ART GARFUNKEL『ANGEL CLARE』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1973年に発表された彼のソロ・デビュー・アルバムである。邦題は「天使の歌声」と付けられていた。また、本アルバムは彼のソロ・アルバムの中ではチャート成績の最も良かったアルバムでもある。アメリカではBillboardで最高位5位、カナダで6位、イギリスで14位を記録し、アメリカとカナダではゴールドディスクを獲得している。
収録曲は以下の全10曲である。『Traveling Boy』『Down In The Willow Garden』『I Shall Sing』『Old Man』『Feuilles-Oh/Do Space Men Pass Dead Souls On Their Way To The Moon?』『All I Know』『Mary Was An Only Child』『Woyaya』『Barbara Allen』『Another Lullaby』。
この中からシングル・カットされたのは3曲である。1st.シングルの『All I Know』はBillboardで最高位9位、2nd.シングルの『I Shall Sing』は同チャートで38位、3rd.シングルの『Traveling Boy』は同チャートで102位を記録している。
お薦め曲はシングル曲の『All I Know』『I Shall Sing』『Traveling Boy』と、『Old Man』『Mary Was An Only Child』『Another Lullaby』をピックアップしておく。
SIMON & GARFUNKELの解散後、P。SIMONは活躍していたものの、彼は後れを取っていただけに、待望のソロ・アルバムということになったのが本アルバムである。全体的には地味な印象のある彼であるが、ここには粒ぞろいの秀曲が集まっている。S& Gを解散後、じっくりと力を蓄えていて、それを一気に出したというような作品となっていて、彼の魅力的なボーカルをたっぷりと堪能できる優しいアルバムに仕上がっている。(特に、邦題のアルバム・タイトル通りと感じられる。)
派手な所は無いが、内容のあるボーカル・アルバムであるだけに、ボーカルものがお好きな方は必聴のアルバムである。
コメント 0