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AMERICAN FLYERS(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1985年のアメリカ映画「アメリカン・フライヤーズ」である。日本では劇場未公開ということになったが、、内容的なことと音楽的なことで評価されている作品であって、知る人ぞ知る隠れた佳作として知られている作品である。また、K・コスナーの若き日の姿を見ることが出来る作品でもある。

作品データを記しておくと、時間は113分、監督はジョン・バダム、脚本はスティーヴ・テシック、撮影はドン・ピーターマン、音楽はグレッグ・マシソンとリー・リトナーの2人である。そして出演は、ケヴィン・コスナー、デヴィッド・グラント、レイ・ドーン・チョン、アレクサンドラ・ポール、ジャニス・ルール、ルカ・ベルコヴィッチ、ロバート・タウンゼント、ジョン・エイモス、ジェニファー・グレイ、たちである。

遺伝性脳内出血で父を亡くし、自分たちもいずれ発症すると恐れているマーカスとデイヴィッドの兄弟。検査の結果、健康であるということから、2人は「西部の地獄」と呼ばれている過酷なロッキー山脈で行われる自転車レースに出場する。レースでは世界最高のサイクリストと張り合って、危険なコースで無謀なスピードで飛ばしていく。しかし、マーカスはレースの途中で倒れてしまった...

本作の見所は、ロッキー山脈の美しい風景、自転車の疾走感、兄弟愛、そして音楽である。物語は、前半は兄弟愛を中心にして進めていき、後半は自転車レースを中心にした景色と自転車の視線からの映像が新鮮である。

物語としては青春映画という雰囲気にしていることもあって、爽やかさを与えてくれるが、描かれているテーマも悪くなく、作品としても上手くまとめている。

キャストの点でも、当時はまだブレイクする前であったが、K・コスナーや、芸達者な人たちが脇を固めていて、派手な所がないものの、その分だけ身近な所にある物語として感じられる作品となっている。

そして、忘れてならないのが音楽である。映画音楽は、引きつけるために派手さを求められる所と、物語の展開を喰ってしまうような強烈な存在感はないこと、それでいて物語を盛り上げる良い雰囲気を作り出さなければならず、その匙加減は非常に難しいところである。本作では、やはり派手な所はないが、存在感があって心に響くメロディラインを奏でているなど、映画音楽の理想に近いものになっている。

本作は、余りにも良いところが揃っているのに、日本で劇場公開にならなかったのは、政治的な者があるのでは?と勘ぐってしまうほどの佳作である。かつてはLDでリリースされていたが、DVD化されていない上、サウンドトラックも入手しにくい状況になっているが、機会があれば見て起きてい作品である。

最後にサントラ盤の収録曲を記しておく。収録曲は以下の全11曲である。『American Flyers』『Traveling Music』『Brand New Day』『Gone Ridin'』『Bad Moon Rising』『Brothers' Theme, Part. 1』『'j' Factor』『Theme From American Flyers (Hell Of The West)』『Brothers' Theme, Part. 2』『Treadmill』『Epilogue (Third Race)』。

 

↓CDではなくてLPです。

Americna Flyers [Analog]

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Grp Records
  • 発売日: 1990/10/17
  • メディア: LP Record

↓DVDではなくてビデオです。

アメリカン・フライヤーズ【字幕版】 [VHS]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: VHS
American Flyers [VHS] [Import]

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  • 出版社/メーカー: Warner
  • メディア: VHS

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