ALCATRAZZ『DISTURBING THE PEACE』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1985年に発表された彼らの2nd.アルバムである。但し、前作でY. MALMSTEENは脱退してしまったので、新しいギタリスト(STEVE VAI)を連れて来てのアルバムである。(彼も本作のみで脱退してしまいますけど...)そして、現在ではS. VAIはギタリストとして高く評価されているが、本アルバムの発表当時は、前作との余りの違い(=ギタリストの違い)から「何じゃこりゃ?」と酷評されたものであった。とは言っても、現在では再評価されているのも事実である。尚、チャート成績は、Billboardで最高位133位を記録したのに留まっている。
収録曲は以下の全11曲である。『God Blessed Video』『Mercy』『Will You Be Home Tonight』『Wire And Wood』『Desert Diamond』『Stripper』『Painted Lover』『Lighter Shade Of Green [Instrumental]』『Sons And Lovers』『Skyfire』『Breaking The Heart Of The City』。
全曲がG. BONNETとS. VAIの共作であって、一部は2人以外のライターが加わっている曲がある。(が、G. BONNETとS. VAIのアルバムである。)
お薦め曲は『God Blessed Video』『Mercy』『Stripper』『Skyfire』というところと、インスト・ナンバーである『Lighter Shade Of Green』をピックアップしておく。
ギタリストが前作から変わったが、個性の強いG. BONNETが中心であることに変わりはなく、彼のボーカルはサウンドが前作から大きく変わっても、熱唱ぶりは健在である。本作はやはりG. BONNETとS. VAIによるアルバムであって、2つの個性のぶつかり合ったところに生まれた絶妙の味が全てというものである。そして、ボーカリストとしてのG. BONNETの持ち味を堪能することも出来るアルバムである。ただ、結果的にはセールスが伸び悩んだことで、ALCATRAZZについてはその評価は良くないが、ロック・アルバムとしては色々と面白い所があるアルバムである。ロック・ファンであれば本作も聴いておきましょう!
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