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AMANDA LEAR『SWEET REVENGE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1978年に発表された彼女の2nd.アルバムである。香港生まれであり、フランスでシンガーとしてデビューを果たし、'70's終盤の世界的なディスコ・サウンドのブームの時には欧州のディスコ・サウンドを代表するヒットを飛ばした彼女であるが、本アルバムは欧州各国を中心にヒットを記録して、彼女の最大のヒットとなったアルバムである。チャート成績は、(西)ドイツで4位、オーストリアで8位、イタリアとオランダで9位、フランスで17位を記録し、タイでは1位を獲得している。

収録曲は、オリジナル盤では全9曲であったが、現在ではイタリア盤のみに1曲のボーナス・トラックが追加収録されている。収録曲は以下の通りである。『Follow Me』『Gold』『Mother, Look What They've Done To Me』『Run Baby Run』『Follow Me (Reprise)』『Comics』『Enigma (Give A Bit Of Mmh To Me)』『The Stud』『Hollywood Flashback』(以下、イタリア盤のボーナス・トラック)『Queen Of China Town』。

この中からシングル・カットされたのは全部で4曲である。1st.シングルの『Follow Me』が(西)ドイツとオランダ、南アで3位を記録し、フランスとオーストリアで6位、スイスで7位、イタリアで9位を記録する大ヒットになった。しかし、2nd.シングルの『Run Baby Run』はチャートインせず、3rd.シングルの『Enigma (Give A Bit Of Mmh To Me)』はイタリアで10位、オランダと南アで11位を記録しただけ、4th.シングルの『Gold』はチャートインしていない。尚、イタリア盤のボーナス・トラックの『Queen Of China Town』は、『Follow Me』の前のシングルであって、(西)ドイツとイタリアで2位を記録するなど、彼女が欧州でブレイクすることになった曲である。(1st.アルバムの収録曲でもある。)

お薦め曲は、彼女の代表曲である『Follow Me』、シングル・ヒットを記録している『Enigma』、シングル曲の『Run Baby Run』、更に『Hollywood Flashback』をピックアップしておく。

欧州での'70'sのディスコ・サウンドは、後に「ユーロビート」として'80's終盤から'90'sにかけて、またまた一大旋風を呼び起こすことになるのはご存知の通りであるが、本アルバムは'70'sのディスコ・サウンドであり、かつ、後の欧州のダンス・ミュージックに多大な影響を与えることになったものである。ということで、ダンス・ミュージックがお好きな方は、彼女のことは知っておくべきである。特に、'70'sディスコ・サウンドがお好きな方は当然として、ユーロビートがお好きな方も、こういうサウンドから生まれていると言うことを知る上でも、聴いておきたいアルバムの一つである。(USダンスミュージック・オンリーという方には「そのままお帰り下さい」と言っておきますけど...)

 

Sweet Revenge

Sweet Revenge

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Ariola Germany
  • 発売日: 1992/05/11
  • メディア: CD


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