、フランス語では「Timidité」、イタリア語では「Timidezza」、スペイン語では「Timidez」、ポルトガル語では「Timidez」、中国語では「膽怯」と言う。
「用心」:気をつけること、困ったことにならないように予め注意すること、万一に備えること、警戒することを言う。尚、古語では「心遣いをすること」という意味もあった。また「要心」という表記をする場合もある。
英語では「Precaution」、ドイツ語では「Vorkehrung」、フランス語では「Précaution」、イタリア語では「Precauzione」、スペイン語では「Precaución」、ポルトガル語では「Precaução」、中国語では「注意」と言う。
「洞察力」:「洞察」とは、物事を観察してその本質を見抜くこと、物事の奥底にあることを読み取ること、または見通すこと、見抜くことを言う。
ある事態に対して十分な情報が無くても、その時の状況や成り行き、今後の変化に対する予測などを見抜くこと、また、これによって、その物事の問題点や対応策、共通点などをその場で知る(見抜く)ことになるので、その後の対処に素早く入ることが可能になる。刻一刻と事態が変わっていくだけに、対処が(適切であって)早いと、それによって怒る被害を小さくすることが可能になる。(後手後手に回ったり、不適切な対処をしていると、事態をより悪化させてしまい、「人災」と呼ばれることにもなる。)
「洞察力」は、洞察する能力のことを言う。洞察力があれば、物事に対処する場合、適切な手を打つことが早く出来るため、とても重要な能力と言うことになる。→前例に倣って対処するようなやり方では、洞察力は必要ないかも知れないが、そういうお役所仕事のようなことをやっていると、過去にあったことに関しては対応できるが、前例がないような事態や想定していない事態には対応できないことになる。
英語では「Insight」(内容によっては「Penetration」や「Intuition」が使われる。)、ドイツ語では「Einblick」、フランス語では「Perspicacité」、イタリア語では「Acume」、スペイン語では「Visión」、ポルトガル語では「Perspicácia」、中国語では「洞察力」と言う。
「確信」:固く信じて疑わないこと、またはその信念のことをいう。これはその人の中で行われることであるため、その根拠となるものは直感であったり、その人なりの独自の理論である。そのため、確信があると言っても、それは客観的には説明できない場合も多々ある。(当然、論理的な思考によって客観的にその根拠が説明できる場合もあるのは言うまでも無い。)この物語の高村さんの場合は、思いつきの所があるため、客観的にはとてもその通りとは言えないものであるが、個人的に確信があるということでは、言葉の説明の為になるような、実に分かりやすい「確信」であるということが出来る。
英語では「Conviction」、ドイツ語では「Überzeugung」、フランス語では「Conviction」、イタリア語では「Condanna」、スペイン語では「Convicción」、ポルトガル語では「Convicção」、中国語では「確信」と言う。
「パフォーマンス」:いくつかの意味があって、「実行」「実績」「成果」という「行い」に関する意味、「上演」「演奏」「演技」という「表現を行う」ことに関する意味、「身体的表現」「芸術的表現」という「芸術的な創作表現」に関する意味、機械などの「性能」「動作」「機能」という「能力」に関する意味、そて、蔑んでいるという意味合いで使われる場合は、派手な自己主張、アピールなどのことを指す。
特に近年では、芸術的な表現による上演及びそこで表現されるもののことを指す意味で使われることが多くなっている。
英語、フランス語では「Performance」、ドイツ語では「Aufführung」、イタリア語では「Spettacolo」、スペイン語では「Actuación」、ポルトガル語では「Desempenho」、中国語では「表演」と言う。
「エアギター」:ギターの弾き真似をするパフォーマンスのことである。本物のギターを手にすることなしに、ギターを弾いているように振る舞うものである。尚、歌の方は口パクの場合と、実際に歌うことの両者があるが、それに関する規定はない。(謳う場合は、ギターの弾き真似に付随するパフォーマンスということになる。)
尚、ここで言うギターとは、クラシックギターではなく、ロックで用いられるエレキギターというのが常識である。そのため、ロック・バンドのギタリストになったつもりでパフォーマンスを行うことになる。
実際、ロック・バンドでは、過激な場合はギターを振り回したり、壊したりするようなパフォーマンスを見せることがあるが、エアギターではギター本体を手にしないため、この点ではおとなしいものである。(火を付けて燃やしたり、破壊する振りをするパフォーマンスはあり得ますが...)が、ギターを手にしていないだけに、より大袈裟な動きをするというのが常識になっている。
歴史についてははっきりしたことが分かっていないが、1970年代には既に何人かのバンドマンがパフォーマンスとして行われていたとされている。しかし、現在のように「エアギター」として認識されるようになったのは1990年代の後半になってからである。
また、フィンランドで行われる世界大会がスタートしたのは1996年のことであり、日本から初参加したのは柴田太郎でお馴染みの金剛地武志である。2004年に初参加した時は4位入賞を果たした。(翌年も4位入賞、2006年も5位に入賞したが、この年は日本人のダイノジおおちが初出場で優勝した。尚、彼は2007年も優勝している。)尚、金剛地が2007年にエアギターの競技生活に終止符を打つ、と宣言して以来、日本でもエアギターに対する盛り上がりが鈍くなってきて...
歴史はともかく、バンドをやっている人、またはロックを聴く人であれば、ギターの弾き真似をやってみたことは誰でもあることでしょう。ただ、それが「エアギター」だという認識は全く無いでしょうけど。→ギター小僧であれば誰もがやったであろうことが、現在ではパフォーマンスとして確立していて、しかも世界的な競技会があるまで発展しているというのは、考えてみたらすごいところでもありますね...
英語とフランス語、イタリア語、ポルトガル語では「Air Guitar」(但し、発音は異なる。)、ドイツ語では「Luftgitarre」、ポルトガル語では「Areje Violão」オランダ語では「Luchtgitaar」、中国語では「空氣吉他」と言う。
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