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AC/DC『DIRTY DEEDS DONE DIRT CHEAP』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1976年に発表された彼らの3枚目のスタジオ・アルバムである。尚、本国オーストラリアでリリースされたものと、それから2ヶ月後に世界リリースされたものとでは、ジャケットが異なるだけで無く、収録曲も2曲が異なっている。豪州では(豪州盤が)最高位4位を記録し、世界盤はアメリカで最高位3位、フランスで15位、ニュージーランドで20位、スウェーデンで50位を記録している。

収録曲は、豪州盤は以下の全9曲である。『Dirty Deeds Done Dirt Cheap』『Ain't No Fun (Waiting 'Round To Be A Millionaire)』『There's Gonna Be Some Rockin'』『Problem Child』『Squealer』『Big Balls』『R.I.P. (Rock In Peace)』『Ride On』『Jailbreak』。

一方、世界盤の収録曲は以下の全9曲である。『Dirty Deeds Done Dirt Cheap』『Love At First Feel』『Big Balls』『Rocker』『Problem Child』『There's Gonna Be Some Rockin'』『Ain't No Fun (Waiting 'Round To Be A Millionaire)』『Ride On』『Squealer』。

この中からシングル・カットされたのは3曲であるが、内1曲は豪州盤のみの収録曲で、1曲は両方に収録されている曲、もう1曲は世界盤のみに収録されている曲である。尚、チャート成績は3曲とも本国のオーストラリアでしかチャートインしていない。1st.シングルの『Jailbreak』は豪州で最高位5位、2nd.シングルの『Dirty Deeds Done Dirt Cheap』は同21位、3rd.シングルの『Love At First Feel』は同31位を記録している。

お薦め曲はシングル曲の『Dirty Deeds Done Dirt Cheap』と『Love At First Feel』、彼らのライヴでお馴染みの『Rocker』と『Problem Child』、そして『Ride On』をピックアップしておく。

本アルバムはアメリカでは大きなヒットになったが、世界的にブレイクするのはもうしばらく時間がかかることになる。が、活きの良いハードロックを聴かせてくれるアルバムである。また、この時期のリードボーカルハボン・スコットの時代であって、彼のボーカルを堪能できるアルバムの一つである。

現在では豪州盤も豪州以外でもリリースされているので入手しやすくなっているが、日本では世界盤のみである。基本的に世界盤の方が一般的になっているが、コレクターとしては豪州盤を入手してみるのも面白いところになるのは言うまでも無い。一部の収録曲が違うとは行っても、アルバム・ジャケットが大きく違うと、そこから受ける印象も随分と違うものになるだけに、豪州盤も入手してみたら如何ですか...?

 

Dirty Deeds Done Dirt Cheap (Dlx)

Dirty Deeds Done Dirt Cheap (Dlx)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony
  • 発売日: 2003/02/18
  • メディア: CD

悪事と地獄(紙ジャケット仕様)

悪事と地獄(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
  • 発売日: 2007/12/19
  • メディア: CD
↓豪州盤はこちら
Dirty Deeds Done Dirt Cheap

Dirty Deeds Done Dirt Cheap

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMI
  • 発売日: 1998/05/08
  • メディア: CD

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