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ケータイ刑事銭形海14話(2nd.1話)[裏ネタ編]PART 5 [ケータイ刑事]

銭形海」の第14話「スニーカー、復活! ~エリーゼのためにならない殺人事件」の裏ネタ編・増補の4回目となる今回は、前回の続きで、ちゃんと五代さんのお約束のやりとりの中で出てきた事柄から、「キャバクラ」について、「相撲」について、所在地である「錦糸町」について、五代さんの地位がこれだったことから「小結」について、柴田さんがこれで登場したことから「逆立ち」について、五代さんがこれを口にしたことから「回文」について記します。尚、「相撲」は「・14話[裏ネタ編]PART 2」で、「逆立ち」は「・3話[裏ネタ編]PART 2」で、「回文」は「・1話[裏ネタ編]PART 6」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/7/6付です。

キャバクラ」:風俗営業店の一つであって、「キャバクラ嬢」(略して「キャバ嬢」)と呼ばれる接客業務を行う女性従業員が男性客を接待を行う飲食店であり、風俗店である。料金は基本的に時間制を採用していて、料金体系を明朗にしたと同時に、クラブのような高級感を持ち合わせることを意図して生まれたものである。

尚、「キャバクラ」というのは、フランス語の「キャバレー(Cabaret)」と英語の「クラブ(Club)」を合成した和製外来語であるので、そのままでは通じない。

英語では「Cabaret Club」、ドイツ語では「Kabarettklub」、フランス語では「Club de Cabaret」、イタリア語では「Bastone Cabarettistico」、スペイン語では「Club del Cabaret」、ポルトガル語では「Clube de Cabaré」、中国語では「雛妓倶樂部」と言う。

相撲」:日本の古来から伝わる格闘技である。土俵上で廻しを付けただけの姿で、2人が組み合って、相手を倒すか、土俵の外に出すことで勝負を決める競技である。尚、「大相撲」と呼ばれているものは、相撲の一つであって、プロ化した力士によって行われている興行である。

元々は神事であって、古代から行われていたものである。当初は「祭」や「儀式」と言った性格のものであった。奈良時代になると、秋に宮廷で行われる儀式の一つとなり、これが長い間続くことになる。(このため、「相撲」は秋の季語となっている。)室町時代末期に土俵が考案されると、同時に職業力士が生まれ、競技という一面が出てきた。(しかし、まだ儀式の一つという性格の方が強かった。)

江戸時代になると、勧進相撲が盛んになって、儀式から離れて競技という方が強くなってきて、谷川、小野川、雷電という強い人気力士も登場し、隆盛を極めるようになった。明治になると、一段と競技としての性格が強くなり、1909年に両国に国技館(現在の国技館ではなく、「旧国技館」である。→旧国技館は関東大震災と第二次大戦で被災し、戦後は占領軍に接収された。)が作られ、ここから現在のように「国技」として歩むようになり、「大相撲」として日本相撲協会が主催する興行が行われるようになった。(歴史を振り返ると、「大相撲」は「相撲」が発展して興行としてなり立ったものであって、本来の意味の儀式としての「相撲」とは完全に別物である。が、「相撲」の中の一部であるとに変わりは無い。)

現在でも「奉納相撲」というものが行われているが、これは「相撲」が元々は真司であったことの名残と言うことが出来る。

この競技は伝統を重んじるため、競技のルールはこれまでに大きな改正は行われていない。(立ち会いまでの制限時間が定められたり、手つきを十分に行うようにする、などの小改正はあるが、競技自体のルールは変わっていない。→西洋を期限とする競技は結構ルール改正が行われている。)

英語では日本語の名称をそのままローマ字表記とした「Sumo」と呼ばれるがと言う場合もある。

以前は英語では「Sumo Wrestling」という言い方が行われていたが、現在では相撲が海外でも浸透する様になったことで、英語を始め、殆どの言語で日本語名称をそのままローマ字表記とした「Sumo」というようになっている。また、中国語では「相撲」と言う。

錦糸町」:東京都墨田区にある繁華街の一つである。JRと東京メトロの錦糸町駅の周辺地域であって、地名としては墨田区江東橋である。

錦糸町駅周辺に繁華街があるが、特に南口の周辺には風俗店街などもある。→五代さんが通う「相撲キャバクラ ごっつあん どすこい」もおそらくその風俗街の中にあるのでしょうね。

また、JR錦糸町駅の総武本線の各駅停車の秋葉原方向の戸名の駅は両国国技館のある両国駅であるため、相撲のメッカが隣駅ということを考えると、なかなか考えている設定ですね。(両国にしないところが憎いところでもある。)

小結」:「こむすび」と読む。大相撲の番付の階級の一つであり、「三役」と呼ばれる役力士の中では最も下位の地位である。(前頭の上であり、その上の地位は「関脇」「大関」「横綱」となる。)

「三役」(小結、関脇、大関)は相撲協会の看板力士ということになるが、小結の地位ほど、番付が運によるものという傾向が強い地位も少ない。(幕内上位、及び関脇の成績によって、同じ成績でも小結に傷心したり、関脇に昇進することもあり、また、平幕に止められることもある。また、小結で勝ち越しても、番付留置もあれば、関脇昇進もある。)

ただ、現在の大相撲では、小結は引退後の待遇にも影響する地位であって、一度でも小結(三役)を経験すると、年寄となる資格を得られるが、三役に昇進できずに引退すると、条件が厳しくなる。(幕内在位通算20場所以上、または十両以上在位通算30場所以上。但し、相撲部屋継承者と承認された場合には緩和される。→小結は1場所在位すればよいので、幕内が20場所未満でも問題なくなる。)

英語をはじめ、殆どの言語では日本語をローマ字表記した「Komusubi」といい、中国語では漢字表記そのままの「小結」という。

逆立ち」:両手を地面について、体を上下逆さまにして立つことをいう。「倒立」と言うこともある。また、逆立ちをした状態は人が普通の体制と上下が逆になっていることから、その意味が転じて、「ものの上下が逆さまになっていること」または「順番が逆になっていること」などを比喩的に言う言葉としても使われている。

比喩的表現ではなく、人が行う「逆立ち」は、体操競技では一般的に運動の一つであって、床運動では当たり前のように行われるものである。(基本的な業の一つである。)基本的な「逆立ち」は膝を曲げずに脚を垂直に真っ直ぐ伸ばし、その美しさを(体操競技では)評価対象としているのだが、芸として行われる「逆立ち」では、膝については曲げる場合もあって、見た目がより難しい体勢をとることも多い。(ただ、膝を曲げるというのはバランスを取るためという目的もある。)また、手は肩幅と等しいか、やや広めに開くのが基本であり、顔は前に向けるのが基本である。(芸ではこれも変形が多々ある。)

体操競技以外では、サーカスやチアリーディングでも一般的に取り入れられているものである。更に、逆立ちをした状態での短距離走などのように、逆立ちした状態で行われる競技も一部にはある。

逆立ちをするキャラクターとしては、本作の柴田束志さん以外にも、名探偵の金田一耕助、デカレンジャーのデカグリーン・江成仙一などがいる。(他にも大勢いるが、「ケータイ刑事」と同様に犯罪を扱う世界の物語に登場する人物に絞って名前を挙げました。)

英語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、オランダ語では「Handstand」(但し、発音は異なる。)、フランス語では「Poirier」、スペイン語では「Pino」、中国語では「倒立」と言う。

回文」:文字列を(通常通りの並びの)始めの部分から読んだ場合と、その逆となる終わりの部分から通常とは逆並びの方向に読んだ場合とで、文字や音節の出現する順番が変わらず、なおかつ、言語としてある程度意味が通る文字列のことを言う。(意味の通じないもの(条件を満たすように文字を並べただけのもの)は含まれない。)

これは言葉遊びの一種でもあって、原理的には全ての言語に於いて存在するものである。尚、1文字のもの、数字、記号だけのものは、構造上はどちらから呼んでも同じになっても、やはり「回文」とは呼ばないことになっている。(例えば、数字の列は、あくまでも数字の列でしかない。)

基本的には全ての言語に於いて存在するのだが、それぞれの言語では発音と表記の点でルールが異なることがあるので、回文についても、それぞれの言語に於いて特有のルールがある。日本語回文の場合、濁音、半濁音、促音、拗音は清音と同一として考えることが多いが、これは日本語回文でのルールである。(特に、促音と拗音は逆から読むと自然に読めないことが多いためでもある。)濁音、半濁音に関しては、清音と同一と考える場合と、それは認めないとする立場の人がいるが、促音と拗音に関しては清音と同一とみなすのが一般的である。(これによって、例えば「つ」と「っ」が同じになる。)

言葉遊びの一つであるため、小説などの登場人物の名前にもいくつか見られるが、「ケータイ刑事」では分家シリーズに登場した鑑識の柴田束志(しばたたばし)はその典型的な例である。また、芸能人では、芸名として回文になっている名前を使う人もいる。(例えば「新野新」「菜葉菜」「三宅宅三」「このはのこ」などがいる。)尚、「こいけ・けいこ」という名前は(読みでは)回文となるが、筆者の知人の中に、この名前の人がいます。(苗字の「こいけ」は漢字で記すとほぼ「小池」が多いが「古池」または「児池」も性としてはあるが、名前の「けいこ」の漢字は、数種類の漢字が使われいるため、表記としては結構多い。(「恵子」「圭子」「景子」「慶子」「桂子」「渓子」「佳子」「恵以子」「景以子」「系子」「螢子」など、色々とありますね...)などは上から読んでも、下から読んでも「こいけけいこ」である。)

また、回文になっている地名としては、鹿児島県の「志布志」(しぶし)は、音でも表記でも回文となっている。また、「赤坂」はローマ字で表記すると「AKASAKA」となり、ローマ字表記では回文となる地名である。(これは「銭形泪」の時に出てきましたね。)

「ケータイ刑事」では「銭形愛」の時からいくつか登場しているものなので、完全にお馴染みになっているが、「・33話(2nd.7話)」で大量に回文が登場しているので、それ以後は今一つという漢字になってしまったのが、残念なところでした。ただ、この物語で五代さんが口にした「なんてしつけいいこいいケツしてんな」は「」の時にも五代さんが言っていたものでした。

英単語でも表記が回文となる単語は存在し、例えば「MADAM」などが該当する。

また、12/21は「回文の日」ということになっているが、これは「1221」という並びがどちらから読んでも同じということに由来している。→よくよく考えたら、4文字で日付が回文の条件を満たすのは、この「12/21」と「11/11」しか無い。(「11/11」では全て同じ数字だから、面白みがないし、3文字よりは4文字の方がハクが付くでしょうから、「12/21」が回文の日になるのも当然であって、他に選びようがないということですね。)

英語、フランス語、ポルトガル語では「Palindrome」(但し。発音は異なる。)、ドイツ語では「Palindrom」、イタリア語では「Palindromo」、スペイン語では「Palíndromo」、中国語では「回文」という。

 

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