ケータイ刑事銭形舞2話[裏ネタ編]PART 6 [ケータイ刑事]
「銭形舞」の第2話「アモーレ! ~イタリア語教室殺人事件」の6回目(再増補としては3回目)となる「裏ネタ編」は、被害者の職業がこれだったことから「イタリア料理」について、「シェフ」について、彼のこの人がいたことから「フィアンセ」について、舞ちゃんが到着した時には既に犯人のこれが出来ていたことから「似顔絵」について、「緊急配備」について記します。尚、「シェフ」は「愛・5話[裏ネタ編]PART 3」で、「緊急配備」は「泪・13話[裏ネタ編]PART 9」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。
また、この物語について過去に記した記事(MBSでの再放送時に記したもの)は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語について、過去に記した裏ネタ編は2008/5/31、2009/7/30,8/6付です。)
「イタリア料理」:イタリアを発祥の地とする料理の総称である。歴史は古く、古代ローマ帝国の都であったローマの食事がその起源とされている。また、当時から、食事は重要なものと位置づけられていたこともあって、1日3食、コース料理は数時間という時間を掛けて食する、など、現在まで受け継がれていることが生まれている。また、都のあったローマの富裕層は、食材にも拘り、腕の良い料理人を集めていたことも分かっている。
古代ローマは欧州の中心地でもあったため、当時のイタリア料理は欧州各地の料理の基礎になったとされている。(フランス料理は当時のイタリア料理を元にして、独自の発展を遂げたものとされている。→コース料理などは古代ローマで生まれたものである。)
現在のイタリア料理の基礎は19世紀末にP・アルトゥージがまとめたものとされていて、彼は「イタリア料理の父」と呼ばれている。
日本では、オリーブオイルを使い、オリーブ、トマトを多用している料理と認識されているが、これはナポリを中心とする南イタリアの料理である。また、南イタリアの料理は地中海で取れた新鮮な海産物(魚介類)を多用しているという特徴もある。一方、北イタリアではチーズ、バターなどを多用した料理や、肉料理などが多い。(フランス料理に近いものがある。)
また、北部ではリゾットが、南部ではパスタがが常食とされている。
英語では「Italian food」、ドイツ語では「Italienisches Essen」、フランス語では「Nourriture italienne」、イタリア語では「Cibo italiano」、スペイン語では「Comida italiana」、ポルトガル語では「Comida italiana」、中国語では「意大利菜」と言う。
「シェフ」:元々はフランス語の「Chef」からきているが、英語とイタリア語でも同じ綴りである。但し、フランス語では「コック長」というように「リーダー」という意味があるが、英語にはそのような意味はなく、料理人であれば全て「Chef」と呼ばれる。
本来の意味(=フランス語)での「シェフ」はコック長、料理人頭という意味であり、厨房において、他の料理人を統括する1人の最上位の料理人のことである。(それ以外は普通に「料理人」という。)特にフランス料理の場合では、このように地位は重要となる。
しかし、アメリカでは料理人のこと全てを指し、この場合は「調理師」という日本語が当てはまる。(料理長、コック長も調理師であるが、「長」という肩書きがない調理師も「調理師」であるため、区別されないことになる。)
そのため、日本語では「シェフ」と言うと料理長、コック長のことを指し、英語で言うところの「シェフ」を指場合は「調理師」(「料理人」という言い方もある。)と呼ぶのが一般的であり、「シェフ」は「調理師」の中の一握りという位置づけがされている。
英語、フランス語、イタリア語では「Chef」(但し、発音は異なる。)、ドイツ語では「Küchenchef」、スペイン語では「Cocinero」、ポルトガル語では「Chefe de cozinha」、中国語では「廚師」と言う。
「フィアンセ」:婚約した相手のことである。「婚約者」「許婚(いいなずけ)」ともいう。また、「フィアンセ」という言い方はフランス語である。(「Fiancé」但し、これは婚約者(男)のことである。)
英語では「Fiance」、ドイツ語では「Verlobter」、フランス語では性別に応じて「Fiancé/Fiancée」、イタリア語では「Fidanzato」、スペイン語では「Novio」、ポルトガル語では「Noivo」、中国語では性別に応じて「未婚夫/未婚妻」)と言う。
「似顔絵」:人の顔を描いた絵の総称であって、その人物の容貌や特徴をとらえて描いたもの、または特徴をデフォルメして描いたものである。または「肖像画」のひとつでもあり、似せて描いたものということから「似絵(にせえ)」のひとつでもある。
また、江戸時代では流行した浮世絵の人物画(役者絵や美人絵など)のことを指すことになる。(これらは特に「似顔絵」という言い方はされないが、意味的には「似顔絵」である。)
また、漫画に登場する人物絵の一部では、その人の特長をデフォルメして描いたもの(主にブラック・コメディにしたものが多い。)は典型的な「似顔絵」ということになる。
また、子供が描いたテレビ番組の登場キャラクターの絵を募集して紹介している番組があるが、とキャラクターの特徴を絵にするということから、これらも立派な「似顔絵」である。
それ以外では、人物に似せて描いたものという特徴から、この物語でも利用されていたが、犯罪捜査に於いて、犯人の顔を描き、情報募集を含めた捜査に利用されている。(事件の犯人、容疑者だけでなく、行方不明者で写真が得られない場合、復顔した顔や成形した後の想像絵として利用することもある。)
パリなどの画家の卵が多く住む地区では、修行中の画家、無名の画家たちが観光地などの街角で似顔絵を描いて収入を得るということが行われていて、それらも観光のスポットになっている所もある。
尚、「肖像画」は写実主義で忠実に描くことが基本であるが、「似顔絵」の場合は忠実に描くのではなく、特徴を持たせて、似せて描くのが基本であるため、極端な話、「へのへのもへじ」で描いた顔絵も、目鼻口という人間の顔の特長を抽出しているので「似顔絵」ということになる。(しかし、それは誰なのか分からないなど、写実的でないことから「肖像画」とは言うことは出来ないのは言うまでも無い。)
英語、フランス語では「Portrait」(但し、発音は異なる。)、ドイツ語では「Porträt」、イタリア語では「Ritratto」、スペイン語では「Retrato」、ポルトガル語では「Retrato」、中国語では「肖像畫」と言う。
「緊急配備」:警察が事件発生時に発令するものであり、犯人の早期検挙と迅速に捜査の資料となる情報を得るために発令されるものである。特に、事件現場付近の近くの道路では検問が行われたりするが、これも緊急配備の1つである。また、時には大がかりな体制となることもある。
緊急配備には大別すると3つのものがある。「特別緊急配備」「広域緊急配備」「広域協定配備」があるが、これらの区別は発令の仕方によって区別される。「特別緊急配備」は一般の緊急配備であり、事件が発生した現場を中心として、その地区を所轄とする警察署が行うものである。「広域緊急配備」は他の都道府県警察に依頼をして、または他の都道府県警察から依頼されて行うものであり、都道府県をまたがって行われるものである。(特に、近年では交通網の発達によって、犯人の逃亡もスピードアップしていることもあって、隣の都道府県の警察に依頼する/依頼されて、ということは珍しくない。)「広域協定配備」は、他の都道府県との広域協定に基づいて行われるものであり、大都市部ではしばしば行われることでもある。
一応、3つに区別される緊急配備であるが、その目的に差があるものではなく、犯人の早期検挙と迅速に捜査の資料となる情報を得るという目的は変わらない。尚、対象範囲が広い方がそれに投入する人員数が多くなるのは言うまでもない。また、また、むやみに対象地域を広げたからと言って、得られる情報が増えるとは限らず、無駄骨だったということも増える。(この辺りは、事件の内容から判断することになり、初動捜査に於ける重要な判断となる。)
また、緊急配備は、事件が発生した所轄署のみ、その隣接地域の複数の所轄署、都道府県単位の全警察署で行うものがあり、これは事件の性格によって使い分けられる。また、鉄道や高速道路といった交通網を中心に行う場合もある。(この場合、鉄道路線によっては遠距離にある優等列車の停車駅が重点的になって、近くの駅が手薄になるようなこともあり得る。)
また、緊急配備を行うには多くの警察官が必要になるため、非番の警察官に対しても緊急召集が掛かって、動員されることもある。
英語では「Urgent Deployment」、ドイツ語では「Dringender Einsatz」、フランス語では「Déploiement Urgent」、イタリア語では「Spiegamento Urgente」、スペイン語では「Despliegue Urgente」、ポルトガル語では「Desenvolvimento Urgente」、中国語では「緊急配置」と言う。
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