AL HIRT『AL HIRT'S GREATEST HITS』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1993年にリリースされたベスト盤である。彼は'50年代から活躍したトランペッターであって、バンドリーダーとしても活躍したことで知られている。日本でも人気のあったが、1999年に76歳で亡くなっているのは残念なところである。本アルバムは多数リリースされている彼のベスト盤の中では比較的新しいものであり、選曲の方も無難すぎるほどで、彼の代表的な曲がしっかりと収録されているものである。定番曲ばかりと言うことでは面白みに欠けるのだが、入門者にはぴったりであるだけに、1枚ものであることを考えると、オーソドックスであり、かつお手頃なベスト盤ということになるものである。
収録曲は以下の全16曲である。『Bourbon Street Parade』『Do You Know What It Means To Miss New Orleans?』『Java』『Struttin' With Some Barbeque』『Basin Street Blues』『Stardust』『When The Saints Go Marching In』『Just A Closer Walk With Thee』『Echoes Of Harlem』『Walkin'』『South Rampart Street Parade』『Cotton Candy』『New Orleans』『Wolverine Blues』『Sweet Georgia Brown』『When The Saints Go Marching In』。
彼の定番曲ばかりであるため、お薦め曲というと「全部」ということになる。また、曲を何か取り上げるとしたら、代表曲である『Java』を筆頭に、定番曲ばかりを網羅することになってしまうため、これ以上は取り上げないことにするが、「全曲がお薦め」と言うことの出来るベスト盤である。(ベスト盤の場合は「全曲お薦め」というものがある程度あるのだが、たいていは1、2曲はどうしてこの曲が収録されているの?という曲があるのもまた事実である。)捨て曲になるものも無く、彼のトランペットをたっぷりと堪能することが出来るアルバムとなっている。
時にはこういうアルバムを聴いてみるのも宜しいかと...
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