ケータイ刑事銭形舞5話[裏ネタ編]PART 8 [ケータイ刑事]
「銭形舞」の第5話「シベリア超特急殺人事件」の「裏ネタ編」の再増補は今回限りとなります。で、ここにトリックがあったということから「タイヤ」について、「裸足」について、その他の小ネタから「通称」について、「撮影所」について、鑑識メモでこれを話していたことから「内輪話」について記します。
また、この物語について過去に記した記事(MBSでの再放送時に記したもの)は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語に対する過去に記した裏ネタ編は2008/6/10、2009/8/31,9/4付です。)
「タイヤ」:車輪の周囲に填める環状になっている輪のことである。現在ではゴム製のものが殆どであるため、「ゴムタイヤ」のことを「タイヤ」ということが定着している。(昔は、鉄製や木製のタイヤもあった。但し、これらはゴムタイヤのように空気を中に入れるタイヤとは根本的に違っている。)
ゴムタイヤが発明されたのは1867年ということで、比較的新しいものである。それまでは、車輪は木製や鉄製であり、そのままであったか、木片や金属製の輪を車輪の外側に填めていて、燐を補強する形になっていたものがあったが、クッション性などは無かった。ゴムタイヤの発明は、クッション性のある素材が車輪に付けられることになって、乗り心地が改善されることになる。但し、当時は空気を入れるものではなく、それまでの木製や金属雷の部品の素材がゴムに変わっただけであった。(所謂「ソリッドゴム」と呼ばれるタイヤである。)
空気入りのタイヤは、発明はそれよりも先であるが、実用化できずにいて、1888年に自転車用のものとしてジョン・ボイド・ダンロップが実用したものが最初になる。ただ、空気を入れるタイヤはパンクに対する大作に困難を極めていた。しかし、ソリッドタイヤに比べて大きく乗り心地が改善されるため、研究も盛んに行われ、改良が進んでいくことになる。そして現在では、タイヤというと空気を入れるものが殆どになっている。
この物語のトリックは空気を入れるタイヤだからこそ出来ることでもあって、ソリッドタイヤであれば不可能なものでしたね。
アメリカ英語では「Tire」、イギリス英語では「Tyre」、ドイツ語では「Reifen」、フランス語では「Pneu」、イタリア語では「Pneumatico」、スペイン語では「Neumático」、ポルトガル語では「Pneu」、中国語では「輪胎」と言う。
「裸足」:「跣足」または「跣」と表記することもある。現在では「はだし」と読むが、元々は「はだあし」と読んでいてものが省略されて「はだし」と読まれるようになった。(「はだあし」と呼んでいた時には「肌足」という表記もあった。)
履き物を履かずにいることもまたは素足で地上を歩くことをいう。(「素足」とは足袋や靴下などを履いていない足のことを言い、「裸足」は履き物を履いていない足なので、厳密には「素足」と「裸足」は違うことになる。よって、靴下を履いていて、そのまま地上を歩いても「裸足」と呼ぶが、靴下を履いているのでれは「素足」ではない。)
しかし、現在では靴下を履くのは当たり前というように思われているので、「裸足」と「素足」はほぼ同義語として使われている。
この物語では、(真犯人が)靴を脱いで歩いたので「裸足」ということになるが、靴下まで脱いだのかは不明である。靴下まで脱いでいたら「素足となって歩いた」ということになるが、靴下を履いたままであれば「素足にはならなかったが裸足で歩いた」ということになる。(言葉の意味としては、これは正しい。)
英語では「Bare Foot」、ドイツ語では「Nackter Fuß」、フランス語では「Pied Nu」、イタリア語では「Piede Nudo」、スペイン語では「Pie Desnudo」、ポルトガル語では「Pé Nu」、中国語では「光著腳」と言う。
「通称」:一般的に通用している名前のこと、正式な名称では無いが、世間で普通に使われている名前のことである。「俗称」という言い方もある。また、「異名」「ニックネーム」「愛称」「ペンネーム」「ハンドルネーム」「芸名」などのように本名以外の名前も含まれることになる。また、組織の場合は略称がこれに含まれることになる。
これは、人名だけでなく、組織の名前、物の名前、土地の名前など、名前のあるものであれば、その全てに存在する可能性がある。(多くは「本名=通称」ということになる。)一般的には、そのものの本当の名前と異なっているものと認識されているが、言葉の本来の定義からすると、本名と通称が一致していることもあり得ることである。(組織の名前ではフルネームで言うことは殆ど無いため、本当の名前と通称が異なることになるのが一般的である。)
英語では「Popular name」、ドイツ語では「Populärer Name」、フランス語では「Nom populaire」、イタリア語では「Nome popolare」、スペイン語では「Nombre popular」、ポルトガル語では「Nome popular」、中国語では「俗稱」と言う。
「撮影所」:映画の撮影を行う施設のことである。「映画スタジオ」と言うこともある。撮影ステージやセットだけでなく、事務所や倉庫なども含んだ映画製作の為に必要な設備が揃っている場所である。また、現在では映画だけでなくTVドラマの撮影を行うこともある。更に、付帯設備としては試写室などを有していることもある。
アメリカでは、映画産業が集まっているハリウッドが有名な撮影所が集まっている場所である。日本では、現在では東京と京都にいくつかある程度(メジャー映画会社がそれぞれ所有しているものである。また、京都の撮影所は時代劇を中心とした撮影所であって、テーマパーク(太秦映画村)にもなっている。)になっているが、以前の松竹の蒲田撮影所、大船撮影所など、有名な撮影所があったことも知られている。
英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語では「Studio」(但し、発音は異なる。)、スペイン語では「Estudio」、ポルトガル語では「Estúdio」、中国語では「攝影所」と言う。
「内輪話」:外部の人を含まない仲間同士、関係者の間だけの内部での話のことである。一般的には部外者には知られていない話である。特に企業秘密のように、これを漏らしてはならないというような約束がある訳ではないが、積極的に語る物でもないため、表に出ることはないのが普通である。
尚、家族や親戚の間だけを指すこともある。
しかし、映画などでは、撮影時のエピソードなどが後に表に語られることが珍しく無くなっていて、舞台挨拶の時に語られたり、ソフトの特典映像などとしてパッケージソフトで伝えられたりしている。(宣伝の一つということでもあります。)
英語では「Family Talk」、ドイツ語では「Familienrede」、フランス語では「Conversation de la Famille」、イタリア語では「Discorso di Famiglia」、スペイン語では「Charla Familiar」、ポルトガル語では「Conversa Familiar」、中国語では「家裡話」と言う。
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